あなたは恋人との付き合い方で悩んだことはないでしょうか?
自由人な彼氏彼女と付き合う場合は、自由を制限した方がいいのか?
あるいは自由を尊重してあげた方がいいのか?
彼氏彼女との付き合いのなかでも意外に多いこのお悩み。
ここでは、「心理的リアクタンス理論」をもとに、
お付き合い方について解説をしています。
いま、彼氏彼女とのお付き合いで悩んでいる人のお役にたてばと思います。
恋人との悩み。あなたは自由優先?束縛優先?
自由を優先するあなたへ
自由を相手に与えることは正解の方が多いでしょう。
恋人との悩みが増える可能性は高い
自由を与えているあなたは寛容だと言われることが多いでしょう。
自由の定義にもよりますが、自由を与えている人は、相手が自由となる分、出会いの幅は広がります。
新しい出会いが原因となり、彼氏彼女への疑念などを生じることもあるでしょう。
恋人と別れるリスクも高まる
そして、新しい出会いをきっかけに新しい相手に彼氏彼女が本気になってしまうこともあるでしょう。
そこで、大きなトラブルにもなり兼ねません。
また、本気にならないまでも浮気や裏切りのリスクは高まるのかもしれません。
恋人を信じる力を養う
でも、リスクがあっても彼氏彼女を自由にすることが出来てるあなたは、信じる力を持っています。
相手を信じることは信頼関係を築く上では大切になります。
きっと、信じている気持ちは相手にも伝わるでしょう。
自由を制限するあなたへ
自由を制限することは一見リスクを回避しているように感じますが…。
恋人とのケンカが増える可能性は高い
自由を制限することでケンカになることは増えるでしょう。
遊びに行くといった時に、「誰と?」「どこに?」と詮索されると、詮索される側はいい気持ではないでしょう。
付き合い始めた時期ではあれば「嫉妬されている」ことは喜びに変わります。
ただ、嫉妬が長く続くと、「信用してもらえてないのか?」という疑念を生じさせます。
復縁のない別れになるリスクも高まる
自由を制限されている人たちは、「相手の束縛がいや」になったという理由で別れることもあります。
別れの原因が、相手の性質や性格に依拠している場合は、復縁するこは難しいでしょう。
性質や性格が嫌になったことはあなた自身を嫌になったこととほぼ同じようなモノです。
あなた自身の性格が大きく変わらない限り、復縁する可能性も見込めないでしょう。
恋人を疑う気持ちばかりが育ってしまう
あなたは相手を束縛するタイプでしょうか?
もしあなたが束縛するタイプであれば、あなたは恐らく日々何かで相手を疑うようになるでしょう。
相手を疑い始めると疑う気持ちが止まらなくなってしまうものです。
相手を疑う気持ちは恋人同士に必要な信頼からは遠くなってしまいます。
恋人との悩み、付き合い方の正解とは?
心理的リアクタンス理論
これはBrehm. J. W.によって提唱された、社会心理学ででてくる説得への抵抗を説明する理論です。
人は自分の意見や態度を自由に決めたいという動機を持っています。
そして、この自由が侵されたとき、人は「自由の回復」を目指した動機付けがされます。
その自由の回復を求めた動機付けの状態を心理的リアクタンスと言います。
あなたの彼氏彼女への制限は大丈夫?
心理的リアクタンスには唱導という言葉があります。
唱導とは、法や思想、主張を唱えて人を導くことを言います。
恐らく束縛が強い人は事あるごとに「主張」や「論」を放ち相手を唱道しているでしょう。
でも、きっと束縛されている側は唱導とは真逆の行動に態度を取ることで「自由を回復」させようとしてしまうものです。
結局、自由は完全に制限できない
つまり、よほどのカリスマ性や底知れぬ愛情を渡さない限り、自由は制限できないということです。
少なくとも、疑念や恐怖から相手を束縛しているあなたは別れへのプロローグを歩んでいることになるでしょう。
まとめ
彼氏彼女を「自由にすべき」か「束縛すべきか」という二者択一を迫らてた場合、答えは「自由にすべき」だと心理学的には言えるでしょう。
もちろん自由過ぎる彼氏彼女の場合は、一定の縛りは必要になるでしょう。
束縛をしてしまうタイプの多くは、相手に新たな出会いをさせないなどの束縛する側の「恐怖からの回避」が動機であったりします。
でも、自由を制限しても結局のところ、相手は自由の回復を求めて動き出してしまうのが「人」の心理です。
そうであれば、ケンカしながら相手を制限するよりも相手を信じて自由な付き合い方をしてみてはいかがでしょうか?
「自由は見えない束縛である」というようなルールがお互いのなかにできたとき、あなたは恋人と信頼で結ばれているでしょう。