就活では「第一志望の企業」を落ちてしまって人生が終わった、そんな風に考える就活生も少なくありません。
種活では、第一志望を「第一志望郡」ではなく「第一志望の企業」で考えてしまっている人は第一志望の企業に落ちてしまうと就活のやる気を全て失ってしまうこともあります。
でも、落ち込んでいる暇なく就活は継続されてしまうため、辛い思いをすることもあるでしょう。
そんなとき、先輩たちはどのように就活を乗り切ったのでしょうか?
ここでは
- 就活で第一志望に落ちた理由とは?
- ショックから立ち直る方法3選
を紹介しています。
この記事を読んで笑顔で就活を終われる学生が一人でも多く増えれば幸いです。
就活で第一志望に落ちた理由とは?
就活で第一志望に落ちてしまって就活のやる気をなくしてしまう人は非常に多いです。
でも第一志望に落ちてしまうには理由があります。その理由とはどんな理由なのでしょうか?
就活で極めて軽視されがちな「倍率」
就活で恐ろしいほどに軽視されていることがあります。それは志望する企業の倍率です。人気企業は何万通もの志望者がいて、そこから最終の内定に辿り着く就活生はほんの一握りです。
そんな競争倍率を無視して単純に第一に志望に落ちたと嘆いてしまう就活生はたくさんいます。
でも、きっと高校受験や大学受験のとき、必ずといっていいほど「倍率」を気にしていたことでしょう。あなたが第一志望にしていた企業を第一志望にしていた就活生もたくさんいたことでしょう。
競争率のきわめて高い企業であれば、たとえ第一志望であったとしても落ちてしまうこともあるでしょう。自分だけの視点で絶対的に見るのではなく、多くのライバルを意識して相対的に結果を捉える必要があります。
第一志望で良く起こる「空回り」現象
あなたは「よし、いよいよ第一志望の企業だ!」と意気込み過ぎていませんでしたか?
第一志望の企業を受けるとき、必ず「力み」が生じてしまいます。そして、その「力み」が生じさせるもの、それが「空回り」です。
意気込み高く、モチベーションも高く面接に挑むことは悪いことではありません。でも面接の基本はコミュニケーションです。
あなたの力みが面接官との温度差を生んでしまった場合、心理的な摩擦を起こしてしまいます。それは、会話が噛み合っていないという印象を与えるものです。「会話が噛み合わない」と面接官が感じてしまうだけで評価は悪くなるものです。
練習で受けてみた企業はすんなりと通るけれども行きたいと思っている企業は落ちしてしまう。そんな人は感情の喚起水準が高まり過ぎてしまっています。
喚起水準とは、
心理学者であるヤーキーズとドットソンが学習理論のなかで提唱したもので、一般には覚醒レベルが高くなるにつれて効率も増すが、ある一定の最適レベルを超えてしまうと強い情動が活気され、結果パフォーマンスが低下する理論
です。
つまり「第一志望だ!」という情動が強くなりすぎるあまり、面接で緊張や不安を感じてしまうことで普段のパフォーマンスが発揮できなくなってしまうのです。第一志望の企業に落ちた場合、そこには想いの「空回り」が生じていたと考えれるでしょう。
第一志望に落ちたとき、ショックから立ち直る方法3選
第一志望に落ちたとき、そのショックは相当なダメージになって、就活への意欲をなくしてしまうことも珍しくありません。
第一志望に落ちたとき、人生が終わったとまで考える就活生も多くいます。
でも、それでも就活は続きますし、内定を取らなくてはいけません。そこでここでは第一志望に落ちたときにあなたが立ち直るための方法を解説します。
1, なぜ第一志望で働きたかったのかをもう一度冷静に考える
これは非常に大切です。あたなが「なぜ」その企業で働きたかったのかをもう一度、冷静に考えてみましょう。
「なぜ」を徹底的に追及することで、必ずしもその会社ではなくても良かった理由を見つけることができます。例えば第一志望の会社に入りたかった理由を箇条書きにします。そして、箇条書きにした理由を整理してみると必ずしも第一志望の会社でなければ実現できないモノばかりではないはずです。
特にテーマパークやブライダル系の会社など、その会社でしかできなかったことがあるのは事実かも知れません。でもそういったサービス系で働きたいと考えていたあなたの根底には、
- お客様を楽しませたい
- お客様を喜ばせたい
- お客様に幸せを感じてもらいたい
などの確かな「想い」があるはずです。その想いを実現できるところがただ1社だけではないはずです。400万社以上ある日本の企業のなかで、あなたが活躍できる会社はまだまだあるはずです。
大切なことは就活の軸を根本から今一度見つめ直すことです。そこに大きなショックから立ち直る答えが必ず眠っています。
2, 徹底的に落ちた理由と向き合う
なぜ第一志望の会社で働きたかったのかを考え直すことと同時に、なぜ落ちたのかを考え直すことも大切な作業です。
いまは第一志望の会社以外に行く気がしないと感じていてもやがては就活へのモチベーションや意欲が自然に回復するでしょう。そんなときのためにも第一志望になぜ落ちたのか、その理由をきちんと整理しておく必要があります。
就活では落ちた理由を教えてもらえることは基本的にはありません。だから就活生は辛い思いをするものですが、自分自身で面接などを振り返ると必ず落ちたことには理由があるはずです。その理由を突き止めることは今後の就活にも活きると同時に、ショックから立ち直るヒントにもなります。
第一志望に落ちた理由が見当たらないとき、それこそが就活の根底にある「ご縁」の問題だと考えましょう。就活では「縁がなかった」という言葉が使われるように、必ずと言っていいほど人との出会いが合否を左右します。
もしあなたが第一志望に落ちたのであればそれはその会社と「縁」がなかったと無理矢理にでも考えるようにしましょう。つまり、あなたが活躍できる会社は他にあるということです。第一志望の企業に入れなかったから幸せにはなれないということは間違いなくありません。
第一志望には入れなかったけど、働き始めてやりがいを感じたり幸せを感じている人たちはたくさんいます。第一志望の会社でしかできないことは多くはありません。
第一志望の会社に落ちた理由ときちんと向き合うことで新たな活路を見出すことができるはずです。
3, リフレッシュで気持ちを切り替える
第一志望に落ちたショックからどうしても立ち直れない場合は思い切って一度休息をとるようにしましょう。
ある程度のフィードバックだけをしたら、一度リフレッシュすることも大切です。就活とは全く関係ない趣味に没頭したり、小旅行に出かけたり、サークルなどで汗を流すことも大切です。
ただ、リフレッシュで気持ちを切り替えるために注意しなければならないことは就活生同士で旅行やサークルに行かないことです。
就活生同士で出かけてしまうと嫌でも就活の話しになってしまうでしょう。そんなとき友人が第一志望の企業から内定をもらったというような話しを聞いてしまったら、リフレッシュどころかさらに落ち込んでしまうことがあります。
リフレッシュして気持ちを切り替える場合は、就活生との交流を避け、可能であれば一人でできる趣味や小旅行に出かけてみることをオススメします。
「第一志望に落ちたショックから立ち直る方法3選」のまとめ
就活は人生のターニングポイントであることは間違いありません。だからこそ、第一志望の会社に落ちたショックはとてつもなく大きいものでしょう。
それでもあなたの就活は続きます。
就活には出会い「運」と「縁」が結果に大きく左右するからこそ、やりきれない思いや大きなショックを受けるときがあるでしょう。
でも出会いの「運」や「縁」が結果に大きく左右することは社会人としてのリハーサルなのかもしれません。
大きなショックを受けたときに、その問題とどう向き合うかであなたの人生は大きく変わります。
ここで紹介したショックから立ち直る方法を実践して、あなたが実りある就活を再開できることを願っています。