面接はときに人生を左右する大一番になることもあるでしょう。そんな大切な面接!だと思えば思うほどにうまく話せなくなってしまう人もいるでしょう。
そんなときはうまく話せない人に共通する特徴を知って、より良い対策を講じるようにしましょう。
ここでは
- 面接でうまく話せない人の特徴5選
- 面接でうまく話せない人の対策5選
を紹介しています。
また、「日常でもできる面接対策」も紹介しています。
【面接の失敗】面接でうまく話せない人の特徴5選
面接でうまく話せない人の特徴はそれぞれですが、ここでは特に面接でうまく話せない人たちに共通する特徴5選を紹介します。
一つでも該当すれば面接のやり方を変えることをおススメします。
面接への絶対的な準備不足
面接では必ずと言っていいほどに聞かれる項目があります。内面的なモノでは、
- これまでに頑張ったこと
- 自己PR
- 性格の長所と短所
となります。また、入社への意欲を図るために、
- 志望動機
も必ず聞かれる項目です。
これらの質問に対しては、回答の準備とロールプレイなどの練習を積んでおく必要があります。必ずといってよいほどに聞かれる質問であると分かっているからこそ、準備が大切になります。
準備をし過ぎて起こる回答の丸暗記
準備をまったくしないことも失敗の原因になりますが、入念過ぎる準備も失敗を招きます。そんな入念な準備が引き起こす最大の失敗が、回答の丸暗記になります。
丸暗記をして、それを暗記してないように話しができるタイプであれば問題はありません。でも、丸暗記する人の多くは話しがうまくないと感じている人がほとんどでしょう。
そんな人が丸暗記をして発する言葉には抑揚や強弱がなく、面接官も「これは丸暗記した内容を話しているだけだな」と分かってしまうものです。準備をすることは大切なことですが、回答の丸暗記はおススメできません。
あくまでも要点を頭のなかでまとめる程度に留めましょう。
完璧を求める完璧主義者になってしまう
丸暗記と同様に準備することは大切なことです。でも、準備したことを完璧に出力したいと思うあまり、自分自身で緊張してしまいうまく答えれないこともあります。
また、完璧主義の人たちは、出だしの質問等でつまづいてしまうと、それが頭に残ってしまい残りの時間を無駄にしてしまうこともあります。
完璧を目指すことは大切なことですが、面接はあくまでも面接官という一人の人間とのやり取りだということを覚えておきましょう。
過度に緊張してしまう
過度に緊張してしまうことで声が小さくなってしまったり、はっきりと受け答えができなくなってしまうものです。
同時に緊張は派生します。あなたの緊張によって面接官も少なくとも「不必要な」緊張状態に陥ります。凍り付いた空気のなかで、発言はどんどん消極的なモノになっていくでしょう。
とくに「志望度」の高い会社になればんるだけ「絶対に受かりたい」という想いから緊張状態を高めてしまうこともあるでしょう。
発言にまとまりを欠き、一貫性がない
面接は単なるマークシートなどの試験ではなく、面接官がそれぞれの人と対面で話しをします。多い時には一日に10人近くの人と面接をしている面接官もいるでしょう。
そんな面接官がまとまりのない話しを耳にすると一気に疲れを感じてしまうこともあるでしょう。
だらだらとまとまりない
一貫していない
などの話しをしてしまうことであなたが何を言いたいのか、あなた自身も面接官も分からなくなってしまうものです。
【面接を成功に導く】面接でうまく話せない人の対策5選
ここでは面接でうまく話せない人が講じるべき対策を紹介します。あなたの面接への苦手意識が少しでも払拭できれば何よりです。
面接への準備を万全にする
面接では以下のような質問項目が必ずと言ってよいほどに登場します。
- 自己紹介を1分でお願いします!
- あなたの長所はどのようなところですか?
- あなたの短所はどのようなところですか?
- これまでの失敗の経験とそれをどう乗り越えたのを教えてください。
- 弊社への志望動機は何ですか?
- 弊社の企業理念をどう思いますか?
- これまでに最も頑張った経験は何ですが?
など。あなたの性格面から過去のエピソード、会社の捉え方などは必ずと言って良いほど聞かれる項目となります。
丸暗記ではなく回答をイメージする
面接でうまく話せない人ほど文章を丸暗記したがるものですが、面接は会話です。会話では、言い回しや抑揚など、必ず強弱がつくものです。
そのため回答を準備するときは、回答のイメージを思い描くようにしましょう。何となくの道筋さえ頭のなかにイメージできればあとはきっと自然と言葉が出てくるでしょう。
そんな自然な言葉だからこそ面接官も自然と聞けるものです。すべてを丸暗記したり、普段使わない難しい言葉などは封印して、あくまでもあなたの自然体で会話するように心掛けましょう!
「不完全こそ完全」の意識を持つ
面接は面接官という一人の人間が行う、機械的ではない作業です。つまり面接の結果には、良くも悪くも面接官の心情が結果を大きく左右するものです。
心情面が結果に左右するからこそ完璧はないと考えて良いでしょう。あなた自身が「一人の人間」として対応でき、面接官を「一人の人間」としてあなた自身も感じることができれば、面接はきっとうまくいくでしょう。
質問に完璧に受け答えしても面接では落ちることもあります。一方できちんと答えれなくても受かることだってあります。
面接はそれだけ面接官の心情に左右されるものです。だからこそ、普段の「人対人」のやり取りと同じように立ち振る舞うことを心掛けましょう!
自ら緊張を緩和する方向付けを!
あなたが面接官だと仮定した場合、
- 緊張感なく穏やかな空気で話し続けてくれたAさん
- 質問には答えていたけど、緊張感に溢れていたBさん
どちらを採用するでしょうか?どちらの人と一緒に働きたいと思うでしょうか?多くの人はAさんだと答えるでしょう。
面接では多少の緊張感は持ってしまうものでしょう。でも、行き過ぎた過度の緊張感は面接官を疲れさせてしまうものです。
面接官も一人の人間です。そして、人の採用・不採用を判断する上では機械的ではなく、個人のフィルターを通じて判断するものです。
だからこそ、あなた自身が「相手は面接官だ!」という意識を強めることなく、一人の人として面接官と接するように心掛けましょう。それだけでも相手に与える緊張感や、あなたが抱く緊張感も大きく変わるものです。
緊張状態を如何に緩和するかは面接では非常に重要であることを覚えておきましょう。
結論先行型で回答にまとまりをもつ
面接官は大きな会社であれば一日に多くの人と面接をしていることでしょう。一方でそこまで規模の大きくない会社であれば業務の傍ら面接の時間を確保している面接官もいるでしょう。
いずれにせよ、「今日の仕事は面接一人だけ」なんていう面接官はほとんどいません。つまり、どの面接官も自分自身の仕事に追われている、という事実があります。
そんな気持ち的に忙しいと感じている面接官に対しては特に回答を「結論先行型」にするように心掛けましょう。
人には学習性レディネスという心理があります。
レディネスとは…学習が効果をもつためには、学習者の心身が一定の発達を遂げていることが必要であるが、このような学習成立のための準備性のことをレディネスという。
引用:有斐閣『心理学辞典』より
この考え方の沿えば、あなたが結論を先に伝えることで面接官は「あなたが今から何の話をするのか?」を理解した状態であなたの話しを聞いてくれることになるでしょう。一方で結論を先に伝えなければ面接官のレディネスは機能せず、「あなたが何の話をするのか?」を分からないまま話しを聞くことになり、話しの浸透度は落ちてしまいます。
日々の業務に追われている面接官であればあるほど、「結論先行型」の会話は話しを聞くうえでは心地よいと感じるでしょう。
他にもある!日常でもできる面接対策2選
面接の場面だけうまく話そうとししてもなかなかうまくいかないこともあるでしょう。そんなときは普段から面接と類似した状況に積極的に足を運んだり、緊張を緩和するトレーニングをしておくことも大切になるでしょう。
初対面で人と接する機会を増やす
初対面で人と会う機会を好機と捉え、積極的に動くようにしましょう、飲み会の場面や友人の紹介など、どのような場面でもOKです!とにかく初対面の人と話す機会を逃さないよう、積極的に動くようにしましょう。
初対面の人との会話がスムーズにいくコツが自然と身につくことになるでしょう。
緊張を緩和する方法を身に付けておく
面接に苦手意識があったり、評価されることへの意識からどうしても面接で緊張してしまう人は自分自身がリラックスできる方法を身に付けておきましょう。
- 深呼吸する
- 好きな音楽を聴いて気持ちを落ち着かせる
など。自分にあった方法論を確立しておくことでいざとなっても緊張を抑えることができるでしょう。
「面接でうまく話せない人に共通する特徴と対策5選」のまとめ
「とりあえず受けてみよう」と思った面接もあれば、「絶対に受かりたい」と思って受ける面接もあるでしょう。
あなたにとって重要度が異なる面接であっても、程度の差はあれどやはり面接は緊張してしまうものですよね。
でも、面接は面接官という一人の人間が行っているということを絶対に忘れないでください。
「面接官―応募者」という感覚ではなく「人―人」という感覚を持って面接に挑むようにしましょう。
そして、面接官も一人の人間です。面接の前後に起きた面接官の出来事によって、あなたの合否が左右されてしまうこともあります。あなたが全ての力を出し切っても人間の判断が入るからこそ、絶対はありません。
でも、絶対はないからこそ、少し楽な気持ちで臨んでみても良いと思えませんか?これが絶対だ!と凝り固まることなく、あなた自身が自然体で面接に挑むことができれば結果は良い方向に転じることでしょう。