恋愛をゲーム感覚で行っている男性は決して少なくありません。そんな男性は非モテからは程遠く、ある程度男性としての魅力を持っていて、これまでの恋愛経験もある程度豊富な人が多いため、女性からすると非常に厄介です。
意識・無意識を問わずに恋愛をゲーム感覚で楽しむ女性は「魔性の女」なんて言葉で揶揄されますが、ゲーム感覚で恋愛を楽しむ男性は「ペテン師」と言われるほどに質(たち)が悪い、つまり、厄介な存在です。
この記事では恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性を、ペテン師と男子の組み合わせ、
ペテン師 × 男子 = ペテン男師
と揶揄しましょう。
でも、ゲーム感覚で恋愛を楽しむ男性、つまりペテン男師には【“実は”】という心理が必ずといって良いほどに存在しています。その「“実は”という心理」を、あなたがしっかりと掴むことができれば、あなたとの恋愛ゲームはゲームではなくなります。つまり「本気モード」、本気の恋愛に変換することが可能です。
ここでは、
- 恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の設定しているゴールとは?
- 恋愛はゲーム感覚と感じさせる男性の特徴
- 恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の心理5選
そして、最も大切であるあなたの悩みを解決するポイントである、
- 恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性を本気にさせる方法
について紹介します。
恋愛をゲーム感覚で楽しむ人のゴールは?
恋愛をゲーム感覚で行っている男性が設定しているSTEPとGOALは、大きくは次のようなフェーズになると考えて良いでしょう。
それぞれについてまずは簡単に見ていきましょう。
STEP1:自分に振り向かせる
恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる人が設定する最初のゴールは「女性の気持ちを変化させる」、要するに「好きにさせる」ことです。
このフェーズで駆け引き自体を楽しんだり、人のココロの推移を観察して楽しんでしまっている男性こそ、恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる人言えるでしょう。
STEP2::告白させる
そして、気持ちに変化をさせたら次は意図的に告白を引き出すことになるでしょう。ゲーム感覚で恋愛を楽しんでいる男性には、本気で恋愛をしている男性と決定的に違うこと心理があります。
それは何かわかりますか?
それはずばり「気持ちのゆとり」です。本気ではなく、ゲーム感覚だからこそ男性には気持ちのゆとりがあります。そして、そんな気持ちのゆとりがあるからこそ、冷静に相手の変化を見極めることが可能です。
相手の気持ちの変化が分かるから「告白させる」というフェーズに自然と移行させることでしょう。
GOAL(ゴール):告白を受諾しない
そして、恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の最も厄介な行動は最後のゴールです。
女性からの本気の告白を引き出した上で、その告白にOKを出すことはありません。その告白を受諾しないことでゴールに到達するわけです。
GOAL設定では、告白を受諾した上で、突然冷たくなるタイプも存在しますが、いずれにせよ「本気の気持ち」に「本気の気持ち」で応える意志はないため、結果は同じようにとにかくドライな対応となるでしょう。
やばい?恋愛はゲーム感覚?と感じさせる男性の特徴
ここでは恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性に表れる特徴について紹介します。特に「特徴1」、「特徴2」のいずれにも該当する場合は、女性側は注意が必要です。
恋愛がゲーム感覚だと感じさせる男性の特徴1:何を考えているか分からない
- 優しいんだけど、何を考えているか分からない
- 面白いんだけど、何を考えているのか分からない
- 一緒に居て落ち着くけど、何を考えているのか分からない
など。女性側が、とにかく「〇〇だけれど、何を考えているのか分からない」と頻繁に感じる場合は注意が必要になります。
では一体、なぜ何を考えているのか分からないのでしょうか?
それは「何も考えていない」からです。男性はあくまでもゲーム感覚で恋愛を楽しんでいます。そのため、あなたが知りたいこと自体を男性側は考えていません。だからこそ、「何を考えているのか分からない」のです。
何も考えていない人の考えは誰にも分かりません。もちろん本人も何も考えていないからこそ、本人にも分かりません。相手が「何を考えているのか分からない」場合は、男性側がゲーム感覚で恋愛をしている可能性がることを懸念しておいても良いでしょう。
恋愛がゲーム感覚だと感じさせる男性の特徴2:必要以上に「マメ」で「丁寧」
「何を考えているのかよく分からない」一方で、あなたの想定を大きく超えてくる、
- マメさ
- 丁寧さ
にも注意が必要です。
マメさでは、
- 「連絡の頻度」
- 「LINEの返信内容」
などとなります。常にあなたを気遣い常にあなたを最優先してくれているかのような連絡にあなたは「良さ」を感じると同時に少し不安にも駆られることでしょう。
また、丁寧さでは、
- 「車に乗るときにドアを開けてくれる」
- 「座るときにイスを引いてくれる」
などの行動が該当します。また、
- 「今日は一段とキレイだね」
- 「その服とても似合ってるね」
などの女性を“いちいち”褒める丁寧さにも注意が必要です。
恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる男性には、本気の男性とは異なり、「恥じらい」もないものです。そのため、「手慣れた態度」や「言い慣れた表現」で女性を必要以上に女性として扱い、女性を喜ばせることに努めるでしょう。
そのため、必要以上に「女性として」の丁寧な扱いが行動に表現されていることも恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の特徴と言えます。
恋愛がゲーム感覚だと感じさせる男性の特徴3:決して告白をしてこない
この特徴については、「草食系男子」も得意ではないため、一概には言えません。それでも、お互いが「いい雰囲気」だと感じていても告白に至らない場合は「恋愛をゲーム感覚で楽しんでいるのでは?」と懐疑的になって仕方ないでしょう。
先ほどの紹介しましたが、恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性は「告白させる」ことをゴールへのSTEPに設定しています。
そのため、告白を引き出すこともゲームの醍醐味と感じてているため、どれだけいい雰囲気になっても告白をしてくることはないでしょう。
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の心理5選
ここまで恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性のゴールや特徴を見てきて「イラッ!」とした女性も多いでしょう。でも、大切なのはここからです。恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性にも“実は・・・”な心理が存在しています。
そして、この心理を掴むことが男性をゲーム感覚が本気モードに変換させる突破口になります。恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の本当の心理について見ていきましょう。
恋愛はゲーム?男性の心理1:傷つきたくない
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の本当の心理に最も根強く存在している、それが「傷つきたくない」という心理です。
そして、恋愛で傷つきたくないと考えている男性は過去に必ずといっていいほどに恋愛で傷ついています。その傷の痛みを知っているからこそ、絶対に、二度と傷つきたくないからこそ、恋愛をゲームに変換して、自分自身を守っているのです。
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の心理に根強く生きている心理とは、ずばり傷つきたくない心理と言えるでしょう。
恋愛では「感情を剥き出しにすればするほど大きな傷を負う」ものであると知っているからこそ、本気になる恐怖が芽生えてしまい、ゲーム感覚に回避・逃避することで自分自身のココロを守っているのです。
恋愛はゲーム?男性の心理2:女性を信用していない
傷つきたいくない気持ちにも類似していますが、恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性は傷つきたくない心理と同様に「女性を信用できない」という心理を抱いているでしょう。
それは過去に「女性に裏切られた経験」があってこそ初めて生じる心理です。つまり、元々は本気で恋愛をしていたけれど、女性からの裏切りをきっかけにして、女性を信用することができなくなり、恋愛を本気ですることを諦めた男性もまた、恋愛をゲーム感覚で楽しむようになっていったのでしょう。
傷つきたくない心理と同じように、二度と裏切られたくないという気持ちがゲーム感覚を加速させているのでしょう。
最初から相手に期待しなければ裏切りは生じません。逆に相手に期待が生じると裏切りに感じることもあります。だからこそ、最初から相手に何かを期待せず、あくまでも「恋愛はゲームだ」と自分自身に言い聞かせているのでしょう。
恋愛はゲーム?男性の心理3:自分自身の「恋愛市場」での価値を知りたい
- 傷つきたくない心理
- 女性を信用していない心理
これらとは大きく異なり、自分自身の「恋愛市場」での価値を知りたいと強く思い、恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる男性も存在しています。
つまり、自分が「いい男かどうか」をチェックしたいと思っている男性もまた恋愛をゲーム感覚で楽しんでいるでしょう。
言い換えれば自分に自信がない心理とも言えます。自分がどれだけ女性に魅力があると感じてもらえるのか、その価値が未知なるものだと感じていることからゲームを始める男性もいるでしょう。もし、最初からモテる男性ではあれば、このような「市場調査」は必要ありません。
元々非モテだったからこそ、変化したい自分の価値を知りたくなり、ゲーム感覚で恋愛をしてしまっているのでしょう。
恋愛はゲーム?男性の心理4:俺は「モテる」と言いたい
恋愛市場での価値調査ともリンクしますが、「モテると言いたい」あるいは「モテる思われたい」心理が恋愛をゲームへと走らせてしまうこともあります。
これは周囲への承認欲求が高まった形ですが、こちらも恋愛市場での価値をチェックすることと同様に、元々は非モテ男子であった可能性が否めません。
もし、昔からモテるタイプだった場合は周囲の承認欲求を抱くことはありません。むしろモテてこなかったからこそ、モテるようになることで承認欲求を満足させたいのでしょう。つまり、恋愛をして結婚をしたいという恋愛に真摯に向き合う心理が欠落していて、恋愛そのもので自分の価値を上げるゲームをしていることになるでしょう。
恋愛はゲーム?男性の心理5:人を「コントロール」することに喜びを感じる
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性のなかで最も“クセ”が悪い心理がこちらになります。それが、
(恋愛)対象をコントロールしたい心理
です。
- 実は傷つきたくない心理
- 実は女性を信用できない心理
あるいは、
- 実は恋愛市場での自分を価値を知りたいと思う心理
- 実はモテると言いたい心理
などとは、大きく異なり、最も“くせ悪”な心理です。
女性をコントロールすること自体に喜びを感じるタイプの男性は、非常に計算高いタイプも多く、自分の与える行動や言動で相手の変化を誘導すること自体に喜びを感じてしまうタイプです。
恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる男性の本当の心理のうち、「実は人をコントロールすることに喜びを感じているタイプ」の場合は、近寄らないことが正解です。
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性を本気にさせる方法
あなたが好意を抱いてしまった男性、あるいは好きになってしまった男性がゲーム感覚で恋愛をしているかも?と感じたら、あなたも少しいつもとは異なるアプローチにチャレンジしましょう。
そのアプローチの方法とは、あなた自身も恋愛をゲームと捉えることです。あなた自身も恋愛をゲーム感覚で捉えることであなたに生じるメリットについて紹介します。
「逆に」あなたが恋愛をゲームと捉える
では、早速あなたが恋愛をゲーム感覚で捉えることで生じるメリットについて解説していきます。
あなたが恋愛をゲーム感覚で捉えるメリット①:恋愛に苦しまなくてよい
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の「実は〇〇」な心理にはどのようなモノがあったでしょうか?それは、傷つきたくない心理です。
恋愛で傷つきたくないという心理を持っているのは当然、男性に限られたことではありません。男性・女性問わずに、恋愛で傷つきたいと思っている人はまずいないでしょう。
そうです、つまりあなた自身も恋愛をゲームとして捉えることができれば恋愛で大きな傷を負うことはありません。
相手の男性に「ゲーム感覚」を感じるようなら、あなたもあなた自身を守るために恋愛をゲーム感覚で捉えましょう。
あなたが恋愛をゲーム感覚で捉えるメリット②:ゲームを意図的に難題にできる
あなたが恋愛をゲーム感覚で捉えることが出来はじめれば、「ゲームを面白くする」ことに集中しましょう。
ゲームは簡単なゲームほどすぐに飽きてしまいますが、難しければ難しいほど、人はそのゲームに没入するものです。
そんなゲームの特性を最大限に活かしましょう。つまり、相手を「没入させる」ためにゲームがゴールに到達するための無理難題を数多く用意することです。
恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の特徴に「告白させる」というステップがあります。例えば、このステップを超えたかの超えていないのかを敢えて錯乱させるために、
「好きかも?」
といった表現を交えて相手を混乱させれば良いのです。人は不完全な物事ほど強く頭に残る心理を持っています。これは心理学ではツァイガルニク効果と言います。
ツァイガルニク効果とは…
あなたの「好きかも」という不完全な言葉を完全なモノにしようと男性はいつも以上に頑張ることでしょう。この「いつも以上の頑張り」を引き出している時点であなたはこのゲームを仕切り始めていることになります。つまり、相手はそのゲームに「没入する」ことになるでしょう。
あなたが恋愛をゲーム感覚で捉えるメリット③:印象操作に集中できる
あなた自身が感情を剥き出しにして恋愛をしてしまうと、「好き」という言葉を言うことさえももちろん緊張してしまうモノです。
でも、「恋愛はゲームだ」と捉えることができれば、相手の印象を操作することにより集中することができます。恋愛でも普段の人間関係でも、コミュニケーションは次の2つに分かれます。
自己開示:ありのままの自分をさらけ出すコミュニケーション
自己呈示:魅せたい自分を演出し、印象を操作するコミュニケーション
実は人が思い切って発言できない場合は「自己開示」であることがほとんどです。なぜなら「自己開示」とは「ありのままの自分をさらけだすこと」であるために、自己開示に伴う結果に自分自身が過敏になることで緊張状態になってしまうものです。
そこで、
恋愛はゲームだ!
↓
ゲームだから、失敗しても大丈夫
↓
まずは印象操作をしてみよう
くらいの軽い気持ちで挑むことができるようになります。
ゲーム感覚の男性に対してはあなたがより強いゲーム感覚を持つことでそのゲームを支配できます。そして、ゲーム感覚を持つことができれば印象操作をすることの難しさも感じなくなるものです。
「新たな公式」を頭に叩き込む
相手が恋愛をゲーム感覚で捉えているからこそ、あなたも恋愛をゲーム感覚で捉えることができれば「あなたの気持ちを変化させる」というゲームのグリップを握るには間違いなくあなたになります。
ゲーム感覚の恋愛を制するポイントは以下の2つです。
- 欲求を持っている側が立場が下になる
- 徹底した印象操作、自己呈示で攻める
あなたが相手と付き合い“たい”、つまり「〇〇をしたい」という欲求を本気で持ってしまうとそのゲームを制覇することは不可能になります。恋愛では特に付き合いたいと思っている方が立場が弱くなってしまうものです。恋愛ゲームを制するためにも「欲求を持たせる」ことに特化しましょう。
また自己開示はあなたのココロもリスクにさらされてしまいます。恋愛をゲーム感覚で捉えれば自ずと自己開示はしなくなるものです。むしろゲームだからこそあなたも印象操作に集中できます。
あなたが恋愛のゲームを制するために、この2つのポイントは外さないようにしましょう。
まとめ
この記事では恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性の心理について紹介しました。残念ながら、恋愛をゲーム感覚で楽しむ男性は比較的、存在しています。そんな男性のことを好きになってしまったり、好意を抱いてしまった女性は大きく傷つくこともあるでしょう。
そんな、女性の敵にも思える男性をこの記事では「ペテン男師」とあえて揶揄しました。
でも、そんな男性にも「実は〇〇な心理」が存在しています。
そのなかでも特に、
- 傷つきたくない心理
- 女性を信用できない心理
といった極めて繊細な心理を持っていることも事実です。恋愛をゲーム感覚で楽しんでいる男性は。実は楽しんでいる「風」にみせているだけで、気持ちが弱かったり、自分に自信がないなどの弱気な心理が存在しています。
だからこそ、あなた自身も恋愛をゲーム感覚で捉えることができればゲーム感覚で恋愛をしている男性を本気にさせることはできます。