カウンセリングマインドとはどのようなマインドなのでしょうか?
ここでは、誰でもすぐに分かるカウンセリングマインドの事例を紹介しています。
あなたもすぐにカウンセリングマインドを理解できるでしょう。
カウンセリングマインドの職場での事例
ここではカウンセリングマインドの理解をするための簡単な事例として「否定の多い上司」を例にとって考えてみましょう。
あなたは現在、入社3年目の会社員だとします。
丸2年間の下積み経験を積み、ようやく「一人前の仕事」を任されることになりました。
そこで思い切って新たなプロジェクトを立ち上げてみようと考えたとします。でも、それはまだ思考段階で考えはまとまっていません。
その思考のなかで、
- 田中さん:一定の理解を示してくれて、相談に乗ってくれる上司
- 佐藤さん:基本、部下に厳しく常に否定で返してくる上司
- 鈴木さん:何を伝えても、基本的にはうなずくことしかしない上司
あなたはどの上司の方に相談するでしょうか?
会社となれば、もちろん誰が直属の上司なのか、などの様々な要素も考えるでしょうが、立ち位置も力関係もすべての上司が同じだと仮定してください。
カウンセリングマインドを持つ上司とは?
ここで「私ならあえて佐藤さんに相談するな~」という回答を持つ人がいるかもしれません。
あるいは「鈴木さんに相談するな~」という回答の人もいるでしょう。
ただ、ほとんどの人は①の田中さんに相談に行くでしょう。
相談をするときに人は「安心」を求めている
では、あなたは田中さんにどのような良い点を感じたのでしょうか。
それがまさに、あなた自身が誰かに何かを相談をする上で必要だと思っている否定を受けることはないという「安心」を田中さんに感じているのです。
相談されやすい人の特徴とは?
一般に相談されやすい人の特徴は「安心感」といったカウンセリングマインドを備えている人です。
相談をされる側の人が持っている「安心感」や「信頼感」が相談する側の気持ちには大きく影響することは田中さんをイメージすれば理解できるでしょう。
職場などでは、厳しい意見はもちろん必要になるときがあります。
でも、本当に悩み苦しんでいる人に厳しい言葉が「いま」必要なのかと考えると、必ずしも厳しい意見が必要であるとは言えません。
まとめ
カウンセリングマインドとは、「他者に素直に共感して他者の存在を受容することができる安定した心理状態」のことを言います。
相談をされる側の人が持っている心理状態が安定していて共感や受容が素直に出来る場合は、カウンセリングマインドを持っているということになります。
- あなたは相談をすることが多いタイプですか?
- あるいは相談されることが多いタイプですか?
あなたが良く人から相談されるタイプだとしたら、あなたの周囲の人はあなたにカウンセリングマインドの素質を感じているのでしょう。
そのカウンセリングマインドの素質は、きっと周囲の人を助けることが出来ているでしょう。