精神疾患(うつ病など)やその他の心の病を抱えている人や、悩みを抱えている人が利用するカウンセリングでは、カウンセリングを利用する男性、女性にそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
日本でもカウンセリングを受ける環境は少しずつですが整備されてきています。実際にどのような男性あるいは女性がカウンセリングを受けているのでしょうか?
人は日々の生活の中で環境の変化などに伴いストレスを感じ、そのストレスの解消(発散)またはコントロールができないとストレス障害の症状が出ることがあります。
治療方法においては、専門家ごとに考え方が分かれていますが、こちらではカウンセリング(心のケア)を受ける男性と女性の特徴について解説しています。
カウンセリングを受ける男性の特徴
人は家庭や育児、職場環境や労働環境によって、様々なストレスを感じます。
特に男性は職場や労働環境によってストレスを感じることが多いようです。
カウンセリングを受けるのは男性より女性の方が多いと言われますが、それでもカウンセリングを受ける男性にはどのような特徴があるのでしょうか?
1, 相当に精神的に追い込まれている
男性はカウンセリングといった目に見えないサービスに対して抵抗があります。それでもカウンセリングを受ける男性はまさに「精神的に追い込まれている人」となります。
自分自身ではどうすることもできないという判断に至った場合、第三者の力を借りるためにカウンセリングを受けようと考えるようです。
2, 普段から真面目で勤勉な傾向の男性
普段から真面目で勤勉な男性は、ストレスを溜めやすい性格になります。ストレスを溜めやすい一方でストレスの発散があまり得意ではない男性も多いようです。
真面目で勤勉な男性はカウンセリングを受ける男性の特徴的な性格なのかもしれません。
3, 普段から寡黙な男性
人には話しをすることでココロを浄化するカタルシスという機能が備わっています。普段から寡黙な男性は、このカタルシスが上手く機能せずにストレスを溜め込んでしまうものです。
あなたが寡黙な方だった場合は、普段から話す癖をつけるようにしましょう。
4, 問題を客観的に整理したい男性
男性でカウンセリングを受ける男性のなかで意外に多いのが、問題整理にカウンセリングを活用する人です。
自分自身では複雑になってしまっている問題をカウンセラーに話すことで自然と気持ちは整理されるモノです。気持ちを整理したいと考えてカウンセリングを受ける男性は一定数は存在しています。
5, 「(学問としての)心理学」に興味がある男性
仕事での悩み、人間関係や営業成績の悩みなど、現状の問題に対して解決の活路を心理学に求める男性も少なくありません。実際に学問的に整理されていることは誰でも理解できることのため、話すことが好きではない男性でもカウンセリングを受けることがあります。
総合的な男性の特徴とは?
男性には、カウンセリングを受けたくないプライドのようなものがあります。つまり自分の心の弱さを認めることへの抵抗が女性に比べて強いようです。
男性は昔から強くなければならない、今の時代においてもそんな考えを持っている男性も多いでしょう。
それは、職場や家庭において、あるいは家族を養っていくという責任感などが創り出しているプライドです。
プライドが高い男性は、しんどいことを認めたくないと同時に辛いという言葉を口にしたがらないでしょう。
そんな事を思っている働く男性もまだまだ多いのが事実です。
それでも、普段から頑張りすぎる男性がカウンセリングを受ける男性の特徴に多いということを覚えておいてもらえると頑張り過ぎずに済むのかもしれません。
カウンセリングを受ける女性の特徴
女性は男性よりも感情をまわりの人に相談したり話したりする傾向があり、自分の気持ちに素直であると言えるのかもしれません。
男性より女性の方が強がらないとも言えるでしょう。
では、実際にカウンセリングを受ける女性にはどのような特徴があるでしょうか?
1, 話すことが好きな女性
単純に話すことが好きな女性はカウンセリングを好む傾向があります。普段から話しをする女性はカタルシスの機能が働きやすくカウンセリングを受けることで効果を実感しやすいため、カウンセリングへの抵抗はほとんどありません。
2, 話すことでココロが整理できる
話すことは、起きている問題を口にすることになります。言葉にして出力することで“自然と”ココロの整理ができるようになります。カタルシス(=精神の浄化)にも類似した機能を感じやすい女性はカウンセリングを好む傾向にあります。
3, カウンセリングを占い感覚で受ける
占いが好きな女性はカウンセリングにも少なからずとも興味を持っています。男性にはあまり縁のない「占い」ですが、女性では多くの人が占いに行ったことがあるようです。
占いの「延長」のような感覚でカウンセリングに興味を持ち、実際にカウンセリングを受けている女性もいます。
4, 人間関係に疲れやすい女性
女性のなかには「女性社会特有」の人間関係で学生時代などに苦労した女性もいます。その苦労から過度に空気を読み過ぎてしまう女性が多いのが女性の特徴とも言えます。
人間関係で疲れやすい=空気を読み過ぎてしまう人はストレスを溜めやすいため、カウンセリングを受ける女性の特徴と言えるでしょう。
5, 感情的になってしまう女性
感情的になり「衝動的な行動」を取りやすい女性もまた、カウンセリングを受ける女性の特徴とも言えます。思わず感情が爆発してしまうことで思っていないことなどの口にして、その自責の念に堪えられなくなってしまう人です。感情的になると、その感情に伴う衝動が自分自身を苦しめることになるため、感情的になる女性は注意が必要と言えるでしょう。
総合的な女性の特徴とは?
女性はしんどいときはしんどい、辛いときは辛いと感情をストレートに発言をする方も多い印象です。これは、女性の方が人と話す機会が多いと考えられています。当然、男性も職場やその他の友人などと話す機会が無いわけではありませんが、女性は男性に比べると話すことが元々好きですし、人に相談することで自分の気持ちを整理することができます。
したがって、カウンセリングを受ける、あるいは受けたいと思う女性の割合は男性に比べると女性の方が多いようです。
また、女性は男性に比べて、カウンセリングを受けることに対する抵抗が無いとも言えるでしょう。
女性は、男性よりも人と話をするのが好きな人が多く、友人や職場の同僚などにも深い悩みを打ち明けることもあります。
それは、カウンセリングを受けるという点においても、心に溜まった気持ちを素直に人に話すことが出来る女性の特徴と言えるでしょう。
まとめ
男性と女性でカウンセリングに関する考え方が違う事は、こちらの記事でまとめた通り、お分かり頂けると思います。
それは、男性独特の考え方、女性特有の性格なども関係しているものです。
しかし、男性・女性問わず、人は共通して身体も心も健康を求めます。
ここではカウンセリングを受ける男性と女性の特徴を記載しましたが、少なくとも誰でもネガティブなことが起こればストレスを抱えます。
そんなときはカラダと同様にココロのメンテナンスにも気を配るようにしましょう。