カウンセリング

カウンセリングとコンサルティングの違いについて

  • LINEで送る

カウンセリングも含め、無形性のビジネスが多く存在する現在。

もちろんコンサルタントという肩書で仕事をしている人にもよく出会いますね。

ただ、カウンセリングとコンサルティングの違いについては、時々質問を受けることがあります。

 

このコンサルティングという仕事はカウンセリングとはどのように違うのでしょうか?

ここではコンサルティングの仕事紹介ではなく、カウンセリングとの違いに絞ってその仕事を見てみましょう。

コンサルティングとは?

先ず、コンサルティングと聞いて人はどのようなイメージを持つものでしょうか?

カウンセリングと聞くと悩みや不安を聴いて解消してくれる癒しの印象ですが、コンサルティングと聞くと企業などで指導をしてくれる、というよう印象を持つ人もいるでしょう?

カウンセリングとは?カウンセリングの実際」のページでもご紹介しましたが、カウンセリングを受ける人の多くは、

「ココロの状態が良くない人のココロの状態を良くする」ことが目的になります。

「-」から「±0」にココロをシフトさせるのがカウンセリングだとすれば、コンサルティングは「+」の状態が小さい人をより「+」に持っていく仕事ですね。

カウンセリングとコンサルティングの比較で大切なことは、その方法論よりも対象の違いが非常に大きいという結論があるという前提のもと、この記事では、カウンセリングと比較したコンサルティングの違いをご紹介します。

コンサルティングの仕事

先日、心理カウンセラー歴15年の先生にカウンセリングの実際について、インタビューをさせてもらいました。

その際に、先生が実は企業コンサルティングもされている、とのことだったのでコンサルティングに関するインタビューもさせてもらったので、簡単にその違いをご紹介します。

Q;先生はコンサルティングの仕事もされているのですか?

カウンセリングだけではなく、コンサルティングも行っているのでしょうか?

A;主に「モチベーション」をキーワードにコンサルティングもしています。

カウンセリングで仕事の悩みを聴く、というスタンスとは大きく異なるコンサルティングですが、根底には人のココロの変化があるので、コンサルティングの仕事もしています。

Q;どちらもすると大変ではないでしょうか?

カウンセリングをしながらコンサルティングをすることは大変そうな印象を受けますが、いかがでしょうか?

A:「似て非なるもの」という部分もあるので、それぞれやりがいは全く違いますね。

カウンセリングは基本的に、マイナスを±ゼロへ。コンサルティングは1を3や5へといった仕事の印象です。

私の場合は、あくまでも心理学的なアプローチをする、という部分は共通していますが、決定的に異なるのはクライアントですね。

カウンセリングのクライアントは心理的負債を抱えていて、その負債を返済したい人たちです。

一方で、コンサルティングのクライアントは貯金をしたい人たちです。

つまり、コンサルティングでは心理的負債の返済ではなく「貯金をする」という積極性を援助する形になります。

Q;コンサルティングはよりパワーがいるのでしょうか?

カウンセリングに比べるとコンサルティングの方がパワーを使う印象もありますがいかがでしょうか?

A:コンサルティングの規模によりますが、間違いなくカウンセリングの方がパワーがいります。

もちろんコンサルティング会社でコンサルのみの仕事をしている人たちは大きなパワーを使っていると思います。

そのためコンサルティングと聞いたら、皆さんもそれなりの費用が掛かる印象を持つでしょう。

それゆえに大きな力が必要になる印象を持つと思いますが、現状プラスの領域にいる人たちは少なくとも、

“自然発生的に”

モチベーションを維持・強化できる人たちになります。

そのため、知恵は使いますがパワーは使わない印象もあります。

コンサルティングでは、モチベーションを維持・強化できるように、如何に仕掛けを作るか、このアイディアの創出がメインの仕事になります。

一方でカウンセリングは、マイナスである心理的負債を抱えてしまった人たちへのアプローチになるので、“自然発生的に”モチベーションはなかなか生まれてはきません。

そのため、心理的な負債を解消するための手段を一人一人に合わせて模索することが必要です。そして、その心理的負債の解消も焦らず少しずつ丁寧に、しなければなりません。

これはあくまでも私の経験と印象ですが、やはりカウンセリングの方がパワーが必要になりますね。

Q;カウンセリングとコンサルティングの仕事の違いは?

カウンセリングとコンサルティングの決定的な違いは何でしょうか?

A:先ほどお伝えしたクライアントの違いと、実施する側に求められる「性質」の違いではないでしょうか。

クライアントの違いは先ほどお伝えした通りです。

そして、もちろん立ち位置や方向性も違いますが、コンサルタントに求められる「性質」に決定的な違いがあります。

これも私個人の見解になりますが、コンサルティングという仕事で求められる性質は「創造性」であり、カウンセリングに求められる性質は「持久性」である、と考えています。

モチベーションの話しになりますが、「自然発生的に」モチベーションが発生する人たちを対象にするコンサルティングの仕事では、そのモチベーションが良好に保たれるような「仕掛け」が不可欠です。その仕掛けづくりがクライアントの力を引き出すことに必要になります。一方でカウンセリングは「仕掛けで動く」ということはないです。ココロが疲れている以上はそれぞれの状況に合わせて寄り添うサポートが必要だと感じます。

ただし、このカウンセリングやコンサルティングに共通していることは、
「人対人であり、人のココロを動かすことそのものが仕事である」
というですね。

人のココロのグリップを「如何に握るか」という面は共通していると思います。

こう言ってしまうと、「そう言ったら全部の仕事もそうでしょ!」となるかも知れませんが。

まとめ

現在の世の中には情報が溢れていますね。
このカウンセリングやコンサルティングの違いを調べて、なるほど!と感じる記事も世の中には多く存在します。

ただ、私たちウェルビー・ココロ研究チームでも、今回のインタビューに登場したように、

「人対人であり、人のココロを動かすことそのものが仕事である」

という意見に辿り着いています。

ただ、どんな企業で勤めていても、どんな仕事をしていても、ココロを動かさないといけないという点は、全て同じかもしれませんね。
どの仕事でも、どの業種でも、「人のココロを動かす」ことが上手い人は存在します。

人のココロを動かすことが上手い人と下手な人の違い、それを調べる機会があれば、是非とも調べてみたいと思います。

  • LINEで送る