あなたはカウンセリングを受けてみようと思ったことはありませんか?
でも、カウンセリングって実際効果があるのかな?と疑問を抱いたこともあるでしょう。
カウンセリングの効果には個人差があります。
そのなかでも特に効果を感じ辛い人にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここではカウンセリングの効果を感じにくい人の特徴について記載しています。
あなたがカウンセリングを受けるかどうかの判断をする上での参考になるでしょう。
カウンセリングの効果を感じにくい人の特徴とは?
- 上司に怒られた
- 先生に怒られた
- 親に怒られた
など。
ネガティブな情動を感じた場面で愚痴を言って「スッキリ」した経験を全く持っていない人はカウンセリングの効果が出にくい人と言えるでしょう。
他にもカウンセリングで効果を感じ辛い人の特徴をまとめてみました。
1, 受動的にカウンセリングを受けると効果を感じにくい
そのひとの置かれている環境や性別にも効果の大小は影響しますが、
- 「能動的に」カウンセリングを受けに来た人
- 「受動的に」カウンセリングを受けに来た人
この違いは非常に大きいです。
前者の能動的にカウンセリングを受けに来た人は、自分自身の悩みに気づきその悩みや不安を少しでも解決したいという「自発的な想い」を持っています。
自発的な想いを持っている人は効果を感じやすい人が多いです。
一方で、後者である受動的にカウンセリングを受けに来た人=周囲に促されたり、無理矢理にカウンセリングに行かされたような人はとても効果を感じにくいです。
少なくとも「悩みや不安を少しでも解消したい」というような前向きな想いを持っていない場合は、効果はなかなか出づらいということになるでしょう。
2, カウンセラーを懐疑的にみている人は効果を感じにくい
カウンセリングでは、プラシーボという効果は大切です。
このプラシーボ効果はカウンセリング以外でも大切です。
あなたはプラシーボ(プラセボ)効果という言葉を聞いたことがありますか?
プラセボ効果とは、偽薬効果とも呼ばれ、本来薬物として効果のない錠剤などを「特別な効果を持つ薬」として被験者に与えると暗示的な作用が働き、その特別な効果がそのまま出るという効果のことです。
心理カウンセリングを、プラセボ効果で説明してしまうと暗示的な作用という誤解を招くかもしれません。
ただ、カウンセラーを“怪しい”と思っている人に対しては疑念を払拭することばかりに力が注がれるため、本来のカウンセリングの効果はほとんどないでしょう。
3, 「目に見える即時効果」を求めている人は効果を感じにくい
カウンセリングの効果は目に見えないものです。
これは、無形性であるカウンセリングの弱点と言えるでしょう。
また目に見えないと同時に即時効果をあまり持っていないのがカウンセリングです。
何らかの目に見る成果や効果が欲しいと考える人はカウンセリングの効果を感じにくいでしょう。
まとめ
どんな人にでも満足をご提供できる心理カウンセリングを提供することはもちろん大切です。
でも、それ以上にアメリカ等と同じように心理カウンセリングを受けることに抵抗がなくなるような「文化」が日本にも必要でしょう。
心理カウンセリングは明確な医療や処方を伴う治療ではありません。
それでも、この日本にカウンセラーという対人援助職として心理カウンセリングを提供している人がいるということは、心理カウンセリングに効果を感じている人がいるという事実があるからです。