最近、
- カフェカウンセリングをしています
- カウンセリングカフェをしています
といった言葉を聞いたことはありませんか?
この2つの違いはどのようなところにあるでしょう?
そして、なぜカフェとカウンセリングをセットにした言葉が増えてきているのでしょうか?
カフェカウンセリングを受ける上でのメリットやデメリットも記載しています。
あなたのカウンセリング選びの参考にしてみてください。
カフェでカウンセリングとは?
カフェでカウンセリングとはどういったモノなのでしょうか?
カフェでカウンセリングとは「カフェ」で「カウンセリング」を実施する場合
心理カウンセラーとして独立したいと考える人たちは多くいます。
でも、実際に事務所やカウンセリングルームを借りて仕事をするまでに至らない場合、この「カフェ」でカウンセリングを実施するスタイルは増加傾向にあります。
ただ、この「カフェ」で「カウンセリング」を行う場合にはメリットとデメリットが混在しています。
カフェカウンセリングの場合のメリットとは?
カフェでカウンセリングをする場合の相談者のメリットには、次のようなモノがあります。
- 気軽に話しができる
- 友達感覚になれる
- 空間が広い
- 人の目があるため安心できる
などです。
ただ、相談者のメリット以上にカフェでのカウンセリングではカウンセラーのメリットが非常に大きいです。
それは、
- 事務所やカウンセリングルームを借りた場合などに負担となる固定費がかからない
ことです。
カフェカウンセリングの場合のデメリットとは?
一方でデメリットには様々なモノがありますが、最大のデメリットは、
- 相談者が安心して話しをできないこと
です。
カフェには様々な人がいます。「人の目があることで安心できる」というメリットは確かにあります。
ただ、カウンセリングでは普段は人に簡単には話せないつらい気持ちを打ち明けることも多いです。そんなときに人の目があることで緊張状態が保たれてしまうと心が解放されないこともあるでしょう。
相談者の相談内容が他人に聞かれたく場合や人の目が気になる人には不向きになるのがカフェでのカウンセリング実施ということになります。
カフェでのカウンセリングのまとめ
- 相談内容が極めてライトである(人に聞かれても良い)
- 女性のカウンセラーに対して男性の相談者
この2つの条件が揃った場合にカフェでのカウンセリングはオススメできます。
でも、この2つの条件が揃っていない場合は、カフェでのカウンセリングはオススメとは言えません。
また、カフェでカウンセリングを実施する際は、大声で話す他のお客さんがいたり、子どもがいたりするなど、条件がカウンセリングのたびに変化することもあります。
カウンセラーがカウンセラー自身の力を発揮するためにも、相談者がまた来たいと思えるようなカウンセリングルームを構えることは大切なことです。
相談者が「カフェ」での実施が「カウンセリングルーム」での実施を選べることが理想と言えるでしょう。
カウンセリングカフェとは?
カフェでカウンセリングとはカフェでカウンセリングを実施することをさす場合が多いです。
では、カウンセリングカフェとはどのようなモノでしょうか?
カウンセリングをするためのカフェがカウンセリングカフェ
カウンセリングカフェとはカウンセリングをするために作られたカフェである場合が多いです。
実際にカウンセリングカフェやカウンセリングBARなどは日本にも存在しています。
カウンセリングカフェでは、カウンセリング自体の敷居が高いと感じている人にも「気軽に」カウンセリングの良さを体験してもらうことをコンセプトにしたお店が多いようです。
カウンセリングカフェのまとめ
「気軽に」カウンセリングと触れ合える機会を創出する取り組みが発展すると良いですね。
厚生労働省も「こころもメンテしよう」という名前のホームページをつくりこころをメンテナンスする必要性を発信しています。
自分自身の力で立直っていくきっかけをつくったり、気持ちや考え方を整理していくサポートを行ったりするのがカウンセリングなのです。
厚生労働省:「こころもメンテしよう」より
一人でも多くの人がカウンセリングに「気軽に」触れることが出来るよう、カウンセリングによる「こころのメンテナンス」の重要性の周知に「カウンセリングカフェ」が貢献することを願うばかりです。
「カフェ」×「カウンセリング」のまとめ
カフェカウンセリングとカウンセリングカフェには違いが存在します。
カフェカウンセリングはあくまでもカフェでカウンセリングを実施すること
カウンセリングカフェはカフェそのものがカウンセリングのために存在していること
と定義できるでしょう。
また、カフェカウンセリングについては顕著なメリット・デメリットが存在します。
それでも、両者に共通する「気軽なカウンセリング」の提供は大切なポイントです。
カウンセリングとカフェがセットになっている言葉の原点には「カウンセリング」への「気軽さ」をアピールしている狙いがあるでしょう。