カウンセリング

気なるカウンセリングの頻度とは?終了時期についても解説 

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お悩みgirl
カウンセリングって一般的にはどのくらいの頻度で通うのが良いのでしょうか?
ウェルビー先生
相談者にとってはカウンセリングに通う頻度は経済的にも時間的にも大切ですよね!ここでは主にカウンセリングの頻度と終了時期について解説します!

 

いま現在、抱えている悩みを解消しようと考え「カウンセリングを受けてみよう!」と思ったものの、カウンセリングは身近なサービスではないため、疑問だらけになってしまうことでしょう。特にカウンセリングを受ける頻度については全く想像がつかないこともあるでしょう。

カウンセリングの料金は決して安くありません。実際に、厚生労働省によるとカウンセリング1回あたりの目安金額は次のように記載されています。

医師以外によるカウンセリングは、通常保険が効きませんので、相談機関によりますが、1回(60分)当たり10,000円前後かかります。また、1回限りということではなく、継続する必要がありますので、経済的な負担が大きくなりますので、患者の経済的状況もカウンセリングを適用する際には考慮に入ります。

引用:厚生労働省「こころの耳」より

 

そのため、カウンセリングを受ける「頻度」(や「回数」)は相談をする側からしてみれば、経済的にも(時間的にも)負担が大きくなることは事実です。

そこで、今回は、

  • カウンセリングを受ける「頻度」は誰が決めるの?
  • カウンセリングを受ける「頻度」は何で決まるの?
  • 一般的なカウンセリングの「頻度」の目安

について解説しています。また、

  • カウンセリングを終了する時期

についても解説します。

あなたがカウンセリングを受ける上で、疑問を抱いている「頻度」の参考になれば何よりです。

ウェルビー先生
あなたがカウンセリングを受ける際に少しでも見通しを立てることができれば何よりです!

 

カウンセリングの「頻度」は誰が決めるの?

カウンセリングに通う頻度や回数はどのように決まるのでしょうか?まず初めにお伝えをしておきますが、カウンセリングの頻度を決める際に基準はありません。

つまり、担当のカウンセラーがおよその目安をお伝えすることはありますが、最終的な「頻度」や「回数」はあなた自身が決めるモノだと思って問題ありません。

カウンセリングの「頻度」を決めるのは「相談者自身」でOK!

カウンセラーはカウンセラーとして、もちろんおよその頻度や回数を提案します。ただし、カウンセラーの提案する頻度はあくまでも目安であり、最終的にカウンセリングを受ける頻度を決めるのはあなた自身です。

カウンセリング内容によっては、治療的な側面が強い場合もあるため、推奨される頻度や回数があります。でも、カウンセリングは対人援助サービスです。サービスをどのように活用し、どのように活かすのかは、あなた自身が決定して問題ありません。

カウンセリングは経済的な負担を伴うサービスです。カウンセリングの頻度を高めることによってあなたが経済的に追い込まれては元も子もありません。

まずは、カウンセリングの頻度や回数を決める最終の決定権はあなたにあると考えてもらっても問題ありません。

ウェルビー先生
究極は、あなたがあなたの生活リズムに合わせて、自由にその頻度を決めても良い!ということになります!

 

カウンセリングは「経済的な負担」を考えて活用しよう

カウンセリングの頻度や回数の最終の決定権はあなたにあります。それはカウンセラー以上にあなた自身が一番あなた自身の経済的な状況を理解しているからです。

  • 経済的にも時間的にも相談者に大きな負担がある点
  • カウンセリングがあくまでも対人援助“サービス”である点

以上の2点を考慮すると、まずはカウンセリングの頻度(や回数)の決定権はあなたにあると考えて良いでしょう。

ウェルビー先生
ごく稀にカウンセラーが決め事のように週に1回は絶対に通いましょう!なんて言うこともありますが、「絶対に!」というカウンセラーが担当になったまら、自分から願い下げだ!という気持ちをあなたが持っておいてもOKです!

 

カウンセラーはカウンセリングの「頻度」を何で決める?

先に大切なことをお伝えしました。それがカウンセリングの頻度は「最終的にあなた自身が決めて良い」ということです。

でも、カウンセリングが身近ではない分、カウンセリングを受ける「頻度や回数を決めてもOK」と言われても不安になる人もいるでしょう。そこで、カウンセラーが頻度について、およその目安を何で決めるのか?について簡単に解説していきます。

「インテーク面接」でおよその頻度は決まる

カウンセリングの流れはおよそ次のようになります。

インテーク

(初回受理面接)

心理的アセスメント

(相談者の抱えている問題および性格特性などの理解)

セッションの継続

このうち、カウンセリングの頻度が決まる(決める)大きな要因はインテークとなります。

ウェルビー先生
少なくとも私はインテークを恐ろしいほどに大切にしています!初回だからこそ、聞けることもあるので、インテークはカウンセラーに取っては非常に重要になります。

 

インテークにおいて、カウンセラーはおよその客観的な情報を知り、心理的アセスメントに入りますが、インテークの時点で今後のおよそのアプローチ方法やアプローチのイメージを持つカウンセラーも多いでしょう。

頻度の目安を決める「インテーク面接」とは?

では、カウンセリングのおよその頻度を決める「インテーク面接」とは何でしょうか?

インテーク面接とは…受理面接のことである。クライアントに対して行われる最初の面接を受理面接(インテーク面接)とよぶ。その目的は、クライアントの主訴を明確にし、クライアントの抱えている問題の概要を明らかにし、治療の方針を決定したり、問題解決の手がかりを見つけることにある。したがって、受理面接においてはクライアントに関する資料を収集することが大切である。

引用:有斐閣『心理学辞典』より

インテーク面接とは、カウンセラーが「今後の援助方針を決める準備」と捉えて良いでしょう。つまり、カウンセラーが最初に情報を収集することをインテーク面接と言い、この情報収集によってカウンセリングの頻度はおよそ決まることでしょう。

インテークでは、主に、

  • 氏名
  • 生年月日
  • 職業
  • 所属先
  • 学歴
  • 現在の家族構成
  • 現在の生活状況
  • 現在の友人関係
  • 現在の人間関係
  • 生育歴
  • 両親の養育態度
  • 性格
  • 病歴
  • 相談歴
  • 主訴(主に相談者が訴えたいこと)

などの多くの情報をカウンセラーは収集します。

これらの情報をもとにカウンセラーはおよそのカウンセリングの頻度を決定していくことになるでしょう。

一般的なカウンセリングの頻度の目安とは?

ウェルビー先生
カウンセリングでは、あくまでも「目安」となりますが、一般的な目安は存在しています!

 

カウンセリングの「頻度」の目安1:はじめは1週に1回あるいは2週に1回が定番

  • 相談者がカウンセリングに求めるいるモノ
  • 悩みの質
  • 相談者の周辺環境(家族構成や人間関係)

などによって頻度は異なりますが、基本的には「1週間に1回」あるいは「2週間に1回」がカウンセリングの頻度の目安と考えて良いでしょう。

ただし、カウンセラーの援助方針の提案はあくまでも目安です。カウンセラーからの提案が経済的に負担になる場合などは、頻度の相談をしてみてもよいでしょう。

ウェルビー先生
私もカウンセリングでは少なくとも2週間に1回は相談者に会えれば理想だなと思います!でもそれはあくまでも理想で、相談者の意見を最優先するように心掛けています!

 

カウンセリングの「頻度」の目安2:安定すれば月に1回程度が理想

相談者の悩みの軽減、気持ちのアップダウンなどにもよりますが、少しでも安定したと感じることができれば、月に1回程度でもカウンセリングは十分に効果を持ってくれるでしょう。また、より安定すれば数カ月に1回程度でも効果はあります。

何よりカウンセリングを通じて、あなたのことを分かってくれている人がいるという安心感を得ることができれば、それがカウンセリングを通じて得ることのできる持続的な効果です。

あなたはインテーク面接の際に、きっと「あなたに関する多くの情報」をカウンセラーに提供するでしょう。そんなあなた自身の多くの情報を知ってくれている人の存在はあなたのココロの支えになることでしょう。

ウェルビー先生
存在が救いになるような援助が出来れば、カウンセラーって貴重な存在になるんだろうな~と思います!

 

カウンセリングの終了時期っていつ?

ウェルビー先生
カウンセリングの終了時期についても、気になりますよね!

 

カウンセリングでは「終了時期」がいつなのか?についても相談者目線からすると気になるポイントになると思います。

カウンセリングの頻度と同様に終了時期についても「あなた自身に裁量がある」と考えてもらえればOKです。つまり、カウンセリングを終える時期もあなたが決めて良いということです。

カウンセリング終了の目安は「ココロの成長を感じれたとき」

これはあくまでもカウンセラー目線となりますが、終了の目安としての望ましいのは「ココロの成長」が生じたときとなります。

具体的には、これまでに悩みに感じていたことを悩まなくなったときです。悩んでいた事柄や問題が直接的に解決した時ではなく、悩みに向き合える力を持ったときが、カウンセリングの終了時期と考えて良いでしょう。

悩みに陥るまでの行動パターンや言動、思考パターンに変化が生じて、これまでに悩みになっていたことが悩みだと感じなくなったときこそ、カウンセリング終了の時期と考えましょう。

ウェルビー先生
「なんとなく」のいける!といった感覚が芽生えればカウンセリングを卒業しても良いでしょう!

 

卒業後は「メンテナンス」としてカウンセリングを活用することがおススメ!

カウンセリングが終了したのちにカウンセリングを受けることも実はおススメです。

カウンセリングの継続的な効果として、あなたのことを分かってくれている人がいるという安心感があります。カウンセリングを通して、あなた自身はあなたのことを誰よりも分かってくれている存在を手に入れることができることでしょう。

もしかすると友達にも家族にも言えなかったような内容をカウンセラーにだけは伝えているかもしれません。そのような関係性ができたのであれば、半年に1回あるいは年に1回でも問題ありません。

あなたがカウンセラーをココロのメンテナンスをしてくれる人と位置づけ、上手く活用することをおススメします。ココロの変化は目に見えません。目に見えない部分での変化には自分では気づけないこともあるでしょう。

そんなときにココロのメンテナンスとしてカウンセリングを活用できれば、あなたは自分らしさを保つことができます。

ウェルビー先生
「ココロのメンテナンス」としてカウンセリングを活用できれば、あなたにとってカウンセラーはより心強い存在になることでしょう!

 

まとめ

日本ではカウンセリングが身近ではありません。また、カウンセリングの料金自体も決して安くないため、相談者にとってはカウンセリングの「頻度」については不安になることでしょう。

でも、カウンセリングの「頻度」は最終的にはあなた自身で決めることができる、ということを覚えておいてください。

また、効果的なカウンセリングになるようカウンセラーとの相談で頻度を決めることも、もちろん可能です。

もしあなたが「カウンセリングを受けてみよう!」と感じているようなら、カウンセリングの「頻度」だけではなく、カウンセリングを受ける上での「心構え」も身に付けておけばさらにカウンセリングがあなたの人生でプラスに働くことでしょう。

👉 カウンセリングが効果的になる受け方、3つの心構えとは?

カウンセリングは対人援助サービスに位置づけられるモノです。精神分析などでは治療的な側面が強く存在しますが、一般的なカウンセリングはあくまでもサービスです。サービスである以上、サービスの活用方法はサービスを利用する側が決めても良いということです。

仮に、カウンセリングを頻繁に受けなければならないとなれば、相談者の経済的な圧迫を招くこともあり得ます。でも、カウンセリングの頻度はあなた自身で決めて良いということを覚えておいてください。

ここでも、カウンセリングを受ける頻度を目安として紹介しましたが、「目安」はあくまでも「目安」です。絶対に週に〇〇回は通わなければならない!ということは決してありません。

あなたの経済的な、あるいは時間的な状況を加味しながら、やがてはココロのメンテナンスをする場所として、カウンセリングという対人援助のサービスを上手く活用できるようになれば最高ですね。

お悩みgirl
カウンセリングをサービスだと思って、上手く活用したらいい!つまり、もっと簡単に考えても良いんですね!敷居が高いように感じていたので、安心しました!

 

ウェルビー先生
カウンセリングは対人援助サービスです!あなたがあなたの状況に合わせて、上手に活用できれば、それで大丈夫です!

 

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