- 学生時代から周囲と関係を築くことが苦手だ
- 職場での人間関係がうまくいかない
- ココロが通じ合える仲間ができない
など。
日常での人間関係がうまくいかないことは大きな悩みになってしまいます。学校や職場など、結果的には毎日をともにする時間が長い環境での人間関係は、うまくいっていないことで非常に大きな悩みになっていき、ココロに辛い気持ちの根を張ってしまうものです。
ここでは、そんな人間関係がうまくいかない人たちの特徴を大きく2分類した上で、それぞれの対処方法についてもお伝えします。
人間関係がうまくいかないあなたはどっちのタイプ?
まずはあなたの人間関係がうまくいかない原因がどちらのタイプに該当するのかをチェックしてみましょう。
タイプが分かればタイプ別に表れている行動や言動の特徴も併せてみていきましょう。
簡単テストで2分類|チェックリストにチェックを!
□ 人に自分の意見を押しつけ勝ちになってしまう
□ 他人の評価ばかりが気になる
□ 感情がすぐに表に出る
□ 他人の視線が気になる
□ 自分の欲求を押し付けてしまう
□ なかなか本音を言えない
□ 他人をどこかで見下している
□ 警戒心が強い方だと感じる
□ すぐに誰かのせいにしてしまう
□ いつからか、負けても平気と思うようになった
□ ついつい自分の話しをしてしまう
□ プライドがないの?と言われたことがある
□ すぐに誰かを批判する
□ 人に意見を上手く伝えれない
□ いつも完璧を求めてしまう
□ 感情を押し殺してしまう
□ プライドが高いと良く言われる
□ 相手の欲求に過敏に反応してしまう
□ とにかく負けん気が強い
□ 他人の意見を尊重し過ぎる
□ 人に対する警戒心が全くない
□ 失敗はすぐに自分が悪いとネガティブに考えてしまう
□ すぐに心にある、本音を話してしまうほうだ
□ すぐに自己犠牲を払ってしまう
□ 他人の視線が気にならないや
□ なかなか自分の意見が言えない
□ 他人の評価は気にならない
□ 使う言葉を選びすぎて伝わらないことがある
□ 使う言葉が威圧的だと言われる
□ 相手の意見に合わせてすぐに妥協してしまう
チェックリストにチェックが一つも入らなかったあなたは人間関係がうまくいっている人でしょう。つまり、人間関係での悩みがない人と言えるでしょう。あるいは、周囲の助言を全く聞き入れない「going my way」型なのかもしれません。
チェックリストから分かることは?
この質問を見て「ん?」と感じた人も多いでしょう。
こちらの質問は「特定の行動や言動における特徴を極化させて作った」テストになります。そのため「対極にある質問項目」ばかりとなっています。
例えば、
- 感情がすぐに表に出る
- 感情を押し殺してしまう
この2つは「感情」が極端にでる人と極端に出ない人の対比になっています。つまり、あなたに対極にある質問に答えてもらうことで人間関係がうまくいかない原因を探っていました。
では、「通し番号」をつけて再度、チェック項目を確認しましょう。
1, □ 人に自分の意見を押しつけ勝ちになってしまう
2, □ 他人の評価ばかりが気になる
3, □ 感情がすぐに表に出る
4, □ 他人の視線が気になる
5, □ 自分の欲求を押し付けてしまう
6, □ なかなか本音を言えない
7, □ 他人をどこかで見下している
8, □ 警戒心が強い方だと感じる
9, □ すぐに誰かのせいにしてしまう
10, □ いつからか、負けても平気と思うようになった
11, □ ついつい自分の話しをしてしまう
12, □ プライドがないの?と言われたことがある
13, □ すぐに誰かを批判する
14, □ 人に意見を上手く伝えれない
15, □ いつも完璧を求めてしまう
16, □ 感情を押し殺してしまう
17, □ プライドが高いと良く言われる
18, □ 相手の欲求に過敏に反応してしまう
19, □ とにかく負けん気が強い
20, □ 他人の意見を尊重し過ぎる
21, □ 人に対する警戒心が全くない
22, □ 失敗はすぐに自分が悪いとネガティブに考えてしまう
23, □ すぐに心にある、本音を話してしまうほうだ
24, □ すぐに自己犠牲を払ってしまう
25, □ 他人の視線が気にならないや
26, □ なかなか自分の意見が言えない
27, □ 他人の評価は気にならない
28, □ 使う言葉を選びすぎて伝わらないことがある
29, □ 使う言葉が威圧的だと言われる
30, □ 相手の意見に合わせてすぐに妥協してしまう
チェックリストで「偶数番号」にチェックが多く入った人と「奇数番号」にチェックが多く入った人に分かれるでしょう。
偶数に多くチェックが入った → 相手「軸」無視タイプ
奇数に多くチェックが入った → 過度に相手「軸」タイプ
となります。
人間関係がうまくいかない人の特徴
人間関係がうまくいかない人はこの2つのタイプに分かれます。それが「相手軸無視タイプ」と「過度に相手軸タイプ」です。
それぞれの特徴的な行動や言動、考え方について確認を行っていきましょう。
相手「軸」無視タイプ
こちらのタイプの人の行動や言動、考え方は次のようになります。
頑固な性格
人の話しを聞かない(聞けない)
自分の意見ばかりを主張する
感情的な発言や行動をする
相手に対する敬意や尊重の気持ちが足りない
自分さえ良ければよいと考える癖がある
自己中心的な発言が多い
いつも自分が正しいと思っている
相手の立場を考えようとしない(できない))
相手「軸」無視タイプの特徴は周囲の人たちには「攻撃性」が強いという風にさせ感じてしまいます。本人に「攻撃の意思」が全くない場面でも周囲の人たちは「またか!」と思ってしまうような行動や言動が多いでしょう。
このような相手「軸」無視タイプは「攻撃」型と称することが可能で、そんな「攻撃性」は人間関係を崩壊、あるいは破滅に向かわせてしまうことも非常に多いです。
過度に相手「軸」タイプ
こちらのタイプの人の行動や言動、考え方は次のようになります。
自分に自信がない
人の話しばかりを聞き続けてしまう
自分の意見が言えない
出すべき感情があっても、感情を表に出せない
他人に対する警戒心が強い
自己犠牲の気持ちが強すぎる
人の目ばかりを気にしてしまう
自分の意見を言う勇気がない
他人に気遣いばかりをしている
過度に相手「軸」タイプの人は相手「軸」無視タイプとは「真逆」となり、自分のなかに自分の感情を押し殺してしまうあまり、周囲の人間の怒りや理不尽を数多く浴びてしまう「不満蓄積」型とも言えるでしょう。
蓄積した不満はやがてあなたの気力と体力を奪い、人間関係から逃避したいと「人間関係をリセットしたい」と感じる人たちでしょう。
人間関係がうまくいかずにリセットしたくなる人たちはこちらの記事も参考にしてみてください。
「人間関係リセット症候群」をcheck!!
【タイプ別】人間関係がうまくいかないときの対処方法とは?
人間関係がうまくいかない原因はタイプ別に異なります。原因が違うからこそ、対処方法は異なることとなります。
人間関係がうまくいかない攻撃型|相手「軸」無視タイプ
このタイプの人たちはたとえ「攻撃しようと思った」わけではなくとも、結果的に周囲の人間に「攻撃に感じ取られる」言動や行動が表出してしまっています。
このタイプで何より大切なことはとにかく感情を抑えることです。「頑固」で「怒りやすい」など、感情と行動・言動が強くリンクし過ぎていることで周囲はあなたを敬遠することでしょう。
同時に、常に感情的であることが原因で、周囲の人間があなたにココロを許すこともなくなっていきます。
感情的になることは「人間らしさ」でもありますが、理性を伴う行動もまた「人間らしさ」です。意見を言う前に、行動を起こす前に、まずは「深呼吸」をして、感情的になることを抑えましょう。
そして、このタイプの人たちはの本心には他人の意見への否定や、攻撃したい気持ち以上に「自己顕示欲」が存在していることもよくあります。
それは、
- 自分自身がすごいと思われたい
- 周囲に認められたい
などの周囲からの承認を受けたいという欲求です。
そのため、人の意見を聞こうとしなかったり、自己主張をし続けることでしょう。でも、自己主張ばかりを続けるあなたのことを「すごい!」と称賛する人はほとんどいません。
人間関係がうまくいかない不満蓄積型|過度に相手「軸」タイプ
こちらのタイプの人が取るべき行動や言動は2点です。それは、
- 自分自身に自信を持つこと
- 周囲の人を観察し過ぎないこと
です。
自信を持つことで、今まで言えなかった意見を言えるようになったり、今まではできなかった行動を取れるようになります。
また、周囲への気遣いは引き続き大切にしても大丈夫ですが、観察ばかりに力を注がないことです。観察し過ぎるあまりに他者の感情に敏感になってしまうものです。気遣いは大切ですが、過度な観察はあなたの感情を封印することにつながってしまいます。
他者の感情を洞察できる力はあなたの「持ち味」です。そんな素晴らしい持ち味、スペックは維持しつつも自信を身に付け、積極性を併せもつようにしましょう。
【共通】かつ【重要】|人間関係がうまくいかないときに大切にすべき考え方
相手「軸」無視タイプ
過度に相手「軸」タイプ
どちらのタイプにも共通する、かつ重要なことはたった一つです。それは、
あなたと相手のバランスを意識すること
です。
人間はすぐに極端に物事を考えてしまう傾向があります。特に人間関係では相手の心理がつきまとう以上、様々な憶測で人を判断してしまうものです。でも、あなたの憶測はあくまでも憶測ではあり、人の心理は簡単には分からないものです。
だからこそ、大切にすべきことは「あなたと相手のバランスを意識する」ことになります。人間関係ではバランスが崩れることで不協和な状態になってしまいます。あなたが相手のことに不満や嫌悪感を抱く始めたと同時に、相手もあなたに対する不満や嫌悪感を抱くようになるものです。なぜなら、不満や嫌悪感のベクトルを揃えることで認知のバランスがとれてしまうからです。
でも、本当に大切なことは認知のバランスではなく、お互いに意見を出し合えるような中立的な立場のバランスになります。
人間関係がうまくいかない人たちは必ずと言ってよいほどに相手とのバランスを崩してしまっています。
人間関係におけるすべての行動や言動、意見や主張は、
「自分:相手=50%:50%」
この50%ずつを、常に意識し、維持し続ける
相手への敬意を忘れずに、一方では自分自身への自尊心を持って、徹底的にバランスを意識することが人間関係がうまくいくことの原点です。
「人間関係がうまくいかない原因と対応」のまとめ
あなたの意識・無意識を問わず、人は常に人とのつながりを求めています。そんな人間同士のつながり、人間関係がうまくいかないと、やはりとても辛い気持ちになるものです。
でも、人間関係で散々な目にあった人はどこかで人間関係のない孤立無縁だったら楽なのにな~と考えてしまうこともあるでしょう。
確かに「一時的な孤立」はあなたの冷静な自分を呼び起こす上では大切な時間です。でも、社会生活を営む上では人との関係性、つながりは切っても切り離せません。
だからこそ、ここでご紹介した「人間関係がうまくいくような対人とのバランス意識」を、もっと!もっと!強めて、バランス感覚を養いながら、人間関係への苦手意識を打ち消しましょう。