あなたは今どのような恋愛の悩みを抱えていますか?
恋愛では、
- 「片思い」のとき
- 「付き合っている」とき
- 「別れる」とき
どの場面でも、それぞれの段階で、それぞれの段階特有の悩みが生じるものです。
でも、そんな「恋愛の悩み」を抱いているのはあなただけではありません。
同じような恋愛の悩みを抱え、あなたと同じように誰に相談すれば良いのか分からずにモヤモヤしている人もたくさんいます。
ここでは「恋愛」で多い悩みをランキングにまとめています。そして、それぞれの恋愛の悩みでの解決方法を恋愛心理学をベースにした解説しています。
あなたが抱える恋愛の悩みを解決するうえで恋愛心理学がヒントになれば何よりです。
第1位 そもそもの出会いがない!
「出会いがない」と半ば恋愛を諦めている女性も多くいます。
本当にその選択肢は正しいのでしょうか?
厚生労働省の人口動態統計によると、
平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.4歳で、夫妻ともに前年と同年齢となっている。引用:厚生労働省「人口動態統計(H28.報告)」より
とされています。
特に30歳を目前にした、あるいは30歳を過ぎた女性から聞かれるこの「結婚より仕事を優先」という言葉はこの平均初婚年齢がボーダーラインになっているのでしょう。
でも、平均を過ぎたことであなたの気持ちのなかにわずかでも「卑屈になる」気持ちはありませんか?
もしまわりと比べた結果、自分自身の「自尊感情を守るため」に仕事人間であるかのように振舞っている、つまり消極的な選択肢なのであれば、それはNGです。
「出会いがない」人の解決方法は?
出会いがない人の解決方法はズバリ、
恋愛に対する行動も言動も、すべて積極的なモノに切り替えることです。
職場が女性ばかりで、日常は職場と家の往復になってしまっている女性も多いでしょう。
あるいは出会う努力を重ねても結局「いい出会い」に巡り合えずに、諦めてしまったという女性もいるでしょう。
でも、出会いがないからこそ出会うまで出会いを求め続けることです。
そして、これまでの恋愛を一度リセットし、男性に求めるモノを変化させてみましょう。
- 外見重視だった人は内面重視へ
- 条件重視だった人は人柄重視へ
などです。
あなた自身の持つ「固定観念」を一度捨ててみましょう。
恋愛での「究極の選択」ゲームで,
出会いの場面にエッセンスを加えませんか?
第2位 元カレが忘れられない
「元カレが忘れられない」という気持ちに悩んでいる人も多いです。
人には、必ず人を比較するときの基準点が存在するものです。
これは心理学的には「調整と係留ヒューリスティック」と同じようなものだと言えるでしょう。
「調整と係留ヒューリスティック」とは、
人は認知をするための資源として何らかの初期値を設定している
ということです。
「どうしても「元カレ」と比較をしてしまう」と悩んでいる女性もいますが、それは間違ったことではありません。
むしろ誰かを判断するときに基準を持っていることの方が自然な思考です。
「元カレが忘れられない」人の解決方法は?
元カレが忘れられない人の解決方法はズバリ、
恋愛では、失恋した女性が「周囲から見ればいい出会いに見える」のに本人は元カレの方がいいと思ってしまっていることはよくあります。
- 元カレと比べて○○が足りない
- やっぱり元カレの方が○○
といったように、元カレを基準に置くことは必ずしも間違いではないです。
でも、ポイントは「基準点である元カレの評価が当時よりも高くなっている」ことです。
一緒にいる時は元カレの悪い部分ばかりが見えていたのに別れた途端に良い部分ばかりを思い出し、当時の評価以上の評価になることがよくあります。
過去の思い出を正当に評価しているのではなく、記憶にバイアスがかかり元カレが良く見えているのかもしれません。
第3位 感情的な行動や表現をしてしまう
恋愛では思ってもないことを口にしてしまって後悔して悩んでいる人もいます。
仕事や学校での交友関係では「感情」よりも「理論」が先行して、上手く立ち振る舞える人でも恋愛になると感情的になって悩んでしまう人もいます。
あるいは普段は感情的にならないのに、恋人の前では普段の自分ではいれなくなって悩んでしまう人もいるでしょう。
そして、感情的な発言や行動をとってしまった人は「自責の念」に苦しめられます。
「なぜ自分はあんなことを言ってしまったんだろう」
と、とにかく後悔することになります。
特に、本当は好きなのに勢いで「別れよう」と口走ってしまったら、本当に大きな後悔をしてしまうものです。
「感情的になってしまう」人の解決方法は?
感情的になってしまう人の解決方法は、
感情をコントロールすることが難しいからこそ、感情的な行動や表現をしてしまうのでしょう。
それでも感情的になってしまった女性に共通してつきまとう気持ちは激しい「後悔」です。
本当は思っていないことが相手に伝わってしまったことでとんでも後悔をしてしまうことになります。
本当に思っていることや気持ちを伝えることは苦手な人が多いです。
一方で思ってもないことはあっさりと言えてしまうものです。
でもそこに感情がのっかってしまうと相手には本気で伝わってしまうものです。
第4位 恋愛が長続きしない
恋人と長続きしなくて悩んでいる人もいます。
その理由は、
- A, 過度に相手に期待をしてしまっている
- B, 付き合う前に自分自身をアピールし過ぎてしまう
「A」「B」どちらかに該当する場合がほとんどです。
「A」の場合は相手に対して様々なことを期待して付き合ったにも関わらず「期待とは違う」という気持ちを抱き、別れを告げてしまうパターンです。
相手に求めるモノが大きいと求めているモノ以下になってしまうと、それが「ストレス」に変化してしまいます。
その「ストレス」を何度も受けると別れるという結果に至ってしまうのでしょう。
「B」の場合は相手への期待とは真逆で自分自身が相手に期待を持たせ過ぎてしまっているパターンです。
心理学的には自己呈示=印象操作が強すぎると判断できます。
自己呈示とは、
見せたい自分を創り、相手の印象を操作すること
を言います。
過度に自分自身をよく魅せすぎると、いざ付き合ってから「思っていた人と違う」ということを理由に別れを告げられることにもなり兼ねません。
「恋愛が長続きしない」人の解決方法は?
過度に期待してしまう人の場合
まずは相手に対する期待値を落とす努力を試みてみましょう。
相手に何かを期待するのではなく、自分自身が相手に何かをすることに喜びを感じれるような気持ちを持つようになりましょう。
そして、相手のことをきちんと理解するように心掛け、適切な期待感をもつことができるようになりましょう。
自分を良く魅せすぎてしまう人の場合
自分を良く魅せることができることは女性としては大きな武器です。
でも、その武器を振りかざし過ぎると「ほころび」が出てきてしまうこともあります。
自己呈示の対極には自己開示という言葉あります。
自己開示とは、
印象操作をすることなく、ありのままの自分をさらけ出すこと
です。
恋愛ではある程度の印象操作は必要であることは間違いありません。
でも印象操作ばかりに気をとられてしまうと背伸びし続けなくてはなりません。
印象操作の期間が終われば、出来るだけ早い段階で「ありのままの自分」をさらけ出すように心掛けましょう。
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第5位 相手がいる人を好きになってしまった
相手がいる人を好きになってしまって悩んでいる人も多いです。
恋愛の定義では、ロミオとジュリエット効果が存在します。
心理学的には、
妨害を経験したカップルほど、相互の愛情が高まることが見出され、この現象は“ロメオとジュリエット効果”と言います
引用:有斐閣『心理学辞典』より
二人にとって障害があるほど、恋は燃えると言われます。
おそらく相手がいる人を好きになってしまう女性はロマンチックであると同時に、闘争心のような感情が強いのでしょう。
ただ、相手がいるの定義でも「結婚しているのか」「結婚していないのか」では解決方法は大きくことなります。
「相手がいる人を好きになってしまった」人の解決方法とは?
相手が結婚している場合
選択肢があると考えないことです。「諦める」の一択にしましょう。
もちろん可能性はゼロではありません。相手が「離婚」すればその人はフリーなわけなので可能性が出てくるでしょう。
でも、本当にその恋愛が正しいと思うならあなたも同じように将来、相手を取られる覚悟を持たなくてはなりません。
残念ですが、ルールを犯してまで成就すべき恋愛はないという強いマインドが必要になります。
相手が未婚の場合
この場合はチャレンジしてみても良いでしょう。
結婚しているかどうかに大きな「差」はないと考える人もいるでしょう。
でも、やはり結婚している人としていない人では大きな「差」があると考えることが一般的です。
事実、結婚をしている場合には「慰謝料」という金銭的な問題も生じてしまいますが、お付き合いの段階であれば「慰謝料」等はないでしょう。
もちろん順序だったアプローチが絶対ですが、付き合っている人がいる方が恋が成就する確率は高まります。
それは、相手の恋人一人に勝てば良いからです。
相手に恋人がいない場合は全ての女性との戦いになりますが、相手に恋人がいる場合はその恋人だけを上回れば良いと解釈できます。
ただ、チャレンジをする以上、将来的に自分も恋人を取られても仕方がないと思える覚悟は持つようにしましょう。
恋愛に社会的ルールは当てはまらないから悩んでしまう
あなたは誰かを「好き」になったとき、その「好き」という気持ちはどこから生じていると思いますか?
恋愛は「心理学」的にかみ砕くと、
相互のロマンティックな愛情を主な基盤として成立している対人関係
引用:有斐閣『心理学辞典』より
とされます。
そんな愛情を基盤にした恋愛だからこそ様々な悩みが存在しています。社会での人間関係には「返報性の規範」というルールが存在します。
返報性の規範とは、
相手に与えたモノ(感情)と同等のモノ(感情)が返ってくるという社会的なルールのようなもの
です。
でも、恋愛では「ぶつけた愛情」の大きさとは全く異なる答えが返ってくる社会的ルールとは真逆の人間関係が起こる対人関係です。
恋愛という男女の人間関係には、
- 「フッた」
- 「フラれた」
が存在し、社会的なルールが機能しないことも多くあります。
最大の愛情をぶつけたにも関わらず最小の愛情さえも返ってくることなくフラれてしまえばココロに大きな傷をおいます。
社会的なルールが存在しない恋愛だからこそ、あなたは深く悩んだり傷ついたりしてしまうのです。
恋愛では社会的なルールである「返報性の規範」は機能しないことを絶対に忘れてはいけません。
恋愛の悩みランキングのまとめ
この記事では恋愛における悩みのランキングTOP5とその解決方法をまとめました。
恋愛では、お互いに他人である男女が「独自のルール」のなかで付き合っています。そのため悩みやストレスがつきものになってしまいます。
でも、恋愛で感じるべき気持ちや感情は「悩み」や「ストレス」ではなく「幸福」や「喜び」です。
本来感じるべき幸せな感情を抱けるように、上位にランキングされている悩みを持っている人は、その悩みの解決策をぜひ参考にしてみてください。