恋愛に興味がない男女には共通の心理があります。
- あなた自身が恋愛に興味を持てない
- 好きになった人に「恋愛に興味がない!」と言われた
など。
あなた自身が恋愛に興味がないという人もいるでしょう。また、あなた自身ではなくても身近にも「恋愛に興味がない」と宣言する男女は増えていることでしょう。
まずは、
- データから見る恋愛「意識」の変化とは?面倒くさいは不自然ではない!
データから恋愛「意識」について探っていきましょう。データから見れば、あなたが恋愛に興味がないことも、あなたの好きになった人が恋愛に興味がないことは「悪いこと」でもなければ「不自然じゃないこと」も理解できるので安心してください。
そして、データを理解した後に、
- 恋愛に興味がない男女の心理と原因とは?
- 恋愛が面倒くさいに潜む本当の心理
について見てきましょう。
データから見る恋愛「意識」の変化とは?面倒くさいは不自然ではない!
恋愛のゴールは結婚!?データで見る未婚者の割合は?
「恋愛のゴール=結婚」と定義すれば、日本全体の風潮とあなたの考え方が実は共通している、なんていう安心できる気分になれるかもしれません。
厚生労働省の調査によれば、
2017(平成29)年に発表された国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」によると、現在の傾向が続けば、2065年には、我が国の人口は8,808万人となり、1年間に生まれる子どもの数が現在の半分程度の約56万人となり、高齢化率は約38%に達するという厳しい見通しが示されている。・・・(中略)・・・例えば、2040年に
は50歳時の未婚割合が男性で約29%、女性では約19%になるものと見込まれている(図
表1-1-2)引用:「令和2年度 厚生労働白書」より
恋愛のゴールは結婚!?結婚はするもしないも自由だ!
結婚するかしないかは自由だ!そんな「ムーブメント」は10年前から既に始まっています。社会心理および社会の風潮(結婚が当たり前という社会的な「圧」)から見ても、結婚に関する意欲は社会全体で喪失傾向にありますね。
引用:平成25年版 厚生労働白書(第1部 「若者の意識を探る」より)
70歳以上の4人に1人は「結婚すべき」という考えを持っているのに対して20代では100人に2人しか「結婚すべき」とは思っていません。
世代間の考え方のギャップが顕著で、もはや恐ろしですね。
事実として、恋愛に興味がない割合は増えていることを「なんとなく」でも理解できればOKです!つまり、あなた自身が恋愛に興味がなくても、あなたが好きになった人が恋愛に興味がなくても、それは決して「悪い」ことでもなければ「不自然なこと」でもないので安心してください。
でも、この恋愛に興味を持てない原因が何かによっては注意が必要です。次は、恋愛に興味を持てない男女の心理について見ていきましょう!
恋愛に興味がない男女の心理と原因とは?
恋愛に興味が持てない原因には様々な理由があります。まずは恋愛に興味が持てないけじゃーな理由について見ていきましょう。
社会性に自信がなく、人付き合い自体が苦手
恋愛に限らず、社交性に自信がない場合は恋愛にも興味が持てなくなります。当然ですよね。誰でも「苦手なこと」が好きなことにはなりません。
人付き合いが苦手な人は当然のように恋愛にも「苦手意識」が働くことで、興味がなくなるでしょう。
過去に大小問わず恋愛へのトラウマがある
自分自身の恋愛で傷ついた人は「もうこんな苦しい思いをしたくない!」と当然恋愛から距離を置くことで、興味がなくなってしまいます。
大小問わず、恋愛に何らかのトラウマを持っている人は恋愛に興味がない、正確に言えば恋愛に興味がなくなった人と言えるでしょう。
また、あなた自身の恋愛だけではなく、幼少期に両親が喧嘩ばかりをしていてそれを見ていつも辛い思いをしていたなど、両親の結婚生活が上手くいっていなかった姿を見て、あなた自身にも何らかの不安があった場合になど、育った家庭において負の感情を幼少期に体験している人は恋愛に興味がありません。
恋愛以外の日々の生活が充実している
こちらには2パターンの恋愛に興味がないと宣言する人たちが存在しています。
それは本当に日々の生活が充実している「リアル充実派=リア充派」と恋愛によって心が乱されがちで、恋愛で気持ちが揺れるくらいなら仕事や趣味に向き合いたいと考える「リアル充実志向派=リア充“志向”派」に分かれます。
リア充派
本当に日々の生活が充実している人たちの日々のタイムスケジュールには恋人の入り込む余白はないでしょう。
サラリーマンだとしても個人で事業をしていても、特に好きなことを仕事にしている人や仕事に大忙しかつ「多趣味な人」はきっと恋愛に興味を持つことはないでしょう。
リア充“志向”派
一方で、リアル充“志向”派は少し状況が異なるでしょう。
- 「仕事が恋人です!」
- 「ひたすら仕事ばかりです!」
- 「とにかく仕事人間です!」
- 「毎日が仕事に追われてとにかく忙しいです!」
と言う人たちは必ずしもリア充派ではなく、リアル充実を目指す人たちとも言えます。
仕事が忙しいけれども趣味の時間もきちんと確保しているような人たちはリアルが充実しています。でも、このように「仕事ばかり」の人たちは「心理的」には恋愛に興味が全くないとも言えるリア充派の人たちとは区別する必要があります。
人の心理を探ると、おそらく、
リア充派:充実しているため、気持ちにゆとりがある
→発言としては「恋愛もしたいけど、いまは時間的に自分の時間を大切にしたいな!」
リア充“指向”派:仕事は忙しいけれども日々に充実感を感じているわけではない
→発言としては「恋愛にはあまり興味がないな!」
と、なるような印象です。
つまり、本当に日々が充実している前者の人たちはココロにゆとりがあり、何かを否定をすることはないでしょう。一方で、後者である仕事に追われてしまっている人たちは「仕事が忙しい」が口癖のようになってしまい、リアルが充実していないと思われたくないために「恋愛は“自らが選択して”していない!」と宣言してしまっているかもしれませんね。
「好きになれる」人との出会いがない
恋愛に興味がない理由としては、職場でもプライベートでもとにかく出会いがないことが挙げられます。ただ、出会いを否定しているまではいかないまでもどこか「恋愛へのブレーキ」をかけているとも考えれます。
出会いが無くて、恋愛に興味がない人は思い切って出会いの場に行ってみても良いでしょう。
もちろん恋愛に興味がないのに出会いの場に行くという矛盾した行動はストレスにもなりかねませんが、そこで良い出会いがあれば気持ちが切り替わることも十分考えれます。
お金も時間も自分のために使いたい
一人でいる時間も含めて、自分の時間を大切にしたい、と考えている人たちも恋愛には興味はないと言えるでしょう。
一人の時間だけではなく趣味が共通する人たちや職場、学生時代からの友達との時間があれば十分と考えている人たちもいるでしょう。
そんな人たちは時間と同時にお金も自分のために使いたい!と考えているかもしれません。約束をしてデートに言ったり、予約をして恋人と食事に行くよりも、自分が行きたいと思ったところにすぐに行ったり、自分が食べたいと思ったものをすぐに食べにいったりと。
お金も時間もとにかく自分のために使いたいという考えの人は恋愛への興味はどんどん薄れてしまっているのかもしれません。
恋愛が面倒くさいに潜む本当の心理
ここまで読み進めて頂いた人のなかにはお気づきの人もいるかもしれません。
いまあなた自身があるいはあなたの身近な人が恋愛に興味がない、と言っているその言葉は本当に本心なのでしょうか?
もちろん過去の事例には本当に恋愛に興味が持てない人たちもいました。そのような人たちは深層心理に「幼少期の体験」が根付いていることが多いです。「家庭像」に良いイメージのない人たちは恋愛を真っ向から否定しやすい人たちです。そして、それは当然のことでしょう。恋愛の先にあるゴール、結婚で上手くいかなかった親の姿を見ているからです。
ただ、そうではない人たちの多くは「興味がない」フリをしている人たちも多くいます。
周囲に「興味がない」と宣言することで恋愛をしていない自分を自分自身で否定することもなければ他者から否定されることもないからです。
恋愛に興味がない=恋愛をしていない
恋愛に興味がないから恋愛をしていないという、この公式は極めて自然です。
ただ、本当に興味がないのではなく、自分あるいは他人の否定を恐れているだけだとしたら、深層心理には恋愛への意欲が隠されているはずです。
「恋愛トラウマがある人」の心理とは?
過去の恋愛にトラウマがある人は心理的には、恋愛に興味がないのではなく恋愛が「怖い」という表現が適切になります。
過去に傷ついた恋愛をした人が恋愛することが怖いと思うことは自然なことです。そして、そんな人たちはトラウマの体験を誰かに話そうと思ったりはしません。だから、「恋愛に興味がない」という言葉でまとめてしまっているのかもしれません。
それは、決して悪いことではなく、むしろ自分自身を守るための適切な行動と言えます。
ただ、口では「恋愛には興味がない」と言っているけれども、自分自身の深層心理では「恋愛が怖いだけで興味がないわけではない」としっかりと自己認識しておきましょう。
そして、大切な考え方は「あなたの次の恋愛は、あなたが過去にトラウマを抱いた同じ人との恋愛」ではないということです。
別人なので、相手の容姿も異なれば性格も異なります。
「(恋愛を含めて)面倒なことが嫌だという人」の心理
確かに恋人同士は喧嘩をするものです。まったく喧嘩をすることなく順風満帆に恋人との生活を送っている人はいないでしょう。
面倒なことが嫌だから「恋愛に興味がない」と言っている人たちは、素直ですが心理的には恋愛に興味がないのではなく「恋愛が苦手」という言葉が正しい表現になるのかもしれません。
その苦手意識のなかには、
- 感情的になることが苦手
- 感情的になっている相手が苦手
- 真剣な話しをするのが苦手
- ルールなどのを決める話し合いが苦手
など。
とにかく恋愛の中で起こるイベント、そのなかでも特に「恋愛での喧嘩」が苦手な平和主義者なのかもしれません。そんな人の心理は恋愛に興味がないのではなくただただ恋愛が苦手なのでしょう。
「恋愛をバカバカしいと思っている人」の心理とは?
どこかで恋愛をしたいと思う気持ちもあるけれどもすぐにバカバカしく感じてしまう。その感性のどこかには幼少期の体験が影響を与えてしまっているのか知れません。
興味が沸かない感情には何か理由があるはずです。その理由を探してみてはいかがでしょうか?
恋愛は偶発的に起こるものです。あなたの意志と関係なく。もしかするとこの先に本当に好きになる人に出会うかもしれません。その準備として、一度気持ちの整理を本格的にはじめてみてはどうでしょうか?
「恋愛に興味ない男女の心理」のまとめ
「2040年には50歳時の未婚割合が男性で約29%、女性では約19%になるものと見込まれている」時代です。
「恋愛をして結婚することが幸せ」という一時代に築かれた固定概念は変わってきているということです。「おひとりさま」焼肉や「おひとりさま」カラオケなんていう言葉があるこの時代に、恋愛をしていなくても楽しめることはたくさんあります。
また、恋愛をすることでお金や時間を使うといったデメリットと言える側面も存在します。それでも恋愛に興味がないあなたが興味を持ちたいと考えるようになったときは、
- 出会いの場に出かける
- 異性との接触機会を増やす
- 異性の友人を多く作り恋愛に発展させる
- 作り話でもOKなので、ドラマや漫画で恋愛に触れる
- マッチングアプリに登録する
- 趣味の場で異性と交流する
など。
積極的に動くことで気持ちも変わってくるでしょう。
恋愛には一見デメリットとも言える経済的な負担や時間的制限がありますが、恋愛でしか味わえない「ドキドキ」や「ワクワク」も存在しています。
あなたが恋愛に興味を持ちたいと考えるようなら、積極的アクションを起こしてみましょう。