恋愛では相性の良し悪しは非常に大切です。でもそんな相性はどのように見極めればいいのでしょうか?
ここでは、
そもそも「恋愛での相性」とは?
恋愛での相性を見極める8項目
「恋愛での相性」ミスマッチ解消方法とは?
を解説しています。
そもそも「恋愛での相性」とは?
恋愛に限定されずにそもそも人間関係には相性が必ずと言って良いほど存在しています。
人は自分の性格を標準だと判断していますが、性格の標準を設定することは実はとても難しいものです。
- 「普通は〇〇と考えるよ!」
- 「普通なら〇〇するでしょ!」
など。
一般的な言動や行動は「社会通念」上は「〇〇だ!」という自然と身についた感覚から生じるものです。でも、相性は社会通念上の身についたものではなく、自然体の自分が感じる感覚になります。
それが恋愛となれば、人はより「自然体な自分」を求めるようになります。つまり恋愛での相性の良さは自分自身が相手といて自然体で居れる、つまり恋愛での相性とは、
- あなたが自然体で居れること
- あなたが感じる「居心地の良さ」
に集約されるでしょう。
ひとりひとりの性格に標準はない
ここで大切なことをもう一度おさらいしましょう。それは、
人は自分自身の性格が標準だと考える傾向にあるが、性格は「自分が標準」ではない!
ということです。
見た目の身長や体重には明確な数値が存在しています。だから、
- 私は標準よりも背が高い
- 私は標準よりも体重が想い
など、標準との比較が簡単にできます。でも、性格には標準はありません。それでも人はどうしても自分の性格が標準であるかのような判断をしてしまうものです。
恋愛での相性を探る上では、その前提条件として、
自分自身の性格が標準でもないし、人の性格に標準はない
ということを覚えておきましょう。
恋愛での相性を探る必要性がある
人の性格に標準がないからこそ、自分自身が居心地が良いと感じることができる相性の良いパートナーを探すことは大切です。
相性が良い場合は、
自分自身が自然体で居れる
↓
居心地が良いと感じる
↓
一緒の空間にいうことでストレスを感じない
ということになります。
一方で相性が良くない場合は、
自分自身が“なんとなく”我慢している気がする
↓
居心地が良くないと感じる
↓
一緒の空間にいるとストレスを感じる
ということになります。
つまり、一緒にいることでストレスを感じない相手こそが、相性の良い相手ということになります。
恋愛での相性を見極める8つのポイント
ここでは相性を見極めるための8項目を紹介します。あなたのパートナーとの相性を冷静になって、探ってみましょう。
恋愛での相性チェック項目1:直感的に好印象を抱いた
これは相性を探る上で非常に大切です。初対面のタイミング、初めて相手を見たときに、
- なんとなく良いと感じた
- 直感的に良いと感じた
など。見た目で良いと感じた場合は、相性の良さでおよそ55点以上は押さえていることになるでしょう。
人の初対面の判断には「メラビアンの法則」という心理的作用があります。
メラビアンの法則とは…人の第一印象は瞬時に判断されるが、その判断材料は「Visual」「Vocal」「Verbal」の3つで、それぞれ視覚、声(質)、内容である。そしてその割合が「55:38:7」であるというもの。
つまり、メラビアンの法則によると、
- 55%:視覚情報
- 38%:声(声色や質、ボリューム)
- 7%:言語情報(話しの内容)
となります。
恋愛での相性チェック項目2:相手の持つなんとなくの「匂い(体臭)」
この匂い(体臭)は「遺伝子レベル」、つまり「本能レベル」での相性の判断とも言われるほどに重要です。この人「なんとなくいい匂いがするな~」と感じた場合は、相性が良いと思っても間違いではありません。
一方で、「なんとなく苦手な匂いがするな~」と感じた場合はやはり相性が悪いと判断できます。
恋人だけではなくても、友達の家などに行っても、「実家の匂い」というものを一度は感じたことがあるでしょう。それほどに匂いはその人のカラダに染みついているものです。
恋愛での相性チェック項目3:会話の内容や速度
先ほども記載しましたが、性格には標準は存在しません。
人は自分自身の性格が標準だと考える傾向にあるが、性格は「自分が標準」ではない!
一方で知能指数には残念ながら数値化された標準があります。それが「偏差値」です。世間では、「偏差値が20以上違うと会話がかみ合わない」と言われます。
偏差値の違いは単なる知能指数の違いですが、この偏差値の違いは、
- 育った環境の違い
- 学んだ環境の違い
- 学生時代などに属していたコミュニティの違い
- キャリア形成の違い
など。偏差値の違いは、それぞれが身を置いていたその時々のライフステージの違いを表わしていることになります。そこから逆算すると、恋愛での相性では、会話の内容に違和感を感じた場合は相性が悪いと判断できます。
世の中には知的な言い回しが好きな人もいれば、直球で会話をすることを好む人もいます。会話の内容や話す速度に違和感を感じた場合、それは相性の悪さを示していると考えて良いでしょう。
恋愛での相性チェック項目4:感情表出のタイミング
例えば、同じ映画を見て「笑うポイント」や「泣くポイント」が同じだった。あるいはニュースを見て、そのニュースに対してあなたが「怒り」を感じたときに相手も同じように「怒り」を感じていたなど。
抱く感情とそれを表出するタイミングに類似性があればそれは非常に良い相性だと言えます。喜怒哀楽の表出が共有できることは非常に大切になります。
同じものを見て同じように笑えたり、同じものを聞いて同じように悲しくなったりできるのであればそれは相性が良いと判断できます。
恋愛での相性チェック項目5:将来像が同じかどうか
例えば、
- 結婚は何歳にしたいと考えてる?
- 将来的に子どもは欲しいと思っている?
- 将来的にペットを飼いたいと思ってる?
- 夢のマイホームを建てたいと思っている?
など。子どもの話しなどはデリケートな問題ですが、相性をチェックする上では避けて通れない問題でもあります。
どれだけいま相手と一緒にいることで居心地が良いと感じていても「将来像」に違いがあれば将来的には居心地の良さを感じなくなってしまうことでしょう。
デリケートな問題も含みますが、さりげなくチェックすることは大切でしょう。
恋愛での相性チェック項目6:「食」に対する考え方
人生と80年と仮定して、一日に3回、365日食事をするとすれば、
3回×365日×80年=87,600回 ≒ 88,000回
食事をすることになります。
そんな日々の生活に直結している食事に対する考え方や食の好は恋愛での相性を見極めるうえでは大切な項目です。
例えば、とにかくジャンキーなモノが好きな人とヘルシーな食べ物が好きな人がデートをしたと仮定したら、お店を選ぶだけでも「喧嘩」になりそうですね。つまり、食事のたびに喧嘩になってしまいます。
食事を取るのは月に一度だけ、なんていう人はまずいないでしょう。ほとんどの人が毎日採る食事だからこそ、食事への考え方や食の好みは相性を見極める上では大切にすべく項目となります。
恋愛での相性チェック項目7:「時間」に対する考え方
例えば、休みの日の「ずっと寝ていても」何にも感じない人もいます。一方でせっかくの休みは「絶対に遊びに出かけたい」人もいます。
休みの日の過ごし方一つにしても時間に対する考え方は大きく違うものです。また、どこかに遊びに行くときも準備に時間をかけない人もいれば準備に多くの時間を費やす人もいます。
この「時間」に対する考え方も人それぞれです。齷齪(あくせく)と動くことで時間を大事にする人もいれば、ただただゆったりと時間の経過を楽しむ人もいるでしょう。
このように「時間」に対する考え方、捉え方は人それぞれ大きく違うものです。そのため、恋愛での相性をチェックする上では「時間」をどのように考えるかをチェックするようにしましょう。
恋愛での相性チェック項目8:「お金」に対する考え方
人が社会生活を営む上で「切っても切れない」ものがお金です。これまでの人生でお金のトラブルが一切なかった人が実際に結婚してからお金のトラブルに巻きこまれることも珍しくありません。
給料をどんどん使う人もいれば、とにかく将来に向けてひたすら貯蓄する人もいるでしょう。その時々を充実させるためにお金を使うことは悪いことではありませんが、使い過ぎると決して良いこととは言えません。
つまり、消費にせよ貯金にせよ、それぞれの「バランス」感覚が大切になります。そんなお金のバランス感覚が揃っているかどうかは非常に大切になります。
お金は生活のなかでも重要な要素を占めているからこそ、お金の消費と貯蓄に対するバランス感覚に大きな違いが生じると大きなストレスとなっていきます。
「恋愛での相性」ミスマッチ解消方法とは?
相性が悪いと分かっていても簡単には「別れる」ことを選択できない人もいるでしょう。そんな人は以下の相性の悪さであれば解消できることもあります。
恋愛での相性チェック項目5:将来像が同じかどうか
恋愛での相性チェック項目6:「食」に対する考え方
恋愛での相性チェック項目7:「時間」に対する考え方
恋愛での相性チェック項目8:「お金」に対する考え方
その方法はただ一つ、ずばり「話し合い」をすることです。
ただし、恋愛での話し合いでは必ず注意が必要です。それが、
一つ、自分が正しいという視点は完全に捨てる
一つ、相手意見を尊重する気持ちを絶対に忘れない
一つ、相手への感謝への気持ちを常に持ち続ける
一つ、決して感情的にならない
ことです。
これらをすべて肝に銘じて「話し合い」をしてみましょう。相手の考え方を変えることは一筋縄にはいきません。それでもあなたが相手のことが好きなのであれば、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。ただし、「話し合い」をするときのルールは絶対に守りましょう。性格にどちらが正しいはありません。あくまでもお互いの意思や考え方を尊重することを忘れないでください。
「恋愛の相性とは?」のまとめ
相性の良い人と出会えば、それだけ大きく人生は変わることでしょう。一緒にいて居心地の良い人との出会いは大切にしましょう。
一方で、会うと喧嘩ばかりで、一緒に居るとストレスが溜まってしまう相性が悪い相手との関係性は一度見つめ直してみましょう。あなたが幸せになるためにと、あなたがどれだけ我慢しても、結局我慢している日々が不幸せだとしんどいものですよね。
恋愛では「この人じゃないとダメだ」と視野が狭くなってしまうことはよくあります。でも、あなたが窮屈に感じる人とのあなたの相性は決して良くありません。相性が悪いと感じる相手であれば相性の良い相手を改めて探してみることも選択肢の一つです。