一般的には、恋愛の先にはやがて結婚という人生最大のイベントが待ち構えていることでしょう。
ただ、最近ではそんな「恋愛の先にある結婚」そのものをしない男性も増えていますよね。実際に「結婚」に対する価値観も確実に変化してきています。
厚生労働省の調査によれば、「結婚は個人の自由であるから、結婚してもしなくてもどちらでもよい」という考え方について、実に70%の人が「結婚は個人の自由である」という考え方を持っています。
引用:厚生労働省「結婚に関する意識調査」より
逆算すれば、結婚をするという強い意思がないからこそ、「恋愛もしない」という層が増えていてもおかしいことではありません。
そんな恋愛をしない男性たちの本当の心理とは?この記事では恋愛をバカバカしく思う男性の本当の心理に迫ってみたいと思います。
また、最後に「恋愛をバカバカしい」と表現する男性を振り向かせるための方法も紹介しています。あなたが好意を抱く人、あるいは好きになった人が「なぜ、恋愛をバカバカしく思うのか?」そして、どのようなアプローチをすれば「恋愛に興味を持つのか?」についても解説しています。
恋愛をバカバカしいと思う男性の「表面上」の心理とは?
まずは一般的に恋愛をバカバカしく思う男性が掲げる「自由」について見ていきましょう。恋愛によって脅かされる自由と言えば「時間」と「経済(お金)」です。
それぞれの項目について見ていきましょう。また、嫉妬心というキーワードから男性が恋愛をバカバカしいと思う心理についても見ていきましょう。
恋愛をバカバカしく思う「時間」編:自由な時間を大切にしたい
彼女がいない一人の男性は、
- 休日は趣味に没頭する
- 飲みたい気分のときは仕事帰りに気ままに飲みに行く
- 仲間を誘って遊びに行く
など、誰かを意識することなくとにかく時間を自分の思うようにコントロールすることができます。
一方で彼女がいる男性は、
- 休日を合わせる
- 休日を合わせたらデートをする
- 趣味に没頭する時間は限られる
- 彼女以外の異性の友達と会うことに制限がかかる
- 空き時間は彼女に連絡
など、常に彼女を意識した時間の使い方に変化させなければなりません。特に仕事に熱中している時期であったり、趣味をとにかく楽しみたいと感じているときは彼女の存在が、時間の制限を生じさせることから恋愛がバカバカしいと感じる人もいるでしょう。
恋愛をバカバカしく思う「経済」編:お金は自分のために使いたい
彼女がいない一人のときは、
- 給料はすべて自分のために使える
- 貯金も浪費も自分次第
- 趣味にいくら使っても誰からも文句を言われることはない
など、一人でいる男性は自分のお金を自分の好きなことに自由に使うことができます。一方で彼女がいる場合はどうでしょうか?恐らく彼女がいる男性は、
- デートの費用は基本的に男性持ち
- デートの内容次第で大きく費用がかさむ
- 趣味に使うお金が大きく制限される
など、経済的にも大きな負担、制限を強いられます。経済的な制限がかかることも男性が恋愛をバカバカしく思う心理に潜んでいることでしょう。
その他|女性の嫉妬心への恐怖
時間にしてもお金にしても、恋愛において男性は「自由を制限される」感覚を持っています。
恋愛をバカバカしいと表現する男性の多くが口にする理由や心理に「女性の嫉妬心への恐怖」があります。恐怖という言い方よりは嫌気という言葉がマッチする人もいるでしょう。
たとえ浮気する意志がまったくなくても女友達と食事に行ったり、“ただの”職場の同僚である女性との付き合いでさえ制限された経験をしている男性は多くいるでしょう。
どれだけ「付き合いの一貫」と主張しても、それを許してもらえず、常に気を使わなければならなくなることが原因となり、
恋愛が面倒になる
↓
恋愛がバカバカしい
と思うようになる男性も多いことでしょう。
恋愛をバカバカしく思う男性の「本当の」心理とは?
確かに「時間」や「経済(お金)」、あるいは「付き合い」といった自由に対する制限を受けることで男性が恋愛をバカバカしいと思う心理が生じることは間違いなさそうです。
でも、物事を構成する要素は単一ではありません。本来は複数の要素で構成されています。そんな複数の要素に恋愛をバカバカしいと表現する男性の本当の心理があるのかもしれません。
実は傷つきたくない
恋愛は普段の、あるいは一般的な人間関係とは異なります。どれだけ大きな愛情をぶつけてもそれが必ず響くわけではない、ある種異様な人間関係とも言えます。
その分、恋愛では大きく傷つく人も決して少なくありません。一般的な人間関係では大きな好意をぶつけると大小「差」があるもののある程度の好意は相手から返ってくるものです。
でも、恋愛ではぶつけた愛情や好意とは対照的な感情が返ってくることも珍しくありません。何度も献身的に彼女のために「時間」や「お金」を使っても結局ひどい振られ方を経験したことがある男性は、
実は傷つくことへの恐怖という心理
を抱いていて、それを包み隠すような表現として「恋愛はバカバカしい」と言っているのかもしれません。もう二度と傷つきたくないという繊細な気持ちを表に出すことは「男らしくない=恥ずかしい」と思うからこそ、恋愛はバカバカしいという表現を用いているのかもしれません。
実は結婚(や育児)への抵抗感がある
一人で自由に過ごす時間を実はもう少し楽しみたいと思っている人もやはり、恋愛はバカバカしいと判断するに至るかもしれません。
先ほどもお伝えしましたが、結婚に対する意識は確実に変化してきています。結婚して、家庭を支えることの責任を負うよりも今の時間を楽しみたいと思う人はやはり恋愛をバカバカしいという表現でまとめてしまっているのかもしれません。
一般的には恋愛の先には結婚が待ち構えています。結婚することで男性は当然、時間的にも経済的にも大きな制限がかかります。そして、結婚となれば、例えば家の購入に伴うローンの支払いや「子ども」のことについて、男性も当然意識することになります。
実はまだ家庭を支える自信がない、あるいは責任を回避したいという心理
そんな心理が潜んでいるのかもしれません。
結婚に伴って家庭を支える存在にならなければならないことや子ども教育についてもどこか自信を持てない部分がある場合は、自信がないとは言えずに「恋愛はバカバカしい」という表現を用いてしまうのでしょう。
実は非モテ。ただただ「モテない」男
これまでとは毛色が大きく異なる心理ですが、実はモテないことを隠し、恋愛はバカバカしいと表現している男性も一定数は存在しています。
本当は恋愛をしたいけれど、モテないことで恋愛ができずにいることを隠すために自ら恋愛を選択していないように周囲に見せるために、つまり自分がモテないことでの自尊感情を守るために「恋愛はバカバカしい」という表現を用いている男性もいることでしょう。
非モテ、モテないことを人から揶揄されることは決して気持ち良いことではないでしょう。でも、恋愛がバカバカしいと言い続けていることで、出会うはずの人との出会いも自ら潰してしまっている可能性があります。
実は一人が好き
時間的あるいは経済的な自由を制限されることも含め、とにかく制限が苦手で、かつ一人が心底好きだという心理を持つ男性はいるでしょう。
そんな男性は本当に一人の時間が好きなため正直に恋愛はバカバカしいと感じていることでしょう。でも決して恋愛はバカバカしいことばかりではありません。
心底一人が好きな心理を持つ男性でも、それ以外の心理があったとしても、恋愛の魅力が伝わることで恋愛はバカバカしいと思わなくなるかもしれません。
恋愛をバカバカしく思う男性に「恋愛」の魅力を伝えるには?
どんな理由であっても恋愛をバカバカしいという表現を使う男性にもきっと恋愛や結婚の魅力やメリットが伝われば、少しずつ恋愛は素敵なイベントだと思うようになることでしょう。
ここではそんな恋愛をバカバカしく思う男性の意識を変化を起こすためのアプローチについてご紹介します。
特別な人がいることで与えられるモノをしっかりと与えよう
恋人という特別な存在が与えることができるメリットを、与える限り与えることができれば恋愛はバカバカしいとは思わなくなることでしょう。
安心感を与えよう
人が生きていく上で、常に毎日が成功の連続で、日々順風満帆とはいかないものです。どこかに落とし穴があったり、ミスが起きたり、選択を誤ることで気持ちが沈んでしまうことは必ずあります。
そんな沈んでいる気持ちのときに恋愛をしていて、彼女がいることでココロが温まる想いを経験できれば、きっと恋愛をバカバカしいとは思わなくなるでしょう。
あなたの持つ女性としての優しさが伝われば恋愛への捉え方は変わるでしょう。
(仕事の)モチベーションをサポートしよう
男性が落ち込むときは仕事に関連することが多いと考察できますが、そんな仕事にどこか気持ちが乗らないときもあるでしょう。
そんなときにこそ「彼女の存在の大きさ」は伝わりやすいものです。「今の仕事が落ち着いたら行きたいと言っていた〇〇に一緒に旅行に行こう!」など。モチベーションに直結する「ニンジンをぶら下げる」ことが出来れば、彼のモチベーションは上がるでしょう。
「この仕事頑張れば〇〇が待ってる」と思わせれるような、彼にとってのモチベーションになる材料を探して、それを提示することができれば恋愛のメリットに気づくことができるでしょう。
ふと感じる幸せを与えよう
何より大切なことですが、恋愛では、
- 時間的な制限
- 経済的な制限
- 付き合いの制限
など。多くの制限が出ることもあるでしょう。
それでも、その制限があったとして、一緒にいることで感じることができる幸せがあればその制限にも意味があると感じることができるようになります。
逆説的に捉えれば、そんな幸せを感じることが出来なければすべての制限も当然、その男性にとっては無意味だということです。
恋愛をバカバカしいと思う男性が「ふと幸せを感じる」ことができるような存在であなたが居ることができれば「恋愛っていいな!」と自然と感じるようになるでしょう。
経済的にもメリットがあることを伝えよう
恋愛をしているとやがて結婚を意識することになります。そんな結婚では結婚することで経済的にメリットが生じることもあります。
それは同棲をするカップルの場合にも同様ですが、単純に「経済力が2倍」になることもあります。
今の時代は女性も結婚しても働き続けることがどちらかと言えばスタンダードな時代です。単純に二人が働き二人が収入を得れば使えるお金が増えることもあります。
そして、そのお金を二人で一緒に使うことでより充実したお金の使い方になる可能性もあります。
二人で思い出を作るためのお金は生き銭(生き金)です。もし男性の趣味がギャンブルだとしたら、周囲から見ればギャンブルという趣味に使うお金は、もしかすると死に銭(死に金)かもしれません。でも、恋人と共有できる思い出を作るお金はきっと生き銭だと言えるでしょう。
死に銭=死に金:生産性がない、あるいは新たな価値を見出すことができないお金の使い方です!
生き銭=生き金:新たな価値やリターンを得ることができるお金の使い方です!
まとめ
男性が恋愛をバカバカしいと思う心理には、様々なコト・モノへの制限があります。
それが、
- 時間的な制限(自由な時間が制限される)
- 経済的な制限(自由に使える時間が制限される)
- 付き合いの制限
となります。
これらの理由もって男性は恋愛をバカバカしいと感じる心理を抱くようになるでしょう。
でも、本当の心理の中には、
- “実は”傷つきたくない
- “実は”結婚や子育てに不安がある
- “実は”モテない
といった本当の心理にある恋愛への恐怖や責任回避、自尊感情を守る心理があるかもしれません。
いずれの心理であったとしても、恋愛におけるデメリットをメリットが上回ることができればどんな男性であっても恋愛をバカバカしいとは思わなくなるものでしょう。
恋愛をバカバカしいと思う男性や恋愛をバカバカしいと表現する男性の本当の心理をあなたが理解して、恋愛の持つ素晴らしさを伝えれるような女性になれることを願っています。