実はあちこちに潜伏している「こじらせ女子」。最近では「こじらせ男子」といった表現も活用させることも増えてきています。
そんな恋愛での「こじらせ」とはどのような状態なのでしょうか?ここでは「こじらせ女子」に絞って、「こじらせ女子」の解説をしていきます。
恋愛での「こじらせ女子」の定義とは?
実は、この「こじらせる」という言葉は普段はあまり耳にすることはありません。
活用場面としては、「風邪をこじらせる」といった使い方がもともとは一般的な使い方でしょう。風邪をこじらせるとは、本来すぐに治るはずの風邪を自らの不摂生などにより「長引かせた」ときなどに使用することでしょう。
でも、そんな「こじらせる」といった言葉は恋愛でも頻出するようになってきました。その代表的な使い方が「こじらせ女子」といった表現です。
恋愛での「こじらせ女子」とは?
「こじらせる」は漢字で書くと「拗らせる」になります。
恋愛での「こじらせ女子」とは、ねじれてしまった恋愛をしている、あるいは恋愛をするとねじれてしまうような人と捉えることができます。つまり、
本来は単純な出来事や感情さえも自分自身で複雑化してしまい、失敗をする(繰り返す)女子
のことと定義づけしても良いでしょう。
目の前で起きていることは単純なことなのに、感情や頭の中で複雑化してしまい、結果上手く行かないといった経験を繰り返していたら、あなたも「こじらせ女子」に該当すると言えるでしょう。
「こじらせ女子」の特徴10選
こじらせ女子にはこじらせ女子共通の特徴があります。ここではこじらせ女子の特徴を紹介します。
こじらせ女子の特徴1:素直になれない
たとえば、
- 男性に褒められても素直に喜べない
- 他の人が笑っていることも笑えない
など。
人の好意や感情をストレートに受け取れない、あるいはストレートに返せないとなり始めるとこじらせて始めていると考えても良いでしょう。
こじらせ女子の特徴2:プライドが高い
人には持つべきプライドが確実にあります。一方で、不要なプライドも存在しています。
- 強い信念
- チャレンジ精神
- 向上心
などがプライドと合わされば大きく飛躍します。でも、そんな内面のプライドではない人と比べてしまうようなプライド、
- いじられることがただただ嫌い
- 何につけても負けることが嫌い
- 何でも承認されたい
などはもはやプライドではありません。うちに秘めた持つべきプライドと人付き合いには不必要なプライドはしっかり取捨選択することが大切になります。
こじらせ女子の特徴3:思い込みが強い
こじらせ女子の思い込みとは、
- もう嫌われている!
- きっと違う子のことが好きだ!
など。全く分からないはずの相手の心理さえも「断定的」に判断して、まさに自分の思い込みで決めつけしまうことがあるでしょう。勝手な思い込みは良い結果をもたらさないことを覚えておきましょう。
こじらせ女子の特徴4:自分の考えを曲げない
第三者から見れば答えが明確な場合でも、当事者は冷静に見れない、それが恋愛です。そんなときに友達からのアドバイスを聞き入れることができる人はこじらせることはありません。
一方で、
- 私は〇〇だと思う!
- 絶対に〇〇になる!
など、誰からのアドバイスも聞かない場合は、こじらせやすくなってしまうものです。恋愛では本人だからこそ見えない部分もあります。客観的に見てくれている人のアドバイアスは吸収することも大切になるでしょう。
こじらせ女子の特徴5:外には強気、でも実際はネガティブ
こじらせ女子は一見「男勝り」で「サバサバ系」女子にも見えます。でも、それは理想の女子を演じているだけで、実は内面はネガティブに溢れかえっていることも珍しくありません。
たとえば本心では「愛されたい」という気持ちに溢れていても、その気持ちを前に出すことができなくなってしまいます。思っていること(感情)とやっていること(行動)のズレは結局のところ自分自身を苦しめることになってしまいます。
こじらせ女子の特徴6:感情的になりやすい
感情と行動が伴わずに苦しい思いばかりしていると、まずは自分に対してイライラしてくるものです。でも、やがてそのイライラは他人に向いてしまいます。
喜びや楽しみなどの感情は表に出せない一方で、怒りや哀しみがすぐに前に出てしまう女子も「こじらせ女子」と言えます。
感情的になりやすい、特に異性に対して「怒りやすい」と感じるようになれば比較的こじらせ状態が継続していると考えて良いでしょう。
こじらせ女子の特徴7:感謝を言葉にできなくなっている
イライラは直ぐに相手に向くのに、素直にありがとうなどの感謝の気持ちを言えなくなってしまう場合もこじらせ女子に該当すると判断して良いでしょう。
こじらせの根本は素直な感情表現ができないことです。つまり、“ねじれず”に直球で意見を発することが難しくなっている状態です。そんなときは彼のふとした優しさに素直に「ありがとう」が言えなくなってしまうものです。
感謝の気持ちは抱いているのに「それくらいはしてくれて当然でしょ!」となぜか上から目線の発言をしてしまい、喧嘩に発展するようなこともあるでしょう。
こじらせ女子の特徴8:男性の理想が高い
昔は自分を好きになってくれた人を好きだと思えていたのに、今では
- 年収は〇〇円以上
- 職業は「X」か「Y」
- 身長は△△cm以上
- 見た目は□□のような人
などなど。とにかく相手の気持ち以外に強く気持ちが向かうようになれば、それは恋愛のこじらせ女子傾向が高まっていると言えます。
確かに恋愛での理想は持っていても良いでしょう。でも、理想が気づけば絶対条件になれば、それだけ出会いの数は大きく制限されます。またスペックの高い男子には決まって彼女がいたり既婚者だったりすることでしょう。
理想はあくまでも理想、恋愛では理想と現実は「別物」という感覚をもう一度呼び起こしましょう。あなたが「幸せだ!」と感じさせてくれるような相手こそが究極の理想だと思うように心掛けましょう。
こじらせ女子の特徴9:周囲との比較が常にある
単純にこじらせていない女子、恋愛で上手くいっている女子は「自分の幸せ」も「友人の幸せ」も願うことでしょう。でも、こじらせ女子は幸せそうな友人の姿を見るとメラメラと勝手にライバル心を燃やし、「あの子よりも絶対にいい男をつかまえてやる!」といった謎のモチベーションに駆られることがあるでしょう。
「AさんよりもBさんよりもCさんよりも自分が一番幸せになってやる!」といった意気込みに駆られているのかもしれません。でも、大切なことは「AさんもBさんもCさんも自分もみな幸せ」であることです。
周囲との比較で自分が一番になんて考えることなく、「幸せな人からは幸せのおすそ分け」をもらいながら「友達みんなが幸せになれたらいいなっ!」と思えるようなゆとりが大切になるでしょう。
こじらせ女子の特徴10:恋愛をバカバカしいと表現する
恋人が出来ないときは「いい出会いがない!」と環境のせいにしながらも、恋人がいないときも恋人がいるときでも、落ち込むと「恋愛なんてバカバカしい!」といった表現をすることでしょう。
これは、「できる女」を装っているけれども、実は愛されたい願望が誰よりも強いのかもしれません。
特に恋愛をバカバカしいと表現する「こじらせ男子」には〇〇な心理があるように、恋愛をバカバカしいと表現するこじらせ女子にも同じように〇〇な心理があるのでしょう。
そんな恋愛をバカバカしいと表現するこじらせ女子の心理をさらに紹介していきたいと思います。
こじらせ女子が恋愛をこじらせる心理とは?
普通の恋愛をして、普通の恋愛を楽しんでいた女子がこじらせ女子へと変化をし続ける心理にはどのようなモノがあるのでしょうか?
ここで一度、こじらせるの定義に立ち返ってみましょう。
こじらせ女子とは…本来は単純な出来事や感情さえも自分自身で複雑化してしまい、失敗をする(繰り返す)女子
と、この記事では定義づけています。つまり、単純な物事を複雑化していく心理が働くことによって、こじらせ度合いが増していくのです。そんなこじらせ度合いを加速させる心理が「焦り」に集約されていると考えて良いでしょう。
焦りがこじらせ女子の心理にある
一般には20代後半からこじらせ女子に変化していくとされています。では、なぜ20代後半からこじらせ女子に変化する女性が多いのでしょか?
それは周辺の知人や友人のライフステージの変化にあります。
恋愛のステージが変化していない「焦り」が心理にある
心理的な「焦り」はこじらせ女子になってしまう原因として、十分すぎるほどの理由と言っても過言ではありません。
周囲との比較による「焦り」
多くの人の「恋愛」の先には「結婚」があり、その先には出産や子育てといった流れもあることでしょう。
あなたの周辺の知人や友人の女子が、ライフステージに合わせて変化を起こし、たとえばs0代後半で「結婚ラッシュ」が続けば、当然のように焦る気持ちを抱くようになるでしょう。
理想と現実のギャップから生じる「焦り」
周囲との比較だけではなく過去の自分のイメージとのズレも焦りを生じさせる原因となります。
「自分は20代後半には結婚して、きっと幸せな家庭を築いているだろうな~」といったような理想を幼少期の頃から思い描いている女性も少なくありません。
そのような女性もまた、理想と現実のギャップ、ズレから焦りを抱くことになるでしょう。
こじらせ女子を卒業する方法
仮に焦りを打ち消すことができれば、多少なりともこじらせ女子から卒業できることはあります。まずは、焦りを消すことにつながるような対策を講じていきましょう。
こじらせ女子からの卒業方法1:周囲と比べないこと
世の中には「隣の芝は青い」といった言葉があります。これは、隣の芝の方が自分の芝よりも青く見えてしまうことから「他人のモノが自分のモノよりもよく見えてしまう」心理を揶揄した言葉です。
人は自分と他人を比較する段階に入っている時点で確実に他人の方がよく見えてしまうのです。
人が他人と比較をするときは、自分自身が充実していないときとなります。自分自身が充実していると人はあまり他人と比較しません。一方で、自分が充実していないと他人とすぐに比べてしまうものです。
つまり、他人との比較を始める段階で「焦り」は自然と生じてしまうものです。
こじらせ女子からの卒業方法2:自分の時間を有意義に使う
実は早く結婚したいと考えているあなたが「結婚をして子育てに奮闘している」と友人から聞いたとき、思わず「羨ましい」と感じてしまうこともあるでしょう。
でも、きっとその生活は羨ましいことばかりではないはずです。ほとんどの時間を子育てと家事にとられてしまい、自分の時間を持てる余裕はないはずです。
一方で、あなたには時間のゆとりがあることでしょう。そんな「ゆとりのある時間」を有意義に使うことで、気持ちにもゆとりが芽生えてくることでしょう。
こじらせ女子からの卒業方法3:ネガティブにならない
あなたに恋人がいるなた、きっとあなたは焦りから「フラれたらどうしよう…。」と不安に駆り立てられることもあるでしょう。
恋人がいないあなたは「どうせ私なんて…。」と悪い開き直りをしてしまっていることもあるでしょう。
それのいずれにもあなたが設定しているゴールに到達できないのでは?という不安が「焦り」という心理を生じさせ、苦しんでいることでしょう。
でも、未来のことは誰にも分かりません。分かっていることは「こじらせ女子」になるとゴールから遠のいてしまうということです。
こじらせ女子からの卒業方法4:「未来は明るい」と信じる
未来に起きることは誰にも分かりません。誰にも分からないなら、未来を信じましょう。
- きっと自分は幸せになれる
- きっと私には幸せな未来が待っている
- きっと私には幸せが訪れる
など。とにかく明るく前を向いて毎日を送るようにしましょう。
直ぐにでも幸せになるんだ!と思わずに、未来にやがて訪れる幸せを信じて毎日を送るようにしましょう。
こじらせ女子からの卒業方法5:心理カウンセリングを活用しよう
ここではこじらせ女子の心理には「焦り」があるという仮説の元、焦りを解消することでの「こじらせ女子」からの卒業へアプローチしてみました。
でも、こじらせ女子のなかには過去の恋愛のトラウマなど、様々な理由によって「こじらせ女子」へと変化してしまった人もいることでしょう。
ただの「焦り」ではなく、自分の特殊な恋愛経験によって「自分自身はこじらせてしまっているんだ」と感じている人はプロのアドバイスを求めるためにカウンセリングを活用してみても良いでしょう。
あなたの住むエリアのカウンセラー探しの参考にしてみてください。
まとめ
「こじらせ女子」の特徴に該当する項目が多いと感じたあなたは好機だと思い、自分自身で望ましくないと感じている行動や言動は修正していきましょう。
本当の失敗は理解してもなお、同じ行動を続けることです。あなたがこの記事を通して「私はやっぱりこじらせてるな~」と感じた場合には積極的に対処していきましょう。
人は何かをするときに焦ったことで良い結果につながることは滅多にありません。特に相手のいる恋愛では焦ることによって、自分にも相手にもマイナスの作用をもたらしてしまうことでしょう。
焦りを感じるときほど、3Aを大切にしましょう。
3A = 焦らず! 慌てず! 諦めず!
焦りからくる思考や行動はあくまでも焦りを解消するため「だけ」の方法になってしまいます。でも、最も大切なことは「焦り」を解消することであなたが幸せになっていくことです。