一般的には、恋愛の先には結婚があります。あなたがバリキャリで働いていていたとしても、そうではないとしても、結婚相手は人生を大きく左右します。
結婚をすると、人生の大きな買い物である家や車の購入、夫婦での決め事、育児など、様々なイベントと真剣に向き合わなくてはならなくなります。
人生の大事なイベントを決めるタイミングで男性に逃げ癖があれば、あなたのストレスはとんでもなく蓄積していってしまうでしょう。
ここでは、
- 大事なときに頼りにならない
- いざというときに頼りにならない
逃げ癖のある男性を象徴する行動とその心理について解説していきます。
大事なときに役に立たない!逃げ癖がある男性の象徴的な行動とは?
恋愛での逃げ癖を持っている男性と付き合うと色々と苦労するものです。でも、それが結婚相手となればますます苦労することになるでしょう。
あなたが逃げ癖のある男性と結婚すれば夫婦は一対です。男性側に「逃げ癖」があれば、しわ寄せはあなたにくることでしょう。
「逃げ癖」男子を象徴する行動1:話し合いの途中にリタイアする
逃げ癖がある男性を象徴する行動 → 会話の途中で消えようとする
たとえばケンカをしてしまったとき、あなたはケンカの「原因」を追究し、今後同じことでケンカが起きないよう「予防策」を講じたいと考え、話し合いに持ち込んだとします。でも、話し合いをしているうちに、
- この続きはまた今度にしよう。
- 仕事で今日は疲れてるんだ。
- 明日は朝早いから寝るね。
などと言って、話し合いの途中にリタイヤすることが多い場合は「逃げ癖あり」と考えて良いでしょう。男性からしてみれば、これらの発言はいま目の前にある考えないといけない問題からの回避となります。
普段から、話し合いの途中でリタイヤする傾向が強い人は「逃げ癖あり」と考えても良いでしょう。このような男性の場合は本当に大切な話しのときもきっと逃げてしまうことでしょう。
「逃げ癖」男子を象徴する行動2:大事な話しのときにはぐらかす
逃げ癖がある男性を象徴する行動 → 会話を途中ではぐらかす、深みにはまろうとしない
※はぐらかすとは…話している話題の中心をわざとはずして紛らわす
たとえば彼を両親に合わせようと考えたあなたは段取りを考えることでしょう。段取りを考える過程でカレに〇〇月〇〇日はどうかな?と聞くと、
- いいんじゃないかな!
- それでいいよ!
- 別に大丈夫だよ!
- いつでもいいよ!
といった具合にあえて深みにハマろうはせずに、むしろ会話が次の会話に移行するように早く終わらそうとすることも象徴的な会話と言えるでしょう。
会話をはぐらかすことでその場をやり過ごそうとしていることにパートナーであるあなたは直ぐに気づいて「まただ~」と頭を抱え込んでしまうことでしょう。
「逃げ癖」男子を象徴する行動3:「何とかなる」で貫く
逃げ癖がある男性を象徴する行動 → 真剣に向き合うべき問題もシリアスに捉えない
たとえば、二人にとって良くないことが起きてしまい、真剣に考えないといけないと、どれだけあなたが深刻に問題を捉えていても、
- 大丈夫!
- 何とかなるって!
- 気にし過ぎだよ!
- 気にすることないよ!
と、全く深刻に問題を捉えようとしない逃げ癖があるタイプもいるでしょう。きっと、シリアスに問題を捉えるとしんどくなるので、そもそも問題と向き合うことから逃げている男性に多い傾向が見られます。
大事なときに頼りにならない|「逃げ癖」がある男性の心理5選
逃げ癖はその名の通り、その人が育ってきたなかで備え持ってしまった「クセ」です。つまり、クセを備え持つようになった心理が確かに存在しています。
「逃げ癖」男子の心理1:否定を極端に嫌う心理がある
逃げ癖男子の典型的な心理は、「否定」への強い嫌悪感にあると言えます。恐らく過去に何度も自分の意見を言っては否定を繰り返されたことで、必要以上に自分の意見を否定されることへの嫌悪感を抱いていることでしょう。
繰り返し否定をされ続けたことで、人に対する警戒心は無意識のうちに強まり、気づけばココロを閉ざしていることも少なくありません。
自分の意見を言う → 否定される → ネガティブな気持ちになる
といったクセであるプログラムが作動しないよう、気づけば逃げる体質になっていることもあるでしょう。
「逃げ癖」男子の心理2:解釈を間違えた平和主義的な心理がある
自分の意見を誰かに伝えることで「否定を受ける」こともありますが、自分の意見を言うことで意見が「衝突」することもあります。
恋人同士は「赤の他人」が結婚して夫婦になり、家族になります。そんな縁もゆかりもない二人がココロの距離を近づけるためには意見を突き合わせることもときには必要になるでしょう。
でも、逃げ癖男子は「意見を突き合わせる=ケンカ」という誤った解釈をしていることで、平和(ケンカしない)を最優先に意見を言わないパターンもあり得るでしょう。
「逃げ癖」男子の心理3:逃げ癖の奥に「負け癖」がある
自分の意見を言っても「否定され続ける」心理にも似ていますが、自分の意見を何度言っても通らないと、それは敗北のようなものです。
- 所詮オレの意見なんて…。
- どうせオレが言っても…。
- オレが言ったところで…。
など「何を言っても結果は同じ」と思っている場合にも、恋人の目には逃げ癖に映ってしまうことでしょう。
そして、他人からの否定ではなく自己否定を繰り返しているうちに、心底の負け癖がついてしまうものです。そうなると、最初から戦うことを馬鹿らしく感じ、逃げるが勝ちといった心理を備えてしまうものと類推ができます。
「逃げ癖」男子の心理4:責任を背負いたくない心理がある
自分が意見するということは「自分にも責任がある」ということを認識している場合、責任を負いたくない心理から責任を背負うような発言を控え、いつでも逃げれる体制にしておくといった心理もあるでしょう。
逃げ癖がある男性を象徴する行動では、
- いいんじゃないかな!
- それでいいよ!
- 別に大丈夫だよ!
- いつでもいいよ!
あるいは、
- 何とかなるって!
- 気にし過ぎだよ!
- 気にすることないよ!
など、何か問題に対して、深みを追った自分の意見を一切主張していません。つまり、何が起きても自分には責任がない状態を維持しています。
責任を背負いたくない心理が行動や言動に何度も現れ、恋人からはそれが「逃げ」であり、繰り返すことによって「逃げ癖あり」と判断するようになるのでしょう。
恋人の「逃げ癖」はなおるの?
人の成長に「失敗」「挫折」「否定」「敗北」といったネガティブな情動が糧になることは間違いなくあります。「二度と同じような気分を味わいたくない」と、新たな決意を持てることで大きな飛躍や成長を遂げることがあります。
でも、何度も「失敗」し、何度も「挫折」し、何度も「否定」され、何度も「敗北」を喫してると、人の成長の糧にはなりません。むしろ、成長の妨げになります。
ネガティブな成長を妨げる心理に潜む現象は「学習性無力感」があります。
学習性無力感とは…強制的・不可避的な不快経験やその繰り返しの結果、何をしても環境に対して影響を及ぼすことができないというネガティブな感覚が生じることにより、解決への試みが放棄され「あきらめ」があなたを支配する結果となる。
引用:有斐閣『心理学辞典』より
逃げ癖をなおすためには、この「学習性無力感」を打ち消すことに尽きるでしょう。
何度も「失敗」し、何度も「挫折」し、何度も「否定」され、何度も「敗北」した結果「逃げ癖」がついたのであれば、何度も「成功」し、何度も「完遂」し、何度も「肯定」し、何度も「勝利」を味わることで「逃げ癖」は消えていくでしょう。
あなたが意図的にでもあなたの恋人に何度も成功体験を重ねさせることができれば、逃げる癖はやがて消えていくことでしょう。
まとめ
恋愛での男性の「逃げ癖」も女性からすれば、大事なときに頼りにならないことが続けば、大きなストレスになるでしょう。
そして、それがやがて結婚生活となればいよいよ「逃げ癖」はストレスに留まらずに、実際に決めなければならないことさえも決めれないという事態になりかねません。そして迎える結婚生活の失敗、それはすなわち「離婚」へとつながってしまうものです。
ただ、いまの時代に即して言えば、2000年以降は「離婚への抵抗感」は著しく和らいでいます。
引用:平成25年度 厚生労働省『多様化するライフコース』
「結婚生活に失敗したら離婚すればいい!」という柔軟な考え方があっても良いでしょう。でも、恋愛をしているなかで常々「逃げ癖」を感じる男性とあえて結婚し夫婦になって、苦しむことはないのも事実です。
恋愛の先にある結婚はあなたの人生を大きく左右するものです。
恋愛では「好き」という感情だけで関係性を保つことは出来ますが、夫婦となれば「好き」という感情だけではやがて関係性を保てなくなってくるでしょう。
「いざというときに頼れる」男性がそばにいるのか否かは、あなたが結婚生活で「精神的支柱」を持っているのかどうかの大切なポイントとも言えます。
「可愛いなっ!」と思えるような許容できる「逃げ癖」であれば問題ありませんが、心底頭にくるような「逃げ癖」をカレがもっているようなら、あなたがその男性から「逃げる」ことを考えても良いでしょう。