ストレス基礎知識

ストレスは病気のもと!ストレスがもたらす症状TOP3と対処法

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日々の生活の中でストレスが溜まることはありませんか?

多くの人は多かれ少なかれストレスを抱えながら生きています。

もしあなたが「ストレスがない」あるいは「ストレスが溜まるタイプではない」と考えているならそれは危険信号です。

  • 職場のこと
  • 仕事のこと
  • 学校のこと
  • 家庭のこと
  • 育児のこと
  • 人間関係のこと
  • 恋愛のこと
  • 生活のこと
  • 経済のこと

など。

どのような環境におかれていても「人生」そのものに悩みなく生きている人はいないでしょう。

たとえ、どれだけ嬉しい出来事が起きても外部環境の変化があればストレスはすぐにたまるものです。

もちろん適度なストレスは必要であるともされますが、過度なストレスにさらされるとストレスが原因で身体の病気にもつながり身体的な症状がでてきます。

ここではストレスが原因で起こる身体的症状とその解決方法について記載しています。

また、ストレスが原因で起こる心の病気についても、体験談なども記載しています。

あなたのストレスが少しでも緩和されより良い状態で生活できるためのヒントになれば何よりです。

そもそもストレスとは?

もともと「ストレス」とは、物理の考え方を基本にしているとされています。

モノに何らかの力を加えると負荷がかかります。物体であれば形が変形したりつぶれたりします。その物理的にかかる負荷がストレスなのです。

ただ、一般的には「ストレス」というと、物理的な負荷よりも精神的な負荷をイメージする人が多いです。

何らかの、

  • 悩み
  • 不安
  • 心配
  • 疑問
  • 不信
  • 不調

など。

何らかの負荷によってネガティブな情動」を引き起こされたとき、それがあなたにとっての「ストレス」です。そして過度なストレスにさらされ続けると、そのストレスによって身体的異変を生じることがあります。

ストレスが原因で生じる身体的な症状にはどのようなモノがあるのでしょう?ここではストレスによる病気TOP5を紹介します。

ストレスがもたらす病気や異変1, 頭痛になる人

ストレスを感じたときにもたらす病気として最も代表的な症状は「頭痛」であるといえるでしょう。

頭痛はその症状によって、

  • 偏頭痛
  • 緊張型頭痛

に分かれます。

偏頭痛:「ケガ」のようなもので“ズキズキ”とした痛み

緊張型頭痛:後頭部や頭の周囲が“締め付けられる”ような痛み

特にパソコンや使ったデスクワーク中心の人やスマホを長時間にわたり操作する人は「頭痛」を引き起こしやすいです。

頭痛になる人の対処法とは?

「深呼吸」と「姿勢改善」など、筋肉の緊張をほぐすことがオススメの対処方法と言えます。頭痛を引き起こす場合などは、筋肉がこりかたまってしまっていたり、呼吸が浅くなってしまうことが頭痛が起こることがあります。

頭痛を頻繁に生じてしまうひとは「深呼吸」で多くの酸素を吸収し、姿勢改善に努めることで頭痛予防が可能になるでしょう。

ただし、頭痛ではストレスが原因ではない「命に関わる病気」を引き起こしている心配もあるため、極度な痛みや異変を感じたときは直ぐに医療機関を受診するようにしましょう。

ストレスがもたらす病気や異変2, 吐き気をもよおす人

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ストレスがもたらす病気として、吐き気や嘔吐といった身体的な異変を感じやすい人もいます。

これは「心因性嘔吐」であることは間違いないですが、心因性の嘔吐は原因の特定が難しいとされています。食べ過ぎや飲み過ぎの吐き気とは異なり、ストレス性での吐き気では本人が意図しない場合も多いため科学的な根拠はあいまいであることも事実です。

ただ、心因性の吐き気や嘔吐では、

  • 自分に自信がない
  • すぐに不安を感じてしまう

など。

普段の生活のなかで弱気な傾向がある人は吐き気を感じやすいでしょう。

吐き気をもよおす人の対処法とは?

普段の生活から気持ちをトレーニングするように心掛けましょう。特にネガティブな思いを抱きやすい人はネガティブな「自動思考」を持っています。

何か物事が起きるとあなたにとって「何か良くないこと」が起こるのではないかといったネガティブな思考が勝手にスタートしてしまうような自動思考です。

ただ、このネガティブな自動思考は止めることが可能です。ネガティブな自動思考がすぐにでてきてしまう人は、「積極的に無視」「深呼吸」を行い普段の生活のなかから自動思考を止めるトレーニングを行うようにしましょう。

ストレスがもたらす病気や異変3, 腹痛/下痢/胃痛になる人

過度なストレスにさらされたときに、腹痛や下痢、あるいは胃痛といった症状を生じる人も多いはずです。

それは、

胃腸はココロの鏡

と言われるほどにココロの状態と密接に関係があるとされているからです。

暴飲暴食や不規則な食生活を送っていないのに腹痛や下痢になる場合はストレスが原因と言えるでしょう。また、暴飲暴食などをしていないにも関わらず胃痛が起きているときはストレスが原因と考えることもできるでしょう。

また、胃痛では胃酸が過剰に分泌されることで炎症が起きたり胃潰瘍などの病気になる場合もあるため、重症化する前に医療機関を受診するようにしましょう。

腹痛/下痢/胃痛になる人の対処法とは?

胃腸はココロの鏡です。

ココロが良好な状態であれば、腹痛や下痢、胃痛の症状を和らげることも可能でしょう。腹痛や下痢、胃痛になりやすい人は、3Rと言われる

  • 「リラックス」
  • 「リフレッシュ」
  • 「リカバリー」

を心掛けるようにしましょう。

リラックスでは簡単な方法ではお風呂に入ったりストレッチなどをすることでカラダの緊張をほぐすようにしましょう。リフレッシュやリカバリーでは旅行に行ったりパワースポットを巡るなど、充実した時間を過ごすことでココロのエネルギーを回復させたりストレスを解放するようにしましょう。

ストレスがもたらすココロの病気

ここでは、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 腹痛
  • 下痢
  • 胃痛

など、ストレスがもたらす身体的な症状ではなくストレスがもたらす「心の病気」や症状についても解説しています。

ストレスの病気1,適応障害

ストレス障害の一つである適応障害は、文字通り、さまざまな事に適応することができなくなり、普段の生活において支障をきたす症状をいいます。

特に、環境の変化があった場合などはその変化に上手く適応することができません。

この、適応障害はストレスが大きな要因として考えられています。したがって、ストレスを取り除くことによって改善の出口が見えてくる症状だともいえます。今まで、適応していたことができなくなったリすることで、焦ったり落ち込んだりする必要はなく、しっかりとたケアや治療をすることによって改善することが可能なので焦らずに治療に取組むことが大切です。

ストレスの病気2, 急性ストレス障害

急性ストレス障害は、突発的な出来事で大きなストレスを感じ、様々な症状を生じる障害です。

急性ストレス障害は、大きく二つに分けられます。

  • 急性ストレス障害:短期間で治まるもの
  • 心的外傷後ストレス障害(PTSD):長期間持続するもの

急性ストレスの症状には、覚醒症状や解離症状などが含まれます。自分自身や身内など事故や、災害、強姦や強盗などの大きな事件などを経験することで強いショックを受け、トラウマとなってしまうことをいいます。

ストレスの病気3, 心的外傷後ストレス障害

心的外傷後ストレス障害とは、急性ストレス障害が長期間続くことをいいます。

最近ではよくPTSDという言葉を耳にしませんか?

心的外傷後ストレス障害は、命に関わるような極度に強いストレスを浴びることで発症することがあります。

その症状はストレス障害が短期間なのに対して、心的外傷後ストレス障害は長期間(数ヶ月以上)続くとされます。また、普段の生活にも支障をきたす状態となることは珍しくありません。

ストレスの病気に関する体験談

ここでは、日々の生活の中でストレスを抱え、ストレスが原因と考えられる症状が出た方からの実際の体験談を紹介します。

ストレスが引き起こした「無気力」の体験

最近、職場でストレスを溜めていると感じていて、家に帰ると何もやる気がなくなります。今までは、計画を立てたり目の前のことをしっかりと対応することができていたのですが、その一つ一つに対応する気力が無いというか、対応しようとしないので結局は何にもせずに時間だけが過ぎていくという日が続いています。

インターネットなどで調べていると、何もやる気が無くなったり、いままで対応ができていたことに対応できなくなったりすることは心の病気という記事も見ました。私生活において特に思い当たることはありませんので、ストレスが溜まったことによって気力が無くなってしまっているのかと思っています。

「無気力」感の原因とは?

ストレスが要因となり症状がでることもあり、うつ状態になることやストレス障害を起こすこともあります。いずれにおいてもストレスが関係していると言われていますが、そういった症状は何ら理由がない状態でも症状が出ることが特徴です。

例えば、その日に職場で嫌な事があってやる気をなくした場合等は、社会人であれば誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。それが継続して気力が無くなるのであれば、それはストレスが要因となる症状とも考えられます。

今まで対応できていたことに対応できなくなったというのは、適応障害というケースもありますが、適応障害というのは今までとは異なる環境や、今までと違う経験をする時に適応できないという症状が多いです。

物事に対応する気力が無くて時間が過ぎてしまうというのは、ストレス要因が絡み合って出ているものだと考えらるでしょう。

ストレスの病気に関するまとめ

ストレスが原因で引き起こされるカラダの病気には「頭痛」「吐き気」「腹痛」「下痢」「胃痛」などがあります。

またストレスが原因で引き起こされるココロの病気には、「適応障害」や「急性ストレス障害」だけではなく「うつ病」もあります。

日々の生活で、環境の変化があることによって人はストレスを溜めるわけですが、このストレスは身体だけではなく心の病気においても関係しています。

あなたのカラダの健康に対しても、ココロの健康に対しても、大切になることはストレスを上手くコントロールすることです。

ストレスと上手く付き合っていけるよう、普段の生活からカラダもココロも良好な状態を保つことができるよう、きちんと意識することをオススメします。

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