妊娠を経験した方は、妊娠中にストレスが溜まった経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
中には、妊娠中でもストレスを感じなかった方もおられるかもしれませんが、ストレスというのは嬉しいことでも環境が変わると感じるものとされていますので、普段の生活をしていても、体調の変化があったり、今までは平気にできていたことができなくなったり、それだけでも大きなストレスを感じたりもすると思います。
こちらでは、妊娠中にストレスを溜めた場合の胎児に与える影響について解説していきたいと思います。
妊娠中にストレスを溜めると胎児に影響あるのか?
ストレスは当然良くないとされています。
「ママの感じるストレスはもちろんお腹の赤ちゃんにも悪影響である」ことは容易に想像できるのではないでしょうか?
ママがストレスを感じているけど、お腹の赤ちゃんはストレスに対応出来ている、なんていうイメージは到底持てません。ママがストレスを感じることで、切迫流産のリスクが高まるといったことも一般的には言われています。
ストレスを溜めると胎児に良くない
つまり、「ストレスがお腹の赤ちゃんに悪い」といったことは皆さんも分かってることでしょうね。では、悪いと分かっているから、「ストレスを溜めないでいよう!」と思って、全くストレスを溜めずに生活できるかと言えば、答えはNOになってしまいます。
皆さんも経験があると思いますが、大きな不安や悩み、問題を抱えていて「この問題がなくなったら、一生ストレスなく生きていけるのに!」なんて思っていて、いざその悩みや不安、問題が解決すると、知らず知らずのうちに次の悩みや不安、問題を抱えてしまっているといった経験はあると思います。
無意識のうちに人はストレスを探しているのでは!?とも思ってしまうほどです。もしかしたら、人間が生きていくためにはストレスはある程度は必要なのかも知れませんね。
そうなると、「ストレスを溜めないでいよう」と考えるよりも「ストレスをうまく処理しよう(≒ストレスコーピング)」という考え方を持つことの方が正解なのかも知れません。
これは、もちろん普段生活している環境によってそれぞれだと思いますが、嬉しいや楽しいといった肯定的な感情もイライラや怒りといった否定的な感情も、様々な感情を自分自身に運んでくるのはまわりの人たちだと思います。
だからこそ、まわりが持ってくるストレスに対応する能力を持つべきなんだと思います。
このストレスの対応については、「妊娠中の仕事の仕方、ストレスを溜めないために」の欄に記載しますので読んでみてください。
旦那に言われてストレスがたまる言葉
これは、妊娠中だけではなく、よく巻き起こる!?議論ではないでしょうか。
でも、妊娠中はストレスに過敏になっているため、旦那さんからの心無い一言に「プチっ!」ときたという経験をした方やいままさにその経験をしてる方もいるでしょう。
妊娠の辛さを理解しない旦那の言動にストレス溜まる
特に、男性には分からない「つわり」の時期に、「大げさなのでは?」と言われた日には。。。また、仕事行かなくていいからラッキーだとか。。。いずれにせよストレスが溜まる言葉は色々とありますが、仕事している旦那さんが放つ「俺の方がしんどい」あるいは「俺も疲れてる」なんていう言葉で夫婦喧嘩が勃発ということもあるでしょう。
これは、実は面白い!?と言いますか、興味深い旦那さんのコメントですよね。人はゆとりがあるとき、人に優しくすることができ、自分にゆとりがなくなってくると、人に強く当たってしまうものです。
人との会話でも夫婦の会話でもコミュニケーションは「相手軸」と「自分軸」から成立します。
「俺だって、、、」「俺も、、、」と言ってる旦那さんはもしかしたら、仕事で極端なストレスを溜めているのでは!?と思って、突発的に「私だってしんどい!」と声を上げる前に、「仕事で何かあった?」と一声だけかけてみてはいかがでしょうか?
実はね、、、と普通の話しになって喧嘩をしなくて済むかも知れません。
これも立派なストレスへの対応です。
妊娠中の仕事の仕方、ストレスを溜めないために
普段、私たちが生活しているなかで、働いている神経系、自律神経には交感神経と副交感神経という神経があります。
妊娠中はもちろんのこと、一般的に、リラックスやのんびりした気持ちになる場合、自律神経の交感神経と副交感神経のどちらが優位に働いているとされているでしょうか?
このお話しは、もうご存知の方も多いかと思いますが、答えは、、、副交感神経です。
でも、ストレスを感じることで、この副交感神経が働きにくくなってしまいます。では、どうしたらこのリラックスを促進してくれる副交感神経の働きを良くすることができるのでしょうか。
ストレスを溜めない為に朝の太陽を浴びて、深呼吸をする
その方法には、お風呂に入って体を温めたり、マッサージをするなどの方法は多数紹介されていますが、私たちはストレスに対応するココロを作るためには、「朝の太陽を浴びて、深呼吸をする」ことを推奨しています。
リラックスるするためにお風呂やマッサージを受けることは、リラックス状態を意図的につくるイメージですよね。
「これならリラックスできそう」と感じることも多いかと思います。
一方で「朝の太陽を浴びて、深呼吸をする」というのはやる気を満ち溢れさせるイメージで一見、リラックスには縁遠い印象をお持ちになるかも知れません。
でも、大切私たちが大切にしていることは「ストレスに対応する力」を持つことです。自律神経で大切なことは交感神経と副交感神経の働くバランスです。つまり、「やる気スイッチ」をONにできる人は「やる気スイッチ」をOFFにする力も自然に持つことができるでしょう。
ストレスのない生活、何てなかなか考えれません。妊娠中はホルモンバランスの変化などで妊婦さんはストレスを感じやすくなってしまいます。そんな時だからこそ、朝陽を浴びながら、大きく深呼吸をして、赤ちゃんに元気を届けてみてはどうでしょうか?「ママは元気に生まれてきてくれるように、今日も一日頑張ります!」と。
まとめ
妊娠中は、ストレスを感じることも多いでしょう。
些細な事にイラっとしたり、思うように身体が動かずに、または制限がかかったりすることも大きなストレスの要因と言えます。
この記事を読んで頂いた方は、一つ一つ、ストレス解消できるようやってみて下さい。自分自身で手軽にできることもあります。是非、取組んで頂き、少しでもストレスをコントロールできることを願っております。