あなたはストレスフリーになってもっと楽に生きたいと思いませんか?
現代社会はストレスに溢れています。
毎日の仕事や学校生活、家庭のことなど、あなたは多くのなストレスを抱えていることでしょう。
そして、ストレスを溜めることによって体調不良や頭痛、腹痛、胃痛などの症状が生じている人もいることでしょう。
また、心の病であるうつ病などの症状を生じてしまっている人もいるでしょう。
- できればストレスを感じず過ごしたい
- ストレスフリーに生きたい
そう考えるのは当然のことです。ストレスを感じなければ毎日はきっと楽しく幸せに感じることでしょう。
では、どの様にすればストレスフリーに生きることができるのでしょうか?
こちらの記事では、ストレスフリーで楽に生きるために大切な5つの習慣について紹介します。
もっと楽に生活ができるストレスフリーの方法って?
ストレスフリーで生きたい!そんな言葉を口にした、あるいは耳にしたことはありませんか?
もっと楽に生きたい!人はストレスフリーで生活できるのか?
でもストレスのないストレスフリーな状態というのはなかなか長続きはしないものです。
例えば、サラリーマンであれば大きな商談に成功して、これでようやくストレスから解放されると同僚と祝杯をあげて帰宅します。でも、帰宅した途端に、家に帰ると「何時だと思ってるの?」と突然、妻に怒られてストレスを感じてしまうといった経験をしたことがあるのではないでしょうか。
この例以外でも同様に、ストレスから解放されたと思った途端に次のストレスがやってくるという経験は誰もがしているでしょう。
つまり、ストレスというのは生涯つきまとってくるものだと考えれてしまいます。
でも、やっぱりストレスフリーで生きたいと思っている人ははじめに「ストレス」というのは一体何なのか?その正体を突き止める必要があるでしょう。
本当は楽しいのに自分で考えてストレスを作っている?
ある物事「X」ということが起きてしまった時に笑って済ませることができる人がいます。
一方で、物事「X」に対して強い怒りを感じ続ける人もいます。
となると、ストレスの正体は一体何なのでしょうか?もしかしたらストレスはあなた自身が作り出しているものなのではないでしょうか?
ストレスフリーで楽に生活するために「ストレス」について知る
ストレスとは、もともと「圧力」などを意味する言葉だったようで、1930年代後半に
「外界のあらゆる要求によってもたらされる身体の非特異的反応」
を示す概念として提唱されたようです。
その説によれば、身体に与えられたストレスは、
・副腎皮質の肥大
・胸腺・膵臓・リンパ節の萎縮
・胃と十二指腸の出血や潰瘍
などの病気を引き起こすとされています。
ストレスとは「有害刺激」である
つまり、ストレスとは人にとっての有害刺激です。
ストレスとは「非特異的生理学的変化が生じている状態」
を指すという定義だそうです。
1960年代に入ると生活ストレスの研究を契機にストレス研究は加速し心身の健康状態に悪影響を及ぼすモノ=ストレスという考え方が根付いていったようです。
ストレスフリーを創るためのストレスコーピング
ストレスの研究が進むにつれて、ストレス・コーピングという「個人的変数」が導入されました。
脅威などがあなたを襲ってきた時に、対処するために努力(対処努力)が必要になるモノがストレスであり、ネガティブな情動が喚起されるモノがストレスであるということです。
つまり、ストレスとは心身の健康を著しく損なうほどの激しいネガティブな情動を引き起こす「コト」や「モノ」という解釈ができるでしょう。
ストレスフリーで生きることはできるのか?
ストレスというのは、個人がネガティブな情動を引き起こしてしまうような「出来事」や「物事」なわけですね。
ただ、「モノ」や「コト」に対する感じ方が、人それぞれであることを考えると、ストレスは実は「外界」に存在しているのではなく、「あなたのココロにある」ということにもなります。
すぐにストレスフリーで生活できる?
ストレスフリーな生活、ストレスフリーな社会というのは存在するのでしょうか?
この問いに対しては、「自分自身のネガティブな情動を全ておさえることが出来れば、ストレスフリーは存在する」ということになります。
大きな天災などに遭遇しない限りは、究極はストレスフリーというのは存在するでしょう。
なぜならストレスを感じるも感じないも、あなたのココロの持ち方次第だからです。
どんな嫌なことがあってもネガティブな情動が引き起こされなければ、それはストレスフリーであるということになります。
ストレスフリーになるためにネガティブな情動を引き起こさない
ネガティブな情動が引き起こされなければ、人はストレスフリーでいることができます。
だからといって、ネガティブな情動を引き起こさないように「努力」をしてしまうと、それはストレスフリーな状態ではなくなってしまいます。
そこで、普段からネガティブな情動が引き起こらないようにトレーニングをすれば、ストレスフリーは成し得ることができるかもしれません。
「モノ」や「コト」に対してのネガティブな情動がコントロールできる毎日はきっと気持ちいいものになるでしょう。
もっと楽に生活できるためにすぐに始めるべき5つの習慣
ストレスは「モノ」「コト」が持っているのではなく、その「モノ」や「コト」が起きた時に湧き出るあなたの感情のなかに潜んでいるということです。
だからこそ、究極はストレスフリーを成し得ることができると信じたいですね。
ここでは、あなたがストレスフリーに近づくために大切な5つの習慣を見ていくことにしましょう。
1, 他人とのストレスから脱却、対人関係をストレスフリーに!
幸せを運んでくるのも「人」、不幸せを運んでくるのも「人」であることがほとんどです。
「人」の親切は頭に残らない
「人」は「人」に対して、親切な行動や言動をとっていることが多いです。
でも、その「人」が「人」に対して働きかけている親切な行動や言動は印象として強く残りません。
むしろ、「人」が「人」に危害を加えたり悪行を働いている光景などのネガティブなアクションが強く人の頭には残るものです。
ストレスフリーなのにマイナスが頭に強く残っている
良い記憶よりも、悪い記憶の方が強くメモリーに残ることはよくあります。
例えば、普段親切にしてくれているAさんが、いつもと違ってほんのわずかだけ不快な行動あるいは言動をとったとしたら、それだけで不快な思いは強く頭に残ってしまいます。
つまり、人はネガティブな情報に敏感であるということが言えます。
ネガティブな情報に敏感であることは、ストレスフリーからは対極となってしまいます。
パーソン・ポジティビティ・バイアス
「人」は「人」を基本的には良いモノとして捉えているため、「人」の不快な行動や言動が頭に強く残ってしまう。
「人」をポジティブだと捉えすぎているとネガティブな言動や行動に対する許容を失ってしまうのです。
いますぐ楽に生きるために役立つ「ジョハリの窓」
ネガティブな情報は頭に強く残ってしまいます。
特に対人関係におけるネガティブな情報は強く頭に残るモノです。
対人関係におけるネガティブな情報を回避するために、あなたが知っておくべき知識として「ジョハリの窓」という対人関係における気づきのグラフモデルがあります。
人間関係を自分と他人に分けた場合、
- お互いが知っているエリア
- 自分は知らないけど相手は知っているエリア
- 自分は知っているけれど相手は知らないエリア
- お互いが知らないエリア
この4つのパターンに分かれます。
このパターンを理解することでストレスへの対応力を身につけることができます。
大切な考え方は、そもそも「2」「3」「4」のエリアに関しては、知らないことが存在するエリアなので、相手の行動や言動にそこまで敏感なる必要はないです。
対人関係のストレスフリーには「人」との付き合い方をマスターする
つまり、知らないことがあって当たり前であるという「前提」をきちんと意識しておくことです。
この「前提」を無視して人と付き合うとストレスを感じてしまうことが多いです。
前提条件にエラーが起きているとネガティブな感情は生まれやすくなってしまいます。
前提条件として、人のことを「知らなくて当たり前」だと思い続けることを強くオススメします。
誰かに気持ちを許したり、誰かに期待をすることはストレスへの入り口とも言えます。
対他者へのストレスは、職場でも学校でも集団といわれる環境では人間関係の疲れはつきものです。
2,もっと楽に生活できるココロをすぐに創る!とにかく深呼吸をしよう!
深呼吸は自律神経の交感神経と副交感神経に働きかけてくれます。
ストレスフリーになるために自律神経の働きを知ろう
交感神経優位の時は「やる気」がみなぎり、副交感神経優位の時は「リラックス」することができるとされています。
深呼吸はリラックスをする上で、簡易な方法としてよく上げられます。
深呼吸を正しく行うことで、交感神経と副交感神経をコントロールすることができるようになります。
普段から徹底して、「やる気」と「リラックス」を意図的に作り出すことができるとすれば、「ネガティブな感情」をコントロールすることができるようになります。
呼吸法を理解してストレスフリーになろう
あなたは心臓が動いて生きています。
でもその心臓を意識的に止めることなんてできませんよね。
同じようにあなたは呼吸して生きています。でも、呼吸は意図して止めることができますよね。(心臓とは異なり、呼吸は自分たちの意識でコントロールできるのです。)
自律神経をコントロールしよう
「いまから副交感神経を優位にしてください」と言われたときにほとんどの人は「どうやって?」と思うことでしょう。
でも、普段から呼吸を意識している人は自然と呼吸を深くすることで副交感神経を優位にすることが可能になります。
つまり、呼吸法をマスターしている人は意図してリラックスを創ることができることを知っています。
ネガティブな情動を抑制してストレスフリーになろう
ストレスは「モノ」や「コト」にあるわけでなはく、その人のネガティブな感情にあるのです。
だからこそ、ネガティブな感情を自分でコントロールするということが出来ればストレスフリーになることが出来ます。
3,もっと楽に生活できるココロをすぐに創る!とにかく日光浴をしよう!
最近は紫外線への強い抵抗を持っている人も多く、男性でも日傘をさしている人を見かけることもあります。
もちろん女性のなかには、日焼けが天敵である人も多くいるでしょう。
ストレスフリーなココロ創りに日光浴を!
それでもあなたの日照周期をきちんと整え、生活のリズムを教えてくれているのは太陽の光に他なりません。
「冬季うつ」という症状があるように、人は日照時間が短くなると心が病みがちになるというデータも存在しています。
一般的にも、何かを始めるなら春先からという人も多いことでしょう。
これは日照時間が長くなり、日照りが多くなることで草木が芽吹き始めます。
そのタイミングで、自然に「やる気」スイッチが入るという人間のメカニズムなのかもしれません。
ストレスフリーに欠かせないビタミンD
また、日光浴からはビタミンDが生成されると言われてます。
最近では日光浴とうつ病の関連を書いた論文等を目にすることもあります。
太陽はもっとも強い力=エネルギーを持っていると考えることができます。
太陽のエネルギーを浴びるつもりで、たとえ短時間でも日光を浴びる習慣を身に付けるようにしましょう。
4,もっと楽に生活できるココロをすぐに創る!とにかく運動で汗をかこう!
- 汗をかいて「スッキリした」
- 体を動かして「スッキリした」
そんな経験をほとんどの人は感じたことがあるでしょう。
ストレスフリーに運動は効果を持っている
これは、体を動かすことが気持ちいいというシンプルな考え方です。
最近ではマラソンブームが起きています。
ただ走るだけなのに、なぜそれが面白いの?
あるいは筋力トレーニングなどもブームになっていますよね。
これもマラソンと同じくただ鍛えるだけなのに、なぜそれが面白いの?
そんな風に思う人もいるでしょう。でもこれらには共通することがあります。
ストレスフリーに効くβエンドルフィン
マラソンには「ランナーズハイ」という言葉があり、トレーニングには「トレーニングハイ」という言葉があります。
自ら強いた過酷な環境のなかで「やる気」や「気力」が満ち溢れることにより、βエンドルフィンというモルヒネに似た物質が脳から分泌されている「ハイな状態」になることが出来る点がき共通しています。
モルヒネとは、苦痛の減少を促す薬のことです。
その強力な薬と同様の作用を持つβエンドルフィンが脳内物質として分泌されると「人」はストレスを感じなくなってっしまいます。
マラソンやトレーニングにのめり込んでいる人はモルヒネ中毒なのかもしれません。
また、運動には汗をかくことで毒素を排出できる効果もあります。
デドックス効果でストレスフリーを手に入れよう
過酷な運動をしなくても単純に汗をかくことは「毒素」の排出になります。
最近はあまり聞かなくなりましたが、運動にはデドックス作用があります。
体内に毒素がたまっていなければ心も体もリフレッシュされています。
心身がリフレッシュされていることで、ネガティブな情動は生じにくくなります。
先ずはウォーキングなどの簡単な運動でも良いので、運動する習慣を身に付けるようにしましょう。
5,もっと楽に生活できるココロをすぐに創る!とにかく人と話しをしよう!
- 深呼吸するのも面倒だ。
- 日光浴も嫌だ。
- 運動するのも嫌だ。
そういう人は当然いるでしょう。
何か努力をしなければいけないこと、それ自体がストレスになってしまうとすればそれはネガティブな情動のきっかけになってしまいます。
カタルシス効果でストレスフリーを実現
そういう人はぜひ、話しをするということだけでもやってみましょう。
話しをすることには、ココロを浄化するデドックス効果があります。
心理学的にはこれをカタルシス作用(精神の浄化作用)と言います。
ココロの借金を溜めないようにしよう
人のココロにたまった良くない感情は「心理的負債(ココロの負債)」としてココロに残ってしまいます。
これは経済、つまりお金でいうところの借金と同じようなものです。
例えば、お金に関わる相談をあなたが受けたとします。
AさんがBさんに1万円を借りたという話しを聞いた場合は「それは早めに返した方がいいよ」といった程度のアドバイスをすると思います。
でも、AさんがBさんに1000万円を借りたという話しを聞けば、あなたは「それは何に使った?」「まだ手元にある?」と詮索するでしょう。
少なくとも同じお金の貸し借りであっても、1万円を借りた話しと1000万円を借りた話しとは同義にはならないでしょう。
つまり、お金でも負債がたまりすぎると人はその人を心配するようになります。
ストレスフリー実現のために「ココロの負債」を貯めないようにしよう
「ココロの負債」でも同じです。
負債が軽いうちは“ライトな”トークで終わるのですが、負債が膨らみ過ぎてしまうと、簡単な話しではなくなってしまうのです。
ちょっとでもココロの負債を感じたら迷わず身近な人に話す癖をつけてましょう。
経済社会と同じように、心理でもココロの負債の大きさによっては返済が不能となってしまうケースがあります。
誰かに話しをすることで「カタルシス作用」を働かせれることができるよう「とにかく話しをする」習慣を身に付けましょう。
ストレスフリーに関するまとめ
こちらの記事ではストレスフリーになるための大切な習慣に関する記事をまとめをしました。
「人」は何らかのストレスを抱えて生活をしています。
ただし、ストレス解消法やストレスに対する考え方を身に付けている人はストレスを蓄積させないでしょう。
例えば、ここで紹介した5つのこと全てを習慣化することは難しいかもしれませんが、ストレスフリーになる為に今日からできることは取り組みましょう。
まずは、自分でできることやすぐにはじめようと思えることから、ストレスのない範囲ではじめてみましょう。