精神疾患(うつ病)

うつ病の初期症状チェックリスト

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うつ病初期症状

皆様もご存知のうつ病の初期症状とは?そのチェックリストについてもご紹介したいと思います。

まずは、うつ病にはどのような種類があるのかご存知でしょうか(参照:うつ病って何?「うつ」の3つの種類を知ろう)。

うつ病とは、もっとわかりやすい言葉に変換すると、気分障害です。気分すなわち気持ちが沈んだり落ち込んだり、やる気がなくなってしまったり、人と会うことを極端に避けるようになるとそれはうつ病のサインなのかもしれません。先ずは、うつ病における気分の変調を確認してみましょう。

うつ病の初期症状とは

うつ病には、「ココロの風邪」というような呼び方がされる時があります。

それは、つまり何を意味していると思われますか?それは、うつ病とは、「ふと」した瞬間に「誰」にでも発病する可能性があるということを意味しているのです。皆さんは身体的に風邪を引いたかも、と感じた時に一体どのような初期症状を感じるでしょうか。

それぞれ風邪の初期症状の感じ方、あらわれ方には違いがあるのではないかと思います。例えば、関節の痛みがさきに来る方もいらっしゃれば、鼻水がとまらなくなる方もいらっしゃれば、頭が痛いと感じる方もいらっしゃると思います。このように、風邪の初期症状は様々です。うつ病の初期症状も、まさにココロの風邪と称されるように、個人差はあるのですが、そもそもココロの風邪ともいわれるうつ病とはどのような病なのでしょうか。

初期症状は気分の変化(疲労感・不眠・食欲不振)

うつ病とは、「気分障害」を意味する病のこととされています。では、実際にうつ病には、どのような初期症状が存在しているのでしょうか。主に医療機関で使用されている国際的な診断基準では、うつ病診断の評価基準を次のテーマである「うつ病の初期症状を自己チェック」にて紹介しますが、抑うつ気分や興味と喜びの喪失というような大きな項目があります。

うつ病の初期症状には、気分の変化があります。その気分の変調とされる初期症状には、体の場合は、「体の異変・病気は特にないが疲労感や倦怠感がある」、睡眠の場合には「寝つきが悪かったり、目が覚めてしまう」、食事の場合には「食欲不振や過食」、仕事の場合では「著しく集中力を欠き、ミスが多くなる」などが挙げられます。それ以外には理由なく涙がとまらなくなったり、ひどい落ち込みの際には「死にたい」と感じたりします。

うつ病は誰でもなる可能性がある。初期症状のサインを見逃さない

一昔前までは、うつ病にかかる人の性格的な特徴は責任感が強く、頑張りすぎる人だと言われてました。そのため、「ココロの病気に自分自身がかかるはずなんてないんだ!」とさらに頑張ることでストレスを肥大化させた結果、重症化してしまうケースは珍しくありませんでした。

ただ、現代では「新型うつ病」に示されるように、メンタルヘルスの労災認定の請求件数も右肩上がりとなり、うつ病の診断を受けたいと思う若者たちががいるほど、ある意味では身近に、まさに誰にでも起こる病気として認知されています。

ただ、間違いなく言えることは、どのような性格の人であっても悩みや不安を抱え込むことによるストレスは確実に精神的なあるいは身体的なダメージを受けてしまいます。私たちは医療機関ではないので、重症化した方々への投薬等はできませんが、話しをお聞きすることでココロを休めるお手伝いをするこは可能です。

ココロの病気をココロの弱い人がなる、というような解釈をせずに、誰にでも起こるココロの風邪であると解釈して、楽な気持ちで無料のカウンセリングに来てもらえればと思います。

参考記事:うつ病のサインとは?自覚しにくい症状も

うつ病の初期症状を自己チェック

先ほどの章で記載しましたが、ご自身でもうつ病の初期症状をチェックできるチェックリストをここではご紹介いたします。

風邪かな~と思った時と同じように、軽い気持ちでチェックリストを確認してみてください。なお、チェックリストは大項目が3つ、小項目が7つから構成させています。

うつ病のチェックリスト

うつ病のチェックリストは下記の通りとなります。

チェックリスト大項目

抑うつ気分(憂うつ、気が滅入る)

興味と喜びの喪失

易疲労感の増大と活動性の減少

チェックリスト小項目

①集中力と注意力の減衰

②自己評価の乏しさと自信のなさ

罪責感と無価値感

将来に対する希望のない悲観的な見方

自傷あるいは自殺の観念や行為

睡眠障害

食欲不振

自己チェックリストの結果を確認しよう

いかがでしたか?回答としては大項目に2つ以上の該当があり、小項目に2つ該当した場合は「軽症うつ病」とされます。

同じく、大項目に2つ以上の該当があり小項目に3つ~4つ該当した場合は「中等症うつ病」とされます。

そして、大項目に3つ以上の該当があり、小項目に4つ以上該当した場合は「重症うつ病」とされます。

但し、これはあくまでも目安となります。但し、これらは尿検査や血液検査等とは決定的に違います。なぜならば、このチェックリストはすべてセルフチェックであり主観的に判断するためです。

そのため、このチェックリストのみの結果を機械的に判断して、重症度を測定するような医療機関は存在しないと思います。これらはあくまでも皆さんのセルフチェック用のリストであるというような解釈をしてもらえたらと思います。それでも素直にチェックリストに答えた結果、重症うつ病に該当される方は早めに医療機関を受診することをお勧めします。

うつ病と思ったらどの様に治療するのが良いか

友達に、あるいはご家族にうつ病の方かも!?という人がいる場合、あなたはどこに行きなさい!とお伝えするでしょうか?骨が折れてるかも!?となれば整形外科ですね。でもココロが折れてるかも!?となれば果たして医療機関であれば「何科」をすすめればいいのでしょうか。

うつ病とは、ごく一般的には、家庭や職場での精神・ココロにに対する強いストレスがトリガーとなって引き起こされると認識されていますよね。でも、うつ病は、医学的には脳の病気と考えられているのも事実です。ただ、だからといって、直ぐに脳外科を受診する人はいないですよね。まさに「うつ病と思ったらどこに行けばいいの?」となる現状が日本において、なかなか受診数が増えない原因の一つとも言えるでしょう。

うつ病の治療に関する一般的な知識

ここで少しだけ、うつ病の治療をしよう、と思った方々への、業界の住み分け!?のようなものを記したいと思います。

先ずは一般的に、行くか行かないかは別にして、「うつ病→カウンセリング」という公式を頭に浮かべる方も多いかと思います。でもこの心理カウンセリングというものはクリニックに併設されているモノを除いては、基本は“サービス”の位置づけであると考えてください。

つまり心理カウンセリング≠医療行為、心理カウンセリング≒治療行為、というような表現の仕方がふさわしいでしょうか。あくまでも援助という文脈におけるサービスとなるため保険がきく、というような印象を持たないようにしましょう。

一方で、心療内科や精神科は、もちろん医師免許を保有している「お医者さん」が行う医療行為であり、治療行為となります。そのためもちろん保険適応が可能となります。但し、「話しを聞いて欲しい≠精神科」という公式が存在することも事実です。精神科などでは、なぜうつ病を発症したのか、という原因はもちろん大切にしますが、それ以上に大切なことは医療行為、すなわち病気の治療となります。

皆さんは風邪を引いた時に病院に「何をしに」行ってますか?そうです、一般的には薬をもらいに行くのです。

精神科もまた同じように、病気の症状を緩和するために薬を用いた治療を行います。それこそが、医療行為である医療機関とサービスである心理カウンセリングの大きな違いであると言えるでしょう。

おおよそのガイドラインを示してみましたが、お分かり頂けましたでしょう?

まずは心理カウンセリングでの治療を検討する

うつ病かも!?と感じた時に、もちろん先ほども記載した通りクリニックに併設されているカウンセラーの先生に話しを聞いてもらうことも可能ですが、先ずは純粋に話しを聞いて欲しいという気持ちが強く、医療機関を受診することに抵抗がある場合は「心理カウンセリング」での治療を検討してみる。

薬の処方が必要な場合は医療機関で治療を検討する

もし、とにかく眠れなくて薬を飲んででも先ずは睡眠をとりたい等の薬の処方を希望されるなら、医療機関の受診が適切かもしれませんね。しかし、ここで記事を書きながら、「不自然な流れだな~」と感じてしまいます。単純に心理カウンセリングが治療・予防の受け皿になっていて、それでもどうしようもないクライアントを心理カウンセリングの機関から医療機関に紹介するという流れが、全く定着していないことです。

これは制度の問題なので、誰がどう悪い、というわけではないですが、もっと自然な形で治療を受けれる流れが出来ていればうつ病の方々も迷わずに済むのだろうなと思います。

心理カウンセリングで行う治療(方法)

上記にて説明をしましたが、うつ病は病とされるように病気です。

心理カウンセリングはサービスですがもちろん「治療的な」側面も合わせ持っています。精神分析や認知行動療法、来談者中心療法など、心理カウンセリングにも先生によって方法論は本当に様々です。

ホームページなどで心理カウンセリングの先生方の情報を収集したうえで、心理カウンセリングへ行く必要があるでしょう。

こちらでは、心理カウンセリングで行う治療(方法)の代表例をご紹介します。

精神分析とは

フロイトの創始した心理学理論であり、その理論に基づいた心理療法です。「(人の)内部に抑圧されている精神的なものを意識化する仕事を精神分析と名付けた」とされ、無意識の深層を研究する科学とされています。

フロイトによれば、「浄化法から発展してきたもので、無意識的な存在と意識とを疎通させ、クライアントがこれまで行ってきた自動的な不快支配の結果拒否し(抑圧し)てきたもの(無意識的なもの)を(意識化して)もっともよく洞察しようという動機にはげまされて、(抵抗を克服し)抑圧されてきたものを意識的に受け入れるように」そのクライアントの変化を意図した治療法だとされています。

認知行動療法とは

「簡易精神療法の一種で、認知の歪みに焦点を当てることによってうつ病やパニック障害などの、精神疾患の治療を行うもの」とされています。

来談者中心療法

クライアント中心療法と言われるもので、ロジャーズによって創始された心理療法です。「問題は何か。どう解決したらよいかについて最もよく知っているのはクライアント自身である」という考え方のもとクライアントの体験に心を寄せて、その体験を尊重することによって、クライアントは本来の力を発揮することにより問題を解決していくという考え方を基盤にした心理療法です。

心理カウンセリング治療もさまざま

医療機関ではなく、心理カウンセラーのカウンセリングを受診した際にも、治療方法は様々なものとなります。このため私たちは最大の効果を発揮するか否かの判断をお客様自身にしていただくことができるよう、無料のカウンセリングを設けております。

「どのように治療すればいいのか」という問いは、「誰に治療してもらえればよいのか」という問いと同じですね。

治療の方法を考えるのではなく、治療をお願いする機関を正しく選定することが重要になりますね。

うつ病の初期症状を経験した方へのインタビュー

ウェルビーには、毎月多くの方々がカウンセリングに来られます。中には、メールでのカウンセリングや電話カウンセリングをご利用される方もおられます。

実際に、うつ病の初期症状を感じ、不安・心配になって無料カウンセリングを受けた方にインタビューを行い、ご紹介できる範囲でご紹介したいと思います。尚、うつ病の初期症状は人によって異なる点があります。こちらでは、ウェルビーにカウンセリングに来られた方の場合をご紹介します。

寝れなくなった事がうつ病の初期症状だと思った方にインタビュー

カウンセリングに来られた方の中で不眠に陥ったことがうつ病の初期症状であると気づき、カウンセリングというかたちで治療に来られた方がおられました。私たちウェルビーココロ研究チームが実際に行った質問と回答の一部をご紹介させて頂きます。(カウンセリングは90分行いましたが、こちらではその内容を簡潔にまとめてお伝えします)

先生:初回アンケートには「寝れない」と記載がありますね。

お客様:そうなんです、最近全然寝付けなくなってしまいました。

先生:それはいつ頃からでしょうか?

お客様:分からないんですが、ここ最近ひどくて。

先生:お体がしんどいですね。朝は起きれてますか?

お客様:はい、眠りも浅いせいか目覚ましが鳴る前に起きてしまうんです。

先生:では、仕事に行けない、というとにはなってないですね。

お客様:そうなんです、仕事には行けてるんですが、それが体をしんどくさせてるんじゃないかんとと思ってます。

先生:お仕事では、疲れを感じながら業務をしているかんじでしょうか。

お客様:はい、それが違和感というか、お昼は自然とスイッチが入って仕事を出来てるんです。

先生:違和感、それはどういったところに違和感がありますか?

お客様:眠れてないのに、お昼に眠い、という感覚があまりなくて。普通ならお昼に眠たくなるんだと思うんですが、眠たくならないんです。

先生:不思議ですね。睡眠を確保できてないのに眠たくならないんでしょうか?

お客様:はい。お昼も眠たくはならないんです。

先生:ちなみに寝つきが悪いな、と感じた当初のことは少しだけでも思い出せますか?

お客様:はい。業務量が多くて、残業をしてるころから寝れなくなってきたんだと思うのですが。

・・・

インタビューを終えて感じたこと

この会話に何か自然ではないポイントがありますね。どこかお気づきになられますでしょうか。お分かりの方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、「寝つき」が悪くなる症状が出たのはいつごろかと会話の頭で聞かれると、条件反射のようにそれは分からないです、とお答えになってますね。

それは、おそらく私たちのところにお越しになる前にも、職場の同僚やあるいは上司、もしかしたら同様のお話しをされていて、「分からない」と答える癖がついていたんだと思います。

でもこの会話、わずか数分で、残業が原因であるとの認識をご自身が持っていることに気づかれました。つまり、残業による「覚醒」状態が睡眠への導入を妨げになっていたことになります。

交感神経と副交感神経のバランス感覚を失ったことで睡眠へのスイッチが上手く入っていなかったことになります。これは残業というストレスが招いたうつ病の初期症状に類似するかと思いますが、ご本人は基本的には「頑張ることが当たり前」であるという体質を持っていることから、特に頑張っているという認識はなかったようです。

少し話しは変わりますが、「極上睡眠!?」というようなセールスコピーをうたい、大人気になっている睡眠サロンを皆さんはご存知でしょうか。そこに行けば誰もがわずか数分で眠りにつけるとあって、予約はなんと2年先までいっぱいだとか。

そうです。睡眠には、規則性があるんです。このお客様の「残業→寝付けない」という規則性を持って不眠状態になっていました。すなわち残業を減らすことにより睡眠は改善されるであろうという仮説が立ちますよね。可能な限りでいいので残業を減らして、帰宅することを促しました。その結果、お客様はどうなったと思われますでしょうか。

※続きは後日記載いたします。

まとめ

うつ病の初期症状を感じておられる方は、明確なお悩みを持ってご相談にいらっしゃる方も多いんですが、インタビューの方のように「なんとなく(寝れない)」という心身の不調を感じて、心理カウンセリングにお越しにいなるケースもあります。

このケースは相談するほどでもない、このケースは特に相談しなくてもいい、と決めつけるのではなく、何となくの悩みや不安を感じたら、人は自分自身でで解決することは難しいものです。

だからこそ、私たちが「なぜ、不調を感じた」のかという理由を一緒に探させて頂くことも私たちの大切な仕事であると考えております。

なんとなく違和感がある、というような変調を感じた方も、先ずは無料のカウンセリングをご活用頂ければと思います。

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