精神疾患(うつ病)

うつ病の症状、うつ病って何?私、うつ病かな?と思った方へ

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うつ病かもしれない

「私、うつ病かも!?」「うつ病って何?」「うつ病の症状って?」と思った経験はありますか?

皆さんはうつ病という病気の詳細を知ってますか?その症状を知ってますか?

喉が痛い、お腹が痛い、頭が痛い、など。子供の頃から体調が悪くなったら小児科や内科に行き病院の先生に診てもらっていると思います。

しかし、うつ病などの精神疾患は社会人になってから症状が出るケースが多く、何となく体調不良を感じてインターネットなどで「うつ病の症状」等で検索して、うつ病について知る方も少なくありません。

そんな方のために、「うつ病の症状、うつ病って何?私、うつ病かな?と思った方へ」を下記のようにまとめました。

うつ病とは(うつ病っていう病気について)

この記事を読んでいる人のなかに、「私、うつ病かもしれない?」そんな不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?中には気のせいかもしれないと思っている人もいるでしょう。

ここでは、テーマ通り、「うつ病」について皆さんにご紹介したいと思います。

うつ病はココロの病気?でも、そのココロはどこにありますか?

先ずは、うつ病についての確かな理解をしましょう。

このフレーズを見て、うつ病について「全てが知れる」と感じた人に、そして、そのような想いでこのページを訪れてもらった人に、先ずはお詫びしなければならないと思います。何をお詫びするのか?と言いうと、私たちウェルビーココロ研究チームも、もしかしたら他の心理カウンセラーの先生も、あるいは心療内科や精神科の先生も、みな共通して“実は”感じていることだと私たちは考えています。

あなたの「ココロ」はどこにありますか?

その問いにあなたは答えれますでしょうか?

ココロはどこにありますか?

という問いに対して、ある人は自分自身の胸を指します。ある人は自分自身の頭を指すのです。つまり、医療現場も含めてITの躍進を契機に、この急速に発展している世界でも「ココロ」を映し出してくれる機材や機械、装置は見たことがありません。

つまり、「ココロ」がどこにあるのか?という問いに明確な答えを提示できないのです。扱っているココロがどこにあるのか分からない。これは課題であると同時に、だからこそ、目に見えない「ココロ」が良好な状態でいれるようなサポートの在り方を模索し続けなければならないと考えています。

でも、ココロはどこにあるのかがたとえ分からなくても、

「うつ病とは、どこの病気ですか?」「A,ココロ病気 / B,カラダの病気」

と皆さんにお聞きした時に、全ての人は「A」とお答えになるでしょう。

どこにあるか分からないココロの病気と、いま戦っている人もいるでしょうし、身近な人がココロの病気になり、うつ病について色々と調べている最中の人もいるでしょう。情報を自由に取捨選択することができるこの時代に、このページを訪れた人たちに、少しでもお役に立つ情報をお伝えしたいと思います。

ぜひこの記事を読んで、ココロがwell-beingになる知識やスキルについて知って頂き、ココロをwell-being な状態に回復させてもらえればと思います。

うつ病とは?

簡単にお答えすると、それはココロの病気であり、気分障害です。

気分障害とは、「気分の高揚ないしは抑うつといった気分変化を優勢な症状とする精神医学的障害であり、従来の躁うつ病、抑うつ神経症、情動性人格障害などを統合した概念である」とされています。そして気分障害の分類として、気分障害は双極性障害とうつ病性障害に2分類されています。

双極性障害とは躁(そう)状態とうつ状態の両面の病相を持ち、さらに双極性Ⅰ型と言われる本格的なそう状態がみられるモノと双極性Ⅱ型と言われる躁(そう)状態が軽いモノに分けられています。

また、うつ病性障害はうつの病相だけを示すものを言い、本格例である大うつ病性障害と軽症型としての気分変調障害に分かれます。つまり、うつ病とは文字通り、気分に障害が生じている状態ということになります。

うつ病の症状とは

うつ病には、躁(そう)状態を伴うものとうつ状態のみの病相があることを先ほどご紹介しました。これらを分けて考えてみましょう。うつ状態は、悲観的であったり、悲しくて気分が落ちていたり、絶望や不安に駆られている状態です。一方で躁(そう)状態はうつ状態とは真逆であり、気分が異常に高揚し、爽快な気分であり、活動も多弁・多動という症状が現れます。

うつ病の初期症状

初期の症状は個々人により差異はありますが、

  1. 急に気分が落ち込むときがある
  2. 眠れない日が続いている
  3. なんとなく食欲がない
  4. 楽しいと思えなくなった

こういった症状が初期症状の代表的な例とされています。

慢性化したうつ病の症状

初期症状を超え重症化すると個人の問題ではなくなってしまうことも多いです。

例えば、重症化した躁(そう)状態では、周囲に迷惑をかけることも多く、治療を拒絶する傾向は高まります。この場合は入院しての薬物療法として気分安定薬が用いられたりします。一方で、うつ状態が主たる病相の場合は、薬物療法としては抗うつ剤の投与となります。また、うつ状態の病相が強まると自殺への注意や、一人にしないこと、など深刻な事態への注意が必要になります。そして、思わず口に出てしまう「頑張れ!」という声かけなどもタブーになります。

初期の症状とは異なり、慢性化したうつ状態には、自殺念慮等があり、非常にリスクが高まっていることはご理解頂けましたでしょうか。

うつ病になる原因とは

うつ病になる原因には、厚生労働省でも公表されているように、

  1. 身体因性
  2. 内因性
  3. 心因性あるいは性格環境因性

1の身体因性は脳などの病気やステロイドなどの投薬が招くうつ状態のことをいいます。

2の内因性うつ病とは、典型的なうつ病であり、一定期間内に改善に向かうといわれています。

3の心因性とは、性格や環境がうつ状態に関係しており抑うつ神経症とも言われます。これは、環境的な影響が強い反応性うつ病とも言われます。

特に、2の「内因性うつ病」と3の「心因性うつ病」に限定してお話しをすると、2の内因性うつ病とは、「遺伝的な影響」が強いものとされ、3の心因性うつ病とは、まさにココロの不調であり、ネガティブな情動であるストレスなどの環境的要因が原因となるうつ病だという解釈になります。

うつ病の3つ原因と種類について

上記のうつ病になる原因が3つに分類されていることから、うつ病は原因論から考えると、「身体因性のうつ」「内因性のうつ」「心因性のうつ」の3つに分類することができます。このうち心因性のうつに心理カウンセリングは最も大きな効果を持っていると私たちは考えています。その治療法については、次でお伝えいたします。

参考記事:うつ病って何?「うつ」の3つの種類を知ろう

うつ病の治療はどんな方法がある?

うつ病になった時は、どんな治療方法があるのか。という疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

それもそのはずです。うつ病は社会人になってから発症するケースが多く、子供の頃から風邪を引いたら内科に行きましょう、というものではないため、ほんとんどの人がはじめての体験ですので、どうしても不安になってしまうと思います。

こちらでは、うつ病の治療方法について解説していきたいと思います。うつ病の治療には、下記の3つが代表例として挙げられます。一つずつ確認していきましょう。

リフレッシュ(休養)

リフレッシュ

これは自明の理かも知れませんが、ココロが疲れたので休む、という極めてシンプルな発想です。皆さんも一度は経験がある、あるいは考えたことがあるのではないでしょう?「疲れた~、リフレッシュしたいし、旅行に行こう!」と言ったことを。そうです、まさにココロとカラダを休める作業がリフレッシュであり、休養なのです。これは、心理カウンセリングにおける部分にもリンクしますが、論理情動療法(Ellis,A.)に紐づけることが出来るかと思います。

論理情動療法とは、信念を合理的なものに修正する理論のことです。それは一体どうゆうことでしょう?なぜリフレッシュが論理情動療法になるのか?それは、論理情動療法の基本的な考え方にあります。論理情動療法は別名ABC(DE)理論とも言われ、

A:activating event→出来事

B:belief system→考え方や受け取り方

C:consequence→結果

を指しています。つまり何らかの出来後(A)に対して、それが直ぐに感情や悩みにという結果(C)を生じさせるモノではないとされいます。本来はその出来事(A)をどう考えて、どう受け取るか(B)が結果(C)としての感情や悩みを生み出していると考えられています。つまり(B)を変えることで(C)も変えることが出来るという理論です。少し話しが脱線したように感じる人がいらっしゃるかもしれませんが、リフレッシュ(休養)は日々の時の流れを一時的にでもゆるやかなモノにしてくれるます。つまり、(A)→(C)を生じさせていたモノに(B)を介在させることにより、結果として感じる情動に変化を起こすことが出来るようになるのです。考え方や思考は変えようとしてもその人独自の“癖”があり、なかなか変化には至りません。しかし、思考そのものではなく、行動を変えることで、思考の変化を促すことが容易になることがります。思考を変化させるカギは「場所」であり「時間」であると私たちは考えています。だからこそ、うつ病に対するリフレッシュや休養は非常に大切なキーワードになります。

投薬はもちろんカウンセリングに抵抗がある人も多いと思いますが、リフレッシュに抵抗があるという人は少ないかと思います。リフレッシュは、リフレッシュをしている時間そのものも大切ですが、「考え方」や「受け取り方」を変えてくれることに、その大きな効果があります。

先ずは、うつ病の治療として、積極的にリフレッシュという選択肢をお持ちになってもいいのではないでしょうか。

カウンセリング

カウンセリング

治療に際して、リフレッシュ(休息)の記載をしましたが、心理カウンセリングも治療という側面も持ちながらも、リフレッシュであって欲しいと考えています。

現状の日本における心理カウンセリングへの認識には、やはり治療という言葉がしっくり来る人の方が多いと思います。この先、何年かけても私たちは「心理カウンセリング」=「リフレッシュ」という対人援助における治療という側面だけではなく、サービスとしての位置づけを確立したいと考えています。

但し、いまは現状の認識で最もメジャーである心理カウンセリングの治療の側面についてのお話しをさせて頂きます。治療とは言っても、心理カウンセリングを行っている先生のほとんどは医師ではありません。心理カウンセリングにおける「治療」という言葉は、医療に通じているような語弊を生むため、正直なところ、あまり好ましい言葉だとは思っていないのですが、ここでは代表的な心理カウンセリングに治療(療法)の種類を紹介します。

(心理療法としての)精神分析

実施されているか否かに関わらず、この精神分析という言葉が心理療法のなかではメジャーだと感じます。それは、お客様から「心理カウンセリングでは精神分析をするのですか?」という問い合わせを過去に何度も受けたことがあるからです。では、その精神分析とは一体どのようなモノなのでしょうか。

精神分析とは、乳幼児期の体験で意識に統合されなかった事柄が無意識の領域に抑圧され、その結果、心的葛藤が生じ、症状が形成させるという考え方です。

つまり、無意識の抑圧を解除することと葛藤の意識化が心理療法としての精神分析の目的になります。本来、精神分析は週に3~5回、1回を50分程度として、寝椅子を用いながら頭に思い浮かぶことを何でも話すという「自由連想法」が正式な方法となります。ただ、週に3~5回も精神分析を受けることは費用的にも時間的にも非常に難しいかと思います。そこで、ほとんどが簡易バージョンとされる1回およそ50分程度椅子に座り、対面式で話しをする心理療法がほとんどとされます。それでも基本的な治療の考え方ではそれらの面接を1~3年は継続して行うことが必要とされ、お客様の「経済的」「時間的」な負担は大きいモノとなってしまいます。また、精神分析の過程では「転移」や「抵抗」、「解釈」といったキーワードが存在します。それはまた別の機会にお伝えしようと思います。

クライアント(来談者)中心療法

「心理療法=精神分析」というイメージを持っている人も多いと思いますが、実は日本で最も盛んな手法はこのクライアント(来談者)中心療法です。

自分自身に対して抱いている概念やイメージを自己概念と呼びます。その自己概念が自分自身の経験の「照合枠(事物事象・心理を理解しよう認知の枠組み)」になるために、自己概念に矛盾する経験は意識的に適切に取り入れられることはありません。そして、この自己概念と経験の大きな不一致が続いた場合に、人は不適切な感情を引き起こすとされています。

この不適切な感情が引き起こされる過程を、心理カウンセラーが共感的理解を行いことで、あるいは共感的理解を伝えることで「内的照合枠」の変化を促し、自己概念と経験の不一致を修正する。という療法になります。

また、この理論を提唱したロジャーズは、人間の内部には「人は自然に良い方向に向かう」という考え方があります。つまり、人は「良好な状態」を常に望んでいるという考え方のもとに、そのポジティブな側面に焦点を当てた心理療法であるということになります。クライアントが本来持っている「自己実現への潜在的な能力」を尊重した心理療法ということです。

理論を文章にすると混乱してしまいますが、心理療法としては非常に分かりやすい療法です。個人の持っているポジティブな気持ちを最大限機能させることが目的だ、ということです。ただ、このポジティブな機能が働く人たちの特徴は、

「自分の経験に開かれている」

「実存的なあり方で生きている」

「自分をもっとも満足できる行動に到達するため自分自身を信頼している」

という3点が特徴として必要になるとされています。クライアント中心療法における心理療法の過程では、「共感的理解」「無条件の積極的関心」「(自己と経験が一致した)純粋性」といったキーワードが存在します。詳しくは、「カウンセリングに大切な傾聴について」を参照してください。

行動療法

不適応な行動も適応的な行動と同じように、「学習の原理」にしたがった特定の状態のもとで学習された反応であるという考え方をもとにした心理療法が行動療法になります。

すなわち、仮に実験的にであったとしても「確立することのできる学習訓練」によって、不適応行動を消去し好ましい行動を新たに行うことができるように働きかける心理カウンセリングの療法になります。

但し、この行動療法は観察可能な行動であり、治療の評価は行動の変容が基準になってしまうため、実施が難しいこともあり、あまりメジャーな心理療法にはなっていません。これまでに列挙したような精神分析やクライアント中心療法は、人の性格・個人の特性というパーソナリティを扱っているのに対して、この行動療法はまさに「行動」を扱っており、学習理論に基づいた行動変容になります。

学習理論には「パブロフの犬」で有名な古典的条件付けなどがあります。「パブロフの犬」とは、犬にエサを与える時に①ベルを鳴らして②エサを与える作業を繰り返し行うと、やがてその犬はエサを与えるのではなく「①ベルを鳴らす」だけでよだれを垂らすようになるという、学習理論のことを言います。つまり、犬にとっては「①ベルが鳴る=②エサをもらえる」という学習である条件づけが成立したことになります。本来はエサとベルは同じではないはずなのですが、ベルを聞くだけでエサがくると思い、唾液を出すことは体が反応しているということになります。これが学習理論というものです。

行動療法には、学習理論がもとにあり、「系統的脱感作法」「フラッティング法」「トークン・エコノミー法」「シェイピング」といったキーワードが存在します。それはまた別の機会にお伝えしようと思います。

認知行動療法

一般的にはうつ病には薬物治療が効果があるとされていましたが、この認知行動療法の考え方は、最近よく耳にしたり、聞いたりするようになりました。もちろん「認知行動療法」という言葉そのものはなかなか聞きませんが、この認知行動療法のなかに流行りの「マインドフルネス」という概念が存在します。

マインドフルネスという言葉であれば、一度は耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。正直なところ、このマインドフルネスがここまでメジャーになるとは思っていませんでしたが、女性のヨガ人気やあるいは瞑想そのものの人気に後押しされ、何より優良企業が取り入れていることなどによって、ストレスに効果がある方法として非常にメジャーになりました。

マインドフルネスは「ストレスに強い」ココロを創る、まさに認知行動療法の広がりを後押しする貴重なモノだと思っています。

前置きが長くなりましたが、認知行動療法とは、「刺激→認知過程→反応」という図式で表される認知過程(知覚、認識、理解、判断、推論、思考)で情報処理を行い、人は行動を決定するという考え方のもと、人の心理的な障害は、その知覚、認識、理解、判断、推論、思考という認知の段階における歪によって生じる、とする公式のもとで個人のパーソナリティの変革にアプローチする療法となります。

つまり、この認知行動療法とは、不適切な行動や反応の原因は、クライアントの「習慣的思考や思い込み」という認知にあるとし、その悲観的で不適切な認知を行動療法の技法を用いて変容させていくことを目的とした療法です。

この認知行動療法には、「自動思考」「認知の歪み」といったキーワードが存在します。それはまた別の機会にお伝えしようと思います。

家族療法

一般的なカウンセリングでは、個人に焦点を当てたモノがほとんどでしたが、この家族療法では、治療の単位を問題を抱えている個人だけではなく、その個人を含む家族全体に焦点を当てていることに特徴があります。つまり、家族全体を有機的なシステムと捉えた療法になっています。治療の単位を個人から家族に捉えることから家族療法という名称になっています。

家族療法の特徴として挙げれる点は、

・円環的因果関係で問題をとらえ、家族の円環的パターンや相互作用といった関係性を取り上げるため、過去にさかのぼって原因を探る必要がない。

・治療の目的として、現状困っている問題を解決することにあるため、治療期間はかなり短縮され、クライアントの時間的・経済的負担が少ない。

・治療の場面では、心理カウンセラーは家族に変化を起こす責任を持ち、かなり積極的にその有機システムに働きかけることがある。

などがあります。特徴として、「積極的な介入」ということがキーワードになる療法です。個人ではなく家族に働きかけることはそれだけ有機システムに存在する課題が見つかりやすことを示しているのかもしれません。

箱庭療法

この言葉も何となく聞いたことがある!?という人もいるでしょう。

箱庭療法とは、イギリスの精神分析家ローウェンフェルトのアイディアをもとにカルフという人が発展させた治療方法です。日本では、河合隼雄によって紹介され多くの臨床場面で用いられるようになりましたが、日本人は話しをするという作業より、イメージが得意である、という特徴にこの療法との相性の良さがあると言われています。

一般的な方法としては、もちろん言葉ではなく「箱庭」を使います。水の役割を果たすように、内側を青く塗った定型の箱の中に砂を入れ、その上にミニチュアの人形、動物、植物、建物、乗り物などを配置して箱庭を作るという作業を通じて、クライアントの心情を読み取るモノとされています。この箱庭療法を行う際には、「何でもいいからつくってみてください」というような、自由にして保護された空間であるという教示が欠かせないとされています。

その他の療法

ここまで紹介した心理療法以外にも、

・交流分析

・森田療法

・内観療法

なども存在します。これらについては、また改めて記載したいと思います。様々な心理カウンセリングに位置づけられる心理療法について紹介しましたが、伝えたいことは細かな療法ではありません。心理カウンセリング=治療であると言われる所以はこれまでに紹介したように、日本だけではない過去の先生たちが、その心理療法を確立してきたことにあります。

ただ、これらの心理療法のうち、どの療法にこだわって、、、などという想い持たなくて良いと思います。

単純にココロが良好な状態になるようにしたという想いがあるだけで十分だと思います。人は話しをすることでココロを浄化する「カタルシス」という作用を持っています。そして、「(心理療法としての)クライアント中心療法」の欄に記載した通り、人は本来、本質にポジティブがあるのです。

どんな療法だとしても、あるいは単なる愚痴を話すだけでも大丈夫です。とにかく一人でも多くの人が自分自身のココロの健康に目を向ける習慣を身に付けて欲しいと思います。

投薬治療

投薬治療

うつ病は、文字通りの解釈でいけば「病」となります。どんな病であっても、その病を治すために用いられるモノ、それが「薬」です。

先日、あるおじいさんが「医者が病気を治してるのではなく、薬が病気を治してる」と言っていました。つまり、うつ病も同じように、抗うつ薬による投薬治療はメジャーな治療方法になります。薬に一定の効果を感じることが出来る人であれば、この投薬治療も一つの選択肢になるでしょう。

心理カウンセリングの相性と、ある意味では同じように、抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬に至るまで、あらゆる薬のなかでも、その効果を感じることが出来る薬に出会う、つまり相性のいい薬と出会うことも治療には大切だと思います。風邪を引いた時に、直ぐに薬を飲む人もいれば限界まで薬に頼らない人もいます。風邪の時に薬を飲むという作業一つにしても、人それぞれ「認知」があります。

もし、薬に抵抗がない(但し、依存しない程度)のであれば薬物治療は最も即時効果が高い治療の選択肢ではないでしょうか。

うつ病は完治する?(発症から回復)

うつ病は、難治である、という情報もあります。私たちは、うつ病には完治という言葉は使わず、回復する、というような言い回しを使っています。つまり、うつ病は回復しますか?という問いに対しては答えはYESというこになると考えています。

うつ病の種類には「身体因性」「内因性」「心因性」の3種類があることをお伝えしました。

このうち「内因性には薬物治療」が効果的であり、「心因性には薬物治療と心理カウンセリング」が効果的であると解釈できます。ただ、うつ病の程度によっても回復が早い症状から回復に時間がかかる症状まで、様々な程度があります。

うつ病は「病」です。病の治療に最も大切なことは早期治療になります。カラダの健康に普段から注意を向けるように、ココロの健康にも注意を向けましょう。

急性期とは

急性期とは、発症直後の一番辛い時期だと考えてください。

気力がなくなり、精神的にももちろん不安定となります。また、生活するだけでも辛い時期です。通常は、1~3ヶ月ほどですが、もちろん個人差がかなりあります。そして、急性期は物事を極端に悪い方向に考えがちになります。自分自身やまわりの人たちに対して今までとは異なり、あるいはいままで以上に否定的・悲観的な見方をしたり、今までのパーソナリティからは考えることができないような言動を放ったりします。

但し、少なくとも周りの人たちはその発言は、急性期の人が持っている特徴であって、その人が持つ本来の思考や思いではないということを理解しましょう。ネガティブな情動を伴う強いストレスとなる出来事が続いたり、周りの人たちからの否定が続くことによって、単純に思考はネガティブな情動を生じる出来事、すなわちストレスを処理しきれずに思考はショートしてしまいます。思考がショートしたことにより、思考・考え方のバランスが崩れ、極端に悲観的・否定的な考え方に偏ってしまいます。

周囲の人は、特に普段とは違う状態に違和感を感じることもあると思いますが、それは急性期の一時的な思考や言動であると理解して、対応することをお勧めします。

そして、うつ病を発症した急性期の人には「休息の確保」が絶対となります。寝れない場合は、臓器を休めるためにも横になっているだけでも十分です。そして、うつ病にはストレスがその原因になっていることほとんどです。原因がストレスあったとしてもそうでなかったとしても、とにかく休みましょう。

何かをしようとすると上手くいかないことによりストレスは増大し病状を悪化させてしまうことはよくあります。とにかく休息を取りストレスから積極的に距離を置くことです。休息を取らなければ、急性期の症状は確実に悪化してしまいます。可能であれば周囲の協力を取りつけながら、医師に相談し、薬物療法による改善を目指しましょう。

回復期とは

回復期とは、あくまでも回復に向かう段階のことを指します。

よくある例は、うつ病で会社を休んでいた人が「もう大丈夫だ」とセルフジャッジをして、職場に復帰してしまうことがあります。それは絶対に避けましょう。回復期はあくまでも回復期なのです。今日は調子が良いけど、昨日はいまいちだった、というような回復と停滞の上下変動を繰り返しながら、ココロが徐々に改善しようと働きかけている時期です。調子が良いからと言って、個人の勝手な判断で、例えば薬を止めるなどの判断をしてしまうと、回復期から急性期のような症状に遡ってしまい、回復に必要以上の時間がかかってしまうことがあります。

焦りは禁物です。

この時期にココロもカラダも少しずつ復調の気配を見せるので、自分自身の裁量で行えること、例えば軽い運動などを行いながら、あくまでも休息を交えて調整していく期間であると考えましょう。そして、体内のリズムを少しでも元通りにするために「朝日を浴びる」ことを心掛けましょう。日光の周期に体内のリズムを合わすことはとても大切です。体内リズムは太陽の周期に連動しています。そのリズムを自然光を浴びることで少しずつ形作り直しましょう。

再発予防期とは

再発予防期とは、再発しいないような取り組みを促進する時期となります。

この段階では心理カウンセリングを積極的に行っても良い時期だと言えるでしょう。この時期は、物事を整理する時期に来ています。

自分自身は「どのような経験」をして「どのようになってしまったのか」、そして「その原因は何だったのか」。あるいは「元の生活に戻れるのだろうか」などの通常考えることが頭に浮かびます。このタイミングで、自分自身が再びうつ病を発症しないように予防としての取り組みをすること、そしてうつ病を再び発症しないようなコミュニケーションを取り、リマインダーとして心理カウンセラーを活用することは大きな価値を持っています。

回復期においては、心理カウンセリングを活用することは価値のあることです。浮き沈みが激しい時は徹底した休息を繰り返しながらも、再発しないような取り組みの一環として、心理カウンセリングを受けるという選択肢をぜひ積極的に活用してみても良いでしょう。

うつ病・症状に関するまとめ

こちらの記事ではうつ病の症状やその治療方法について解説をさせて頂きました。

私、うつ病かな?と思った方は是非お読みいただきたいと思います。ただ、一つ言いたいことは焦らずに治療をしましょう。という事です。私達ウェルビーのカウンセラーが活躍できる場面と、投薬が必要な場面などがあるかもしれませんが、私達はうつ病になった方を全面的にサポートしたいと考えています。

一度、うつ病になると回復するまでは少しの時間が必要になるケースが多いですが、少しずつ地道に治療をしていくことをオススメします。メンタルクリニック(心療内科や精神科)に行く前にカウンセラーに相談したいという方は、ウェルビーでは初回無料のカウンセリングを実施しておりますので、お気軽にお問合せください。

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