仕事の悩み

採用したくなる!面接で転職(退職)理由を聞かれたときの答えとは?

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あなたが転職(退職)をしようと考えた本当の理由は「ポジティブな理由」ですか?それとも「ネガティブな理由」ですか?

転職活動の面接では必ずと言っていいほどに聞かれるのが「転職(退職)理由」です。

では、面接官があなたの転職理由を聞く理由は一体何なのでしょうか?

そして、転職理由を聞かれたとき、あなたは何と答えるべきなのでしょうか?

この記事では、

  • ホンネの転職理由ランキング
  • 人のココロに潜むバイアス(認知の歪み)
  • 面接官は転職理由からあなたの何を見ている?
  • 転職理由を答えるときに注意すべきこと

についてまとめています。

転職理由が実はネガティブなことだった人は厄介に感じているかもしれませんが、必ずと言って聞かれるからこそ対策を講じておくことで面接官のココロを掴むことができるとも言えます。

この記事を読んであなたの転職理由がきっちりとまとまり、転職活動が上手くいくことを願っています。

ホンネの転職理由ランキング

面接では言えないホンネをあなたも持っているでしょう。そして、あなたが持っている悩みと同じ悩みを転職活動中の人の多くは持っています。

厚生労働省が発表した「雇用動向調査結果の概況」では次のような転職理由があるとされています。

  • 仕事の内容に興味を持てなかった
  • 能力・個性・資格を生かせなかった
  • 職場の人間関係が好ましくなかった
  • 会社の将来が不安だった
  • 給料等収入が少なかった
  • 労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 結婚出産・育児介護・看護定年・契約期間の満了
  • 会社都合
  • その他の理由(出向等を含む)

この厚生労働省のデータ項目のいずれかにあなたのホンネの理由も該当しませんか?転職の理由ではネガティブな理由が上位を占めているというデータがあります。

では、「その他の理由(出向等を含む)」を除いた年齢・性別ごとの上位TOP3をみていきましょう。

ホンネの転職理由, 20代の傾向は?

男性×20代:TOP3

  • 第1位:給料等収入が少なかった
  • 第2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 第3位:会社の将来が不安だった

女性×20代:TOP3

  • 第1位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 第2位:職場の人間関係が好ましくなかった
  • 第3位:給料等収入が少なかった

ホンネの転職理由, 30代の傾向は?

男性×30代:TOP3

  • 第1位:会社の将来が不安だった
  • 第2位:給料等収入が少なかった
  • 第3位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった

女性×30代:TOP3

  • 第1位:職場の人間関係が好ましくなかった
  • 第2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 第3位:給料等収入が少なかった

男性・女性、それぞれの転職理由のホンネを分析

男性が転職する理由で1位か2位のどちらかにランクインしたもの、それは「給料等収入が少ない」ことでした。一方で女性が転職する理由で1位か2位のどちらかにランクインしたもの、それは「職場の人間関係が好ましくない」でした。

男女ともに働くことで重視しているものが何かを如実に示す結果になったと言えるでしょう。

あなたの転職理由ももしかするとこの中にあるかもしれません。ただ、このネガティブな理由をそのまま伝えても良いものなのでしょうか?その答えはNOとなります。

たとえ本当の転職理由がネガティブなものだったとしてもそれをポジティブな転職理由に変換する必要があります。なぜならネガティブな理由は面接官の採用の判断に大きな影響を与えてしまうからです。

人の心理に潜む評価のバイアス(認知の歪み)

人は人のことをポジティブに捉える人とネガティブに捉える人に分かれます。

前者を「パーソンポジティビティバイアス」と言い、後者を「パーソンネガティビティバイアス」と言います。

そして、就職の面接などでの一時的な場面では心理学的にはネガティビティ・バイアスが強く働いてしまうのです。

つまり心理学的には、

対人認知においては社会的に望ましくない情報に重点が置かれる傾向がある

ということを絶対に忘れてはいけません。

つまり、どれだけあなたが良い部分を持っていたとしてもネガティブな情報が面接官に届いてしまうと評価を判断するときはネガティブな情報に重点が置かれてしまうものです。

たとえあなたの転職理由がネガティブなものだったとしてもネガティブな情報を出すことは控えるべきだということを覚えておきましょう。

面接官は転職理由からあなたの何を見ている?

転職では必ずと言っていいほどに転職理由を聞かれます。なぜ転職理由を聞くのでしょうか?そして面接官は転職理由からあなたの何を見ているのでしょうか?

見ているポイントは次の3つだと言えるでしょう。それは、

  • 同じことを繰り返さないか?
  • 判断の基準
  • 会社との相性

です。それぞれについてみていきましょう。

同じことを繰り返さないか?

新しい会社に入ったもののすぐに転職する人はたくさんいます。採用を決めてすぐにやめてしまうと企業の損失はとても大きいものです。

転職には「転職癖」があるイメージを持っている面接官も多いです。「この人はまた辞めないだろうか」と考える面接官であれば、前職は「なぜ辞めたのか」は当然のように気になります。定型の質問ではなく本質的に知りたいと思っているからこそ、転職理由を聞くのです。

転職の理由が再び該当しそうな内容なら採用を見送るでしょう。転職理由から見ていることはずばりあなたが同じことを繰り返さないかどうかです。間違っても「仕事が忙しかったから」、「前職の人たちと合わなかったから」など、客観的に聞くとどちらにも原因があるような内容は伝えないようにしましょう。

判断の基準

仕事を辞めるということは大きな判断です。もちろん勤続年数や役職にもよりますが、一般的には大きな決断と言えます。そんな大きな決断をしたとき、何を基準にしたのかは面接官としては気になります。

大きな決断(判断)をするとき、人の心理には必ず基準が存在します。転職という大きな判断を迫られたときの判断の基準にはあなたが「仕事に向かう姿勢」や「想い」が存在しています。

ではどんな判断の基準を持てばいいのでしょうか?答えは簡単です。あなたが人事採用担当者だったとして「なぜ転職したいと思ったのですか?」と応募者に質問して、

  • a, 会社での人間関係が煩わしくて辞めました
  • b, 御社の仕事に自分の夢を乗せたいと思います

という回答をもらったとします。どちらが採用に近いと感じますか?答えは「b」でしょう。

未来を切り拓くことに重きを置いて判断できる人材と嫌で辞めた人材であれば圧倒的に「b」の人材を採用するでしょう。転職理由にはあなたの判断基準が入っています。転職理由を聞かれた場合は、あなたの判断基準が見られていると考えおいてください。

会社との相性

これは、あなたの人柄を見ていると言えます。判断基準にも類似しますが、転職の理由にはあなたの仕事へのモチベーションや仕事への意欲・情熱が見え隠れするものです。この仕事へのモチベーションや意欲・情熱の有無が自社に合うかどうかの確認となり、入社後に活躍できるかどうかの評価につながっています。

面接では転職理由を当たり前のように聞かれますが、企業側には転職理由から見えるものが非常に多いためです。

事実、厚生労働省の調査でも転職理由にはネガティブな想いが非常に多いですが、たとえホンネの部分ではネガティブな想いがあったとしても、いかにそれをポジティブな想いに変換できるかどうかはあなたの営業スキルやコミュニケーションスキルに直結します。

転職では転職エージェントやキャリアコンサルタントの力を借りながら、客観的に答えるべき回答をブラッシュアップしていくことは非常に有意義なことと言えるでしょう。

転職理由を答えるときに注意すべきこと

転職活動での面接では転職理由は必ずと言っていいほど聞かれます。だからこそ、容易に対策ができると考えましょう。

実際にネガティブな理由で転職をした人たちも決して転職理由を答えるときにネガティブな転職理由は答えていないでしょう。

転職理由を答えるときは、

過去に捉われず未来を意識した転職をしていること

を伝えるように注意しましょう。

過去に捉われることなく未来を見据えた転職活動をしていることそれ自体で大きな評価になります。

あなたの可能性を信じてもっと活躍したいという欲求を押し出すようにしましょう。また、あなた自身の培ってきたスキルを使ってもっと活躍したいなど、過去に積み上げてきたものが未来で活きるイメージを面接官と共有することです。面接官があなたが活躍するイメージを少しでも持つことが出来ればあなたの採用の確率は大きく高くなります。

もし、自分自身のスキルや将来やりたいことの「軸」が見つからない場合は転職エージェントを活用して転職に対する知識や考え方をブラッシュアップしてみましょう。

たとえホンネのところはネガティブな転職理由であったとしても、まずはあなたのネガティブな転職理由を頭から消し去りましょう。そして、ネガティブな転職理由を間違っても面接で答えないように最深の注意を払いましょう。

「面接で転職(退職)理由を聞かれたときの答えとは?」のまとめ

面接で転職理由を聞かれたときの答えは、

積極的にポジティブな想いをぶつけること

です。そのためには事前に質問への回答を準備しておくことも大切になります。

ただ、面接のために準備した内容をそのまま伝えては想いは伝わりません。あなたが準備した内容をあなたの言葉でしっかりと言えることが大切です。

ポジティブな印象を面接官に与えることができれば採用の確率は高まります。多くの転職者はネガティブな理由で転職しているからこそネガティブな想いをポジティブな想いに変換して面接に挑むことで他の転職者とは違った良さがアピールできます。

質問を受けることがおよそ分かっているからこそ、きちんとあなたの言葉で話すことができるようになるまえ頭の中を整理しておきましょう。

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