恋愛、好きな人の存在はあなたの人生を大きく輝かしてくれる素敵な存在のはずです。
でも、好きな気持ちに満たされている素敵な時間が長く続かずに、しんどい思いや辛い思いをばかりしてしまっているあなたは恋愛依存の状態におちいっているのかも。
ここでは、恋愛依存って私のこと?と思うあなたへ、
恋愛依存に共通する特徴
そもそもなぜ恋愛依存症になるのか?
恋愛依存症の治し方厳選5選
について解説していきます。
もしあなたが恋愛依存症なのかな?と考えているようでしたら、まずは恋愛依存について学びましょう。そして、恋愛依存になってしまっていると感じたら恋愛依存の治し方を参考にしてみてください。
恋愛でいつも苦しんだり辛い思いをしている人のなかには「もう恋愛は嫌だ!」と考えている人もいるでしょう。
でも、恋愛はあなたの人生を輝かしてくれる素敵な出来事です。あなたが自分自身と恋人に対する考え方を見つめ直すことで、恋愛で「楽しい」「幸せだ」「ワクワク」「ドキドキ」といったプラスの感情を抱けるお手伝いをできれば何よりです。
恋愛依存症に共通する特徴
恋愛依存症の人の行動には多くの共通点があります。そして、その行動の背景にあるあなたの「思考」や「認知の歪み」が恋愛依存症特有の行動を生じさせてしまっているのです。
ここでは、そんな恋愛依存に悩む人の具体的な行動や思考の共通点をお伝えします。
あなたの行動や思考が以下の特徴に当てはまる場合は注意が必要です。
相手のことばかりを考えてしまう
何でも相手に合わせてしまう
感情表現が上手くできなくなってしまう
相手を囲い込もうとしてしまう
わずかな時間でも連絡が途切れると不安になってしまう
このような状態に陥りやすい人は注意が必要です。
相手のことばかりを考えてしまう
仕事していても、友達と遊んでいても、いつも恋人のことばかりを考えてしまう。「ダメダメ!」考えないようにしよう、と思っても次のタイミングではすぐに恋人のことを考えてしまう。
仕事をしていても、恋人以外の友人や会社の同僚と遊んでいてもすぐに恋人のことばかりを考えてしまうあなたは恋愛依存傾向が強いと考えることができます。
何でも相手に合わせてしまう
恋人ができると、スケジュール面において明らかな変化が出る人は「何でも相手に合わせてしまう」人かもしれません。例えば、「恋人との予定が入りそうかも?」と考え、恋人との予定をいつも最優先にするため、友人との予定を入れることを拒んだりする特徴があります。
「何でも相手に合わせてしまう」人は見た目、外見にも恋人が出来ると変化が出やすい人です。相手の好みに合わせて、服装やメイクまでも変えてしまいます。
完全に相手のライフスタイルに変換されていっている場合は注意が必要となります。
感情表現が上手くできなくなってしまう
非常に大きな問題に発展していく傾向がある特徴となります。
根底にある「相手に嫌われたくない」という気持ちに歯止めが利かなくなってしまい、あなた自身の感情を殺してしまう。
つまり、
これを言ったら相手に嫌われるんじゃないかな?
という軸に執着し過ぎてしまっている状態です。
相手に嫌われるという恐怖から思ったことや考えたことを言えなくなってしまう特徴です。
相手を囲い込もうとしてしまう
「嫉妬心」や「独占欲」が思考の根底にある人が取りがちな行動です。「好きな人のことをもっと知りたい」といった欲求であれば、それはごく自然な欲求とも言えます。でも、相手の「すべて」を「完璧」に知りたい、把握したいという気持ちを持つ人は恋愛依存に陥りやすい人だと言えます。
特に恋人の考え方ではなく、行動面のすべてを把握しようとする人は注意が必要です。
具体的には、例えば恋人が食事に行くと聞いたとき、
- 「どこに食事に行くのか?」
- 「誰と食事に行くのか?」
- 「何の集まりなのか?」
- 「何時から食事に行くのか?」
- 「異性はいないのか?」
などなど。
食事一つにしても詳細を「根掘り葉掘り」問いただしてしまう人は注意が必要です。
好きな人に「嫉妬心」や「独占欲」を抱くことは不自然なことではありません。むしろ自然な感情と言えます。でも、その嫉妬や独占欲が「度を超えている」と感じているあなたは特に注意が必要です。
わずかな時間でも連絡が途切れると不安になってしまう
ネガティブな感情が根底にある場合に陥りやすい状態です。
例えば相手が仕事中だと分かっていても、あなたがLINEを送ったとします。すると、返事がないことに不安感や苦しい気持ちが生じてしまう。そんな状態に陥ったりしていませんか?
こうなってくると不安感に苛まれて(さいなまれて)しまい、何も起きてなくてもあなたの気持ちは沈む一方となってしまいます。つまり、ネガティブな想い込みで自分自身を良くない方向に追い込んでしまいます。
結果、「なぜ返事をしてくれなかったの?」と相手に怒ったり、問い詰めてしまうことでしょう。また、そんな自分自身にもイライラしてしまい、あなた自身を嫌いになることもあるでしょう。
そもそもなぜ恋愛依存症になるのか?
恋愛依存症は何らかの「過去の体験」が深くかかわっていることが多いと言えます。過去に嫌な思いや不快な思いをした結果、いまあなたは恋愛依存症になっているのかも、と考えることができます。
過去の体験とは、
過去の恋愛のトラウマ
生育歴(育った環境)の問題
と、なります。
また、過去の経験以外にも目の前の「嫌なことからの逃避・回避」が恋愛依存症の原因になっている人もいることでしょう。
過去の恋愛のトラウマ
過去の恋愛にトラウマがあると恋愛依存症には陥りやすいです。過去の失敗、つまり過去に苦しんだ思いやしんどかった思いによって傷ついたあなたは「二度と傷つきたくない!」と強く思うようになってしまいます。
その「強い想い」があなたの冷静な、そして正常な判断を狂わせてしまい、次々とネガティブな情動に駆られてしまうのです。
トラウマとは…PTSD=心的外傷後ストレス障害。自分自身や他人の死や重篤な障害に至るおそれのある事件を経験するといった“外傷体験”によって発症し、激しい恐怖感や無力感などを症状に含む“不安障害”の一型である。・・・(中略)・・・病像としては、
①悪夢やフラッシュバックによって外傷的出来事を繰り返し再体験する。
②外傷的出来事と関連した刺激を持続的に回避しようとするか反応性の鈍麻を示す。さらには感情が委縮し極度のうつ状態をきたしたり未来に対して展望を持つことができなくなる。
③睡眠障害、易怒性、集中困難、過度の警戒心、驚愕反応・生理的反応など、覚醒の持続的なこう進を示す症状が認められる。
引用:有斐閣『心理学辞典』より
生育歴(育った環境)の問題
育った環境のなかでも特に、幼少期に誰かに「甘える」ことができなかった人や誰かに「褒めて」もらえなかった人は恋愛依存症になりやすいと考えることができます。
両親の漠然とした愛情不足(ネグレクトなど)
一人っ子でかつ両親が共働き
一人っ子でかつ父子家庭あるいは母子家庭
まわりに褒めてくれる人がいなかった
など。これらの理由が原因となり、幼少期に体験すべき体験を出来なかったことが原因で大人になっても過剰に愛情を求めるようになります。
その相手が「恋人である」というケースでは過去の「取りこぼした」経験をいま、意識・無意識を問わず、取り返そうとすることが恋愛依存症を生じさせるケースもあるでしょう。
恋愛依存症の治し方厳選5選
過去の恋愛でのトラウマや幼少期の原因がはっきりと分かっている人もいるでしょう。そんなあなたは恋愛を専門とする心理カウンセラーなどに相談すると飛躍的に問題解決に近づくこともあるでしょう。
でも、「なんとなく」トラウマのような気もするけど、「実際のところはどうなんだろう?」と明確に言語化できる過去の体験がない人もいるでしょう。
そんな人でも恋愛依存症は生じてしまうものですが、しっかりと恋愛依存症と向き合うことで恋愛依存症を脱却できることもあります。
ここでは恋愛依存症の治し方、5選に厳選して紹介します。
それが、
一人で悩まない!気心の知れた友人に相談する
ルールは絶対!恋愛マイルールを決める
何でもOK!仕事や趣味に没頭する
相手と自分は違う!生活のリズムは絶対に崩さない
これで未来は幸せなの?常に自分に問いかける
です。
一人で悩まない!気心の知れた友人に相談する
恋愛の相談をするならこの人!といったように、常に恋愛の相談ができる友人を見つけ、悩みそうな出来事が起こりそうだったり、起こる予感がしたときは、悩みが深くなる前に積極的にその友人に相談するようにしましょう。
トラウマがある場合、あなたの感情はあなたの過去の体験から生じる考えに支配され、委縮してしまいます。そうならないように、一人で悩み始める前に友人に相談するようにしましょう。
そうすることでわずかでも状況を客観的に見ることができます。ネガティブスイッチが入る前に対応する、その対応策が友人に相談することです!
check!!
ルールは絶対!恋愛マイルールを決める
些細なルールでも構わないので、恋愛をする上で「絶対に守る」あなたのルールを決めましょう。恋愛ルールを順守することで恋愛依存症を克服することはできます。
「週に1回はカフェなどで自分の時間を確保する」、「週に1回は友人と食事に行く」など、恋人との時間あるいは自分のための時間を取るようなルールが効果的でしょう。
また、相手に「〇〇と言われたら反論する」、相手が「〇〇したら別れを切り出す」など、自分の芯と信念を強く持てるようなルールを作るようにしましょう!
何でもOK!趣味に没頭する
たとえそれが一人で行くショッピングやウォーキング、料理や映画鑑賞でも大丈夫です。また学生時代にしていたスポーツやジムなどでもOKです。
とにかく一人の時間を楽しめる趣味を必ず持つようにしましょう。恋愛依存症の人のほとんどは「ネガティブスイッチ」を持っています。そして、その「ネガティブスイッチ」は一人になったり、一人ぼっちだと感じているときに入りやすいものです。
そんなネガティブスイッチが入る前に恋人のことをしばらくの間でも忘れることができるくらいの趣味を持つようにしましょう。
相手と自分は違う!生活のリズムは絶対に崩さない
恋愛依存症の人に共通していますが、ネガティブなスイッチが入るタイミングは「一人でいるとき」、そして「夜」であることも多いです。
あなたがあなたの生活リズムを崩さなければ、夜に寝付けなくなったり不眠になることはありません。逆に生活のリズムが崩れてしまうと夜に寝付けなくなり、その間に恋人のことばかり考え始めるようになります。
寝付けない夜にあなたが考える内容はきっとネガティブなことばかりではないでしょうか?
生活のリズムを崩さないことは恋愛依存症を克服するためには極めて有効な手段です。同時に健康的な生活を送ることでポジティブな気持ちにもなりやすいです。
これで私の未来は幸せなの?常に自分に問いかける
究極にして最大限に価値がある方法、それが自問自答を繰り返すことです。
私よ、依存的な恋愛をしていて自分自身は楽しいの?
私よ、このまま一生相手のことばかり考えるの?
私よ、ただただ辛いだけなら、この恋は終わっても辛くないんじゃないの?
私よ、苦しまないでいい、もっといい出会いがあるのでは?
私よ、結局私は恋愛をしてハッピーになりたいんじゃないの?
私よ、人生は恋愛中心じゃなくてもいいんじゃないの?
私よ、恋愛を通じて得たいものは何なの?
などなど。
まずはあなた自身が幸せでいれることを最優先に考えることができるよう、自分自身に問いかけてみてください。
「恋愛」を通じて感じることができる幸せやワクワク、喜びや楽しさがいまどの程度あるのかを考えてみましょう。
もし、恋人との恋愛にあなたをハッピーにしてくれるポジティブな側面が見つからないようなら、その恋に執着する必要はないでしょう。
「恋愛依存の治し方5選」のまとめ
あなたに過去の恋愛でトラウマがあったとしても、幼少期の出来事がきっかけで恋愛依存症かなと思うようなところがあったとしても、あなたが今恋愛で幸せな気持ちを感じてはいけないわけではありません。
どんな過去があっても、あなたが恋愛を通じて幸せになる権利を奪われているわけではありません。ただ、あなたが「幸せになる権利」を奪われているような錯覚を起こしているだけかもしれません。
そして、どんなトラウマがあっても、
- 一人で悩まない!気心の知れた友人に相談する
- ルールは絶対!恋愛マイルールを決める
- 何でもOK!仕事や趣味に没頭する
- 相手と自分は違う!生活のリズムは絶対に崩さない
- これで未来は幸せなの?常に自分に問いかける
を実践するように心掛けましょう。
また、良きパートナーと出会うだけで、恋愛依存症は消失することだってあります。
恋愛依存症だから恋愛は私にとって辛いモノだと決めつけるようなことないますぐに止めましょう!
前向きに「恋愛」と、そして「あなた自身」と向き合うようにしましょう!