心理カウンセリングを受けようと考えると、経済的な負担は軽視できません。
決して安くはないカウンセリング。そんな心理カウンセリングに実際に通う場合、
心理カウンセリングに通う回数や期間はどのくらいが理想なんだろう?
と疑問を持つ人も多いでしょう。
まずは、通う回数=頻度を考える上で最も気になる経済的な負担について紹介しておきます。
カウンセリングは全国的な相場は¥10,000/60分前後となります。また、心理カウンセリングでは保険適用がないこともあり一定の料金負担が必要となってしまいます。
実際に厚生労働省の運営するホームページでもある「こころの耳」には、カウンセリングを受ける場合、経済的負担を意識するべきであると記載されています。
経済的に可能な場合
医師以外によるカウンセリングは、通常保険が効きませんので、相談機関によりますが、1回(60分)当たり10,000円前後かかります。
また、1回限りということではなく、継続する必要があり、経済的な負担が大きくなりますので、患者の経済的状況もカウンセリングを適用する際には考慮に入ります。
引用:厚生労働省「こころの耳:カウンセリングが適用と判断される場合」より
つまりあなたがいま心理カウンセリングに行きたいと考えていても、心理カウンセリングの料金が高いことで経済的な負担、「お金」そのものがストレスになることもあります。
そのため、「効果が出る為のカウンセリングの頻度」をきちんと理解しておきましょう。ここでは、心理カウンセリングを受ける頻度や心理カウンセリングの効果が出やすい考え方も併せて紹介しているので参考にしてください。
カウンセリングを受ける頻度について
心理カウンセリングを受ける頻度は、症状や時期によって変えることが理想です。
単純には、症状が改善されていくごとに回数を減らしていくことが一般的です。
ただし、まずは一般論や理想よりもあなたの時間的・経済的な都合に合わせることがとても大切です。
ここではあくまで目安としての理想や一般的な頻度を記載していますが、特に経済的な負担についてはあなた自身のお財布事情ときちんと相談しましょう。
また、カウンセリングを受ける頻度はあなたの症状や生活環境によって大きく変化します。最低限の頻度でもきちんと効果がでるよう、心理カウンセリングに通う頻度について気を付けるべき3つのことを紹介します。
効果を失わないためにも心理カウンセリングの頻度で気を付けるべき3つのこと
あなたの人生にとって、心理カウンセラーはやがて存在が不必要になることが望ましいです。
ここでは心理カウンセリングを受ける頻度を考える上でのアドバイスを記載しています。
1, 心理カウンセラーはあなたの「サポーター」であると認識する
カウンセラーを「サポーター」として捉えることが必要
カウンセラーは家族や恋人、友人と同じように365日24時間、いつでもあなたのそばにいる、あるいはいつでも連絡が取れる相談相手ではありません。
だからこそ、やがてはカウンセラーが不必要な存在になる必要があります。
つまり、カウンセラーの存在はケガをした時の「松葉杖」のようなモノです。ケガをした時は「松葉杖」が必要不可欠ですが、やがては「松葉杖」がなくても、自分自身の足で歩いていくことが大切になります。
カウンセラーの役割とは、まさに、
自分自身の力で立直っていくきっかけをつくったり、気持ちや考え方を整理していくサポートを行ったりするのがカウンセリングなのです。
厚生労働省:「こころもメンテしよう」より
と厚生労働省の運営するページにも記載があります。つまり、ケガをしたり歩き方を忘れた時にあなたをサポートしてくれる、それが心理カウンセラーです。
段階的に「自立」を意識する
心理カウンセラーはあなたの心強いサポーターと言えるでしょう。
あなた自身が少しずつでもあなた自身で歩けるようになるために、たとえ最初は頻繁にカウンセリングに通ったとしても、カウンセリングの頻度は心の回復とともに少しずつ減らしていくようなスケジュールが理想です。
カウンセリングを受ける頻度
初めは頻度を高くし、やがては頻度をゆるやかにすることが経済面からみても理想的になります。
週に2回から週に1回
↓
週に1回から月に2回
↓
月に2回から月に1回
↓
3か月に1回から半年に1回
といったイメージです。
少しずつ通う間隔を広げていくことで自分自身の自立を意識するマインドを持つようになることが理想です。
2, 自分自身の将来を見据えて心理カウンセリングを受ける
やがては「感情」や「思考」がぶれないようになること
シルエットや髪形が似ている人はいるかもしれませんが、見た目が全く同じである人はいません。
見た目に個性や違いがあるように実は性格や性質にも個性や違いがあります。ただ、性格や性質の違いは目に見えないため、どうしても「自分基準」で人は物事を考えてしまいます。そして、その「自分基準」で性質や性格を捉えてしまうために、
「私なら〇〇するのに、あの人は〇〇のようにしないのはなぜ?」
と「人」は「人」に対して「自分基準」をもとにイライラやストレスを感じてしまうのです。
でも、見た目が異なるように性格にも、そして考え方にも必ず「人」との違いは存在しています。
きちんとした将来像を持つこと
社会で生活していく以上、様々な考え方の人や様々な性格の人に出会います。
そん人たちに出会う度に人にストレスを感じたり、自分自身の考え方が変化したりすると気持ちは必ずと言っていいほど不安定になってしまいます。
心理カウンセリングに通い、少しでも気持ちにゆとりが出てきたときに、感情や思考がぶれないようになる「自分自身」を創れるように心掛けましょう。
最初は頻繁に心理カウンセリングに通ったとしても、少しずつ自分自身の意見を持てるようになることで心理カウンセリングの頻度は少しずつ減らしていくことができるようになります。
3, 経済的な判断をその都度きちんと行う
経済的な見通しを立ててカウンセリングに通うことが必要
自分自身の貯金が100万円あったとします。まわりの人たちが50万円しかもってなかったら、自分は「裕福だ」と感じますよね。でも、まわりの人たちが1,000万円持っている人ばかりだとしたら、自分は「貧乏だ」と感じてしまうこともあるでしょう。
「人」は常に周りと比較しながら「基準」を見極めています。
ただ、お金に関しては相対的な捉え方をするのではなく、あなたの限られたお金のなかで、あなた自身がココロの回復や成長にどれくらいのお金を使うべきなのかをきちんとイメージする必要があります。
心理カウンセリングの料金に見合う効果を意識する
心理カウンセリングに通う上では「頻度が高い」と当然「費用負担」も増していきます。でも、心理カウンセリングに通うことであなたはココロの回復や成長を手にすることができます。
費用と効果をきちんと確認できるためにもなりたい自分=カウンセリングのゴールは必ず意識しましょう。
カウンセリングの頻度と効果
カウンセリングでは「頻度」と「効果」に相関関係は存在しています。
カウンセリングは初回が最も効果的である
あなたが“感覚的に”信頼できると感じるカウンセラーに出会えた場合、カウンセリングでの効果を最も感じることができるのは初回です。
初回のカウンセリングでは、あなたの中に溜まっていた「(ココロの)負の遺産」を一気に吐き出すことがあります。
そのため初回で強いデドックス(=ココロの浄化)を感じることができるでしょう。
でもこの場合、初回のすっきりした気持ちを2回目、3回目以降に求めてしまうと、効果を感じづらいことがあります。
頻度が高くなると効果が薄れることもある
何度も心理カウンセラーとカウンセリングを続けるうちに信頼関係が構築され、徐々にカウンセリングの効果を感じることもあります。
ただ、やがて心理カウンセリングの効果のピークは必ず訪れます。それはあなたのココロの回復を示すものでもあります。
効果がピークになったと感じたときが、カウンセリングの頻度を下げていっても良い段階だと認識しましょう。あなた自身が感じている心理カウンセリングの効果から頻度を見定めることが理想だと言えます。
47都道府県|おすすめの心理カウンセリングを紹介
全国の心理カウンセリングの料金相場やおすすめの心理カウンセリングを紹介しています。あなたが心理カウンセリングを受けてみようと感じていたり、家族・友人・知人に心理カウンセリングを紹介する場合の参考にしてください。
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まとめ
こちらの記事では心理カウンセリングの頻度について解説をしています。
もし、あなたが心理カウンセリングに通うなら、心理カウンセラーにきちんと自分自身の気持ちを伝える必要があります。
そして、そこであなた自身のしっかりとした感情や思考を少しずつでも持てるようになる必要があります。
心理カウンセリングの頻度は、あなたの時間的・経済的なゆとりと心の状態を考えながら受けることが大切となります。
心理カウンセリングを受けることによって抱えているストレスを解決できることはもちろんあります。でも、心理カウンセリングは受ければ受けるほどにどんどん良くなり続けるというものではありません。
心理カウンセリングでは、やはり「やがてはカウンセリングの存在が不必要になる」ことができるよう自分自身を取り戻すことが重要だということを忘れずに心理カウンセリングに通う頻度を意識するようにしましょう。