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吐き気の原因はストレス?吐き気の予防に効果的な方法2選

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ストレス吐き気

日々のストレスにさらされているなかで「吐き気」がするという経験をしたことはありませんか?

吐き気がしたときは、まず初めに食生活について考える人もいるでしょう。

でも、食べた物を思い出してみても原因となりそうな物は食べていない。だけど毎日のように嘔吐(おう吐)が生じて辛い。

そんな経験をしている人もいるのではないでしょうか?

その場合はストレスが原因となって吐き気を感じている場合があります。

こちらの記事では、ストレスが原因となる吐き気について解説します。

あなたの吐き気はストレスが原因?

一過性のストレスは、休息を取ることで回復することはよくあります。

ただ、ストレスというネガティブな情動の慢性化や蓄積などのように強いストレスを浴び続けると、やがては身体的な異変を起こすようになります。

ストレスは蓄積される

慢性化したストレスはやる気の低減や不眠など、様々な身体的症状を生じさせます。

増大するストレスはさらに胃炎や胃潰瘍、頭痛などの病名を伴う症状を引き起こすことになります。

参考記事:ストレスで頭痛が起こるのはなぜ?その対処法とは

ストレスが原因で吐き気を起こすこともある

そして「吐き気」という症状もまた、ストレスの蓄積によって引き起こされる症状の一つとなります。

ストレスが原因と考えられる吐き気を「心因性嘔吐」と呼ぶことがあります。

この心因性嘔吐はストレスが原因と考えられるにも関わらず、ストレスを感じていなくても生じる厄介な病気です。

また心因性嘔吐とは、胃の粘膜が弱まってしまい、炎症を繰り返すことによって生じるとされています。

心因性嘔吐は原因の特定が難しい

医学的には、

「迷走神経反射」という自律神経系の不調によって、脳への血流を確保できないことによって、失神やめまいなどの症状も起こる

とされています。

でも、この心因性嘔吐は、例えば会社に着いた途端に吐き気を催すなどという条件反射的に吐き気が生じるため、医療機関などで検査しても原因を特定することは難しいようです。

また、この心因性の嘔吐では、吐き気だけではなく腹痛や胃痛を生じることもあります。

自分自身のストレス状態を理解しておく

心因性嘔吐では、原因がストレスであった場合に医療機関での検査では発見しにくいことから、先ずはあなた自身にストレスがかかっていないかどうかを確認しておきましょう。

ストレスに敏感になる必要はありませんが、ストレスの状態に敏感になることは大切になります。

ストレスが原因で吐き気がしているか「チェックリスト」

ストレスが引き起こす身体的な症状は様々であり、多くの職場でもストレスチェックの義務化は着実に進んでいます。

ここでは、厚生労働省が推奨しているチェック項目のうちシートのうちの気分や状態に限定した項目を掲載しています。

気分や状態についてのあなた自身のストレス状態をチェックしてみましょう。

ストレスチェック

※回答肢(4段階)「ほとんどんなかった/ときどきあった/しばしばあった/ほとんどいつもあった」となります。

  1. 活気がわいてくる
  2. 元気がいっぱいだ
  3. 生き生きする
  4. 怒りを感じる
  5. 内心腹立たしい
  6. イライラしている
  7. ひどく疲れた
  8. へとへとだ
  9. だるい
  10. 気がはりつめている
  11. 不安だ
  12. 落着かない
  13. ゆううつだ
  14. 何をするのも面倒だ
  15. 物事に集中できない
  16. 気分が晴れない
  17. 仕事が手につかない
  18. 悲しいと感じる
  19. めまいがする
  20. 体のふしぶしが痛む
  21. 頭が重かったり頭痛がする
  22. 首筋や肩がこる
  23. 腰が痛い
  24. 目が疲れる
  25. 動悸や息切れがする
  26. 胃腸の具合が悪い
  27. 食欲がない
  28. 便秘や下痢をする
  29. よく眠れない

いかがでしたか?

ストレスが溜まっていると感じた人はストレスフルな状態にあるため、注意が必要になります。

ストレス状態を把握する必要性

本来は、そのストレスの原因を根本から見極めることが必要となります。

ストレスとはネガティブな情動の生じるモノやコトが起きたことによって生じます。

あなたが不安に感じていることや憂うつになった理由にはどのようなモノ・コトがあったのでしょうか?

大切なことは、吐き気の原因がストレスだった場合「あ~やっぱりストレスか~」と納得すると同時に、その原因を除去する必要があります。

つまり、ストレスの原因を突き止めることが吐き気を緩和するうえでは不可避ということになります。

誰かに相談する「癖」をつけよう

人は一人で悩み・考えても、悩みや不安は増大するばかりです。

ストレスが原因で、吐き気や胃痛などにお悩みの方は、そのストレスの原因を見つけることが出来るよう上司や同僚に相談するようにしましょう。

職場の人に相談することに抵抗がある場合は、私設のカウンセリングなどを活用することをオススメします。

なぜストレスで吐き気がするのか

ストレスを原因とした吐き気は、医学的には「迷走神経反射」という自律神経系の不調による脳の血流不足にあるとされています。

ストレスが原因で、腹痛や下痢、吐き気を感じるという症状に覚えがある人もいるでしょう。

ストレスによる吐き気は大人だけじゃない

日本小児心身医学会では、

ストレスによる吐き気は、「嘔吐は,脳(延髄)にある嘔吐中枢や隣接するchemoreceptor trigger zone(CTZ)への刺激によって発生します。大脳に伝わった心理社会的なストレスを上手く処理できないと,不快な感情が誘因となって嘔吐中枢を刺激します。子どもの中枢神経系は未成熟なので,様々な刺激によって影響を受け,身体症状が発生しやすいと言われおり,嘔吐もその一つです。また,発達の問題(知的能力障害や自閉症スペクトラム障害など)のために「条件付け」が発生しやすいお子さんもいます。」

引用:日本小児心身医学会ホームページより

といった記載がされています。

大人も子どももネガティブな情動を伴う強いストレスが生じた場合には当然のように身体症状が出るということでしょう。

吐き気の場合は、嘔吐中枢の刺激によるものですが、症状の出方が胃痛の人もいれば下痢の人もいるでしょう。

心因性嘔吐について

心因性嘔吐とは

「医療機関などの検査においても特に異常は見当たらず、原因が身体的な問題ではなく社会的ストレスが引き金となっている嘔吐の症状」

ということになります。

不安や緊張を伴う場面に注意が必要

心因性嘔吐は、不安や緊張などを伴う場面で生じることが多いとされています。

出勤・登校のために家を出た途端、あるいは交通機関などで嘔吐の症状を引き起こすなど,職場や学校で強いストレスを感じていた場合には、その強いストレスを感じた特定の場所や時間に対応して、症状が生じる場合も多いでしょう。

心因性嘔吐はカウンセリングでもよくある相談内容

この心因性嘔吐という症状は、カウンセリングでもよくある相談に該当するとされます。

  • 本人が心因性嘔吐に苦しんでいる場合
  • 子どもが心因性嘔吐により登校できずに悩んでいる親の場合

実際の相談では2パターンに分かれるでしょう。

心因性嘔吐で苦しんでいる場合

心因性嘔吐の場合はストレスの原因を探ることが大切になります。

心因性嘔吐に悩まされ始めた時期に起きた強いストレスを伴う出来事はなかったか?そして、いつ頃からその症状が出始めたのか?等を確認することが大切になります。

また、現状ではストレスは解消されているにも関わらず条件反射的に症状が残ってしまっている場合もあります。

ストレスによる吐き気の効果的な予防法とは?

ストレスによる吐き気の予防ではストレスを溜めないことが最も大切です。

ただ「それは分かっている」けど、人はストレスを溜め込んでしまうモノです。

ストレスや緊張が原因で生じた心因性嘔吐は、ネガティブな感情と強く結びついています。つまり嘔吐反射中枢が刺激されてしまい、吐き気を引き起こします。

心因性嘔吐になりやすい人の特徴としては、

  • 「完璧主義的」なタイプ
  • 「自己意識が過剰」なタイプ

などが挙げられます。

パーソナリティによって嘔吐の生じやすさがあるとしたら、パーソナリティの変化が必要になります。

そして、やはりストレスを緩和するようなリフレッシュや休息も合わせて必要になります。

予防法1:パーソナリティの変化

パーソナリティによってストレスの大小がある

完璧主義者や自己意識が過剰なタイプは一般的な人に比べて大きなストレスを感じます。

例えば、「自分は〇〇のように見られなければならない」というような決めつけを持って生活をしている人であれば、常に自分自身の行動や言動には細心の注意を払うことになります。

注意深いことは大切なことですが、こういった人が注意を払っていることは「自分に関すること」が多いでしょう。

他人にうつる自分が気になる

自分に関することに注意を払うとは、どのようなことでしょうか。

例えば「X」という行動が「Y」という良くない結果を招いた場合、

  • 「X」という行動が良くなかった
  • 「Y」という結果を招いたことが申し訳ないと思う

といった感覚ではなく、

  • 「Y」という悪い結果を招いた「X」という行動をした自分がどう見られたか?

ということを考えてしまうタイプの人です。

他人を注意深く観察している人は少ない

例えばサラリーマンであれば、

昨日、お隣の人がしていたネクタイの色を覚えていますか?

昨日、お隣のデスクに座っていた人が着ていたシャツの模様を覚えていますか?

多くの人の答えはNOだと思います。

人は人の行動や言動を覚えていない

あなたが考えているほどは人は人の行動や言動を覚えていません。ただ、完璧主義者や自己意識の過剰な人は、自分の評価を気にすることによって自然とストレスを感じてしまうものです。

ただ人は人のことに意外に無関心です。それはあなたが、他人に無関心であることと同じです。

完璧主義者や他人の目が気になる人は、自分自身でストレスを作り出していることも多いでしょう。

不安や緊張を増大させていませんか?

ストレスを蓄積させるような「思考」を抑えるようにしましょう。

人は「見られている」と考えれば考えるほどに、不安や緊張・ストレスが増大してしまいます。

でも、そもそも「人は人のことに意外に無関心」であるというマインドを持つように心掛けましょう。

予防法2:十分な休息

カラダの休息も大切

ストレスが原因である心因性嘔吐の場合は、ストレスに対応することも大切です。

でも、睡眠不足や休息が足りずにカラダの体調が良くないことも嘔吐の原因になることがあるでしょう。そのため(カラダの)体調そのものを整えることも十分な予防になります。

体調をきちんと管理する

心因性嘔吐による「吐き気」が起こりにくくなるよう、体調を整えるようにしましょう。

体調管理には、もちろん「栄養」と「睡眠」、それに加えて「適度な運動」が必要になります。

特に栄養管理に注意しよう

栄養に関しては、食生活のバランスや食材にこだわりましょう。また現代人に多い「朝ご飯を抜き」といったことはせずに朝食を必ずとるように心掛けましょう。

心因性嘔吐においては吐く物がお腹に何もないから吐き気しないというわけではありません。むしろ、食事をとらないとカラダは低血糖状態になり脳への血流も十分に確保できなくなります。

頭への血流を確保できなくなることで、さらに吐き気を生じることは珍しいことではありません。少しでもいいので、頭に血流がいくよう、朝食を取るようにしましょう。

関連記事:これを食べればストレス解消!効果的な食べ物5選

睡眠を確保して自律神経を整える

しっかりとした睡眠の確保も心因性嘔吐の予防になります。

人は、睡眠をとることにより脳を休めます。十分な睡眠がとれていない場合、カラダも脳も十分に休まりません。

結果、自律神経のバランスを崩してしまい、交感神経と副交感神経の働きが悪くなります。

例えば、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が過度に働いてしまうことにより緊張状態が続き、吐き気を生じることにもなりかねません。

交感神経と副交感神経が上手く機能するように、十分な睡眠を確保するように心掛けましょう。

睡眠を確保できるように適度な運動をしよう

また、十分な睡眠を確保するためには、適度な運動が大切になります。

精神疲労は熟睡を妨げますが、肉体疲労は、良質な睡眠へ誘ってくれるものです。

同時に運動をすることによって、汗をかけばデドックス作用が機能します。睡眠の確保だけではなく運動自体がストレスの解消につながることもあります。

不安や緊張といったストレスへの耐性を持てるカラダとココロを創ることをオススメします。

まとめ

吐き気は体調不良が原因で起こるものである、と考えている方も多いのではないでしょうか?

実際に吐き気を経験した方へインタビューをすると、そのほとんどの方が初めは体調不良だと思った、と回答しています。

しかし、この記事でまとめたようにストレスが原因となって吐き気を起こす場合があります。しかも、ストレスが原因で吐き気を起こした場合はいくら内科などの病院に行って治療をしても吐き気が止まることがありません。

ここでは、不安や緊張を増大させないような予防法として、

  • パーソナリティの変容
  • 十分な休息

をあげました。

特にストレスに対しては、十分な休息が大切であることは誰もが知っています。でも、十分に休息を取ることは簡単なようで難しいです。

きちんとした休息は体調不良からの回復には不可欠です。

積極的に休息を取ることの重要性を再認識する人が一人でも増えればと思います。

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